第7話 立会博己
〇立会博己
(ヒーラーの訓練って、、なにすればいいんだろう、、プリーストにしとけば良かった、)
プリーストなら浄化魔法でアンテッドモンスターを攻撃でき、経験値も入る。
が!
ヒーラーはプリーストよりも強力な回復魔法、上級魔法蘇生が使えるようになるのだ。その代わり浄化魔法は使えないため経験値を増やすためにはパーティーメンバーを回復させたりするくらいなのだ
(ヒーラーってなにが出来るんだろ?)
すると、脳内に直接出てるような感じで、回復、(蘇生)、回復薬作成、魔力回復薬作成、とあった
(ポーションでも作るか、)
そう思い、1000ゴールドでガラス瓶を買いその中に湧き水をすくっていれた。
作り方は簡単で水に回復魔法を溶かし込むのだ。
(あれ?薄い。)
最初に作ったポーションは色も、効果も薄かった。(薬鑑定スキルを使用)
店で売ってるのが回復量250が下位回復薬で最低品質なのだが、、
名称)回復水
効果)回復量10
品質)最悪
そもそも、薬じゃなくて水になっている。更に品質も最悪だ、これではダンジョンやクエストでは使えない、体力10回復したところでどれだけ動けるか、ということだ。
(込め方が悪いのかな?)
作ったポーションを捨てて新たに作成に取り掛かる、
先程までは塩や砂糖を溶かすイメージで回復魔法を溶かしていったが、次は押し込めるイメージで溶かしていくと、、、
名称)回復水
効果)回復量100
品質)中級
と、回復水ではあるものの中級まであげられ、回復量もまだ使える程度にはなった。
(なら次は、魔力を大量に使用してみよう。)
………結果
名称)回復魔法抵抗薬
効果)回復魔法を受け付けなくなる(初級に限る)
品質)中級
飽和にしたせいで、回復魔法が体に取り込めなくなってしまったのだ。初級のキュアはこれで効かなくすることは出来る。
効果を無くす必要など無いが
それを言ったらおしまいだ。
(うーん、なら次はエーテルでも作るか、)
次は魔力を回復魔法にせず押し込んで入れていった、満杯にするのではなく圧縮し密度が大きくなるように、、
名称)エーテル
効果)回復魔力量300
品質)中級
と、エーテルの方はいきなり成功、したのだが、、、
(う、うごけねぇ、、、)
そう、圧縮し続けたため大量の体力。そして大量の魔力が消えたのだ。その結果、激しい脱力感、そして倦怠感に襲われたのだ。どこまでもリアルだ
そんなときこそ!エーテル!
飲むと少し収まり、、
「初級回復魔法」
体力も回復させ、魔力枯渇状態ながらも動くことは出来た。そして、また日は暮れていないが、ギルドに向かった。
そして、、ゆっくり歩きながら魔力を回復させてたところ、
「あ、倒れてる。」
怪我人とそれを見守る冒険仲間(仮)がでかいカマキリの死がいの前に集まっていた。状況から察するにカマキリの鎌に引っ掛かれたのだろう、鎌が赤く染まっている。
「大丈夫ですか?」
「あ゛?これを見て大丈夫だと思うのか餓鬼が!」
「あ、すいません。」
多分仲間が死にかけでイライラしてるところを子供に冷やかされた。と思っているのだろう、だがもう、魔力も大分回復したから回復魔法を使えるのだ。
「倒れていたもんで、、ヒーラーはいないのですか?」
「チッ………こいつがヒーラーなんだよ!だけど首もとイカれたから回復魔法を発動させられねぇんだよ!」
「あー、、なるほどわかりました。回復魔法を使わせていただきますね?よろしいでしょうか?」
「あ゛!?てめぇヒーラーでなければ直せねぇよ!ガキは大体プリーストとかビショップだろ!」
「ヒーラーですが、」
「わかったら帰………今なんつった?」
「ヒーラーですが、って言いました。」
「直せ!直してくれたら金を払う!」
「分かりました、中級回復魔法」
その魔法の効果が発動すると、みるみるうちに傷口が塞がり、血も出なくなった。
「助かった!本当にありがとう!」
そう四十を越えてるだろうおじさんにこんな頭を下げられると居心地が悪くなってくるので「やめてください!」といったが、
「いえ!本当にありがとう!ありがとう!金は今ある、、2500ゴールドでどうだ!」
「あ、金はありがたいのですが、、そう畏まられると居心地が悪いというか、、」
「そうだな、わりぃ。俺はE級冒険者、神月唐真だ。職業は戦士だ」
聞くところによると、死にかけていたのはパーティーリーダーで、普通なら死んでも探せば見つかるがパーティーの記録が消えるとまた1からやり直しになるのだ。だから死なれると困ったということらしい。
「ご丁寧にどうも、俺はヒロ、知っての通りヒーラーです。またいつかご縁がありましたら!」
「おぅ、この恩はわすれねぇぜ!」
思わず臨時収入が入り、少し浮かれながらも日が暮れ始めていたため帰路についた。




