第67話 VR世界大戦part1
とまぁ、こんな感じでチート発揮してたのだが、痺れを切らしたのか地竜を動かしてきた。流石にきついだろうと運営は思ったのだろうが、先読みしてました
ニコッ!
動いた瞬間地竜の真ん中辺りからスライムが出てくる。動くんだろうなぁと思っていたから口の中から少々潜入させていたのだ。そしてエネルギー源であるコア(まぁ心臓だ、)を刺しまくり、魔力が通らない鱗などオリハルコンに比べたら豆腐だ。地竜は木っ端微塵に破壊された。
地竜との戦いは苦戦するだろうなぁ。とぼやいた俺に神代が助言してくれたのだ。マジ助かる!てなわけで、こっちは簡単だった。
対して、人形チームは・・・
人形の波状攻撃で、ダメージを着々と受けていき、殺られていた。
簡潔すぎね?と思うかもしれないがこの通りなのだ。てか普通にあいつ強いと思う。敵ながらあっぱれである。
そして次に出された課題が━━━━━プレイヤーの皆殺しである。
いや、少し訂正しよう。紅の党首に付く側と、蒼真側に付く側で大戦を行うのだ。
○
「おい!マジかよ!?大戦か!?」
「いいんじゃねー?面白そうだし。」
そう話す彼らの前には選択肢が書かれた物が浮かんでいる。
○スライム王国○/━紅の血吸い人━
『独立国家』
とある。独立国家を選んだ場合選択肢が増えるのだが、それを選んだところで大して楽しめないのが目に見えているので、誰も作らない。〈神速の狩人〉達ですら。
そして、2分位たった後、ほぼ皆が所属する軍が決まった。
スライム王国は国民全員と〈神速の狩人〉
紅の血吸い人は軍全員と〈漆黒の軍勢〉
とほぼ戦力が同じになった。━━━そして独立国家
〈魔王軍〉
魔王軍に殺された者達が集っている。
この中には〈立会博己〉〈梶田光輝〉
の2人もいる。選択権があるのにも関わらず、2人は魔王軍に所属した。
━━━それを蒼真が知った時。魔王軍を最初に潰すと決意した。
2人は脅されているだけだと、信じて疑わずに。
そして、歴史の教科書に乗る出来事が起こる。
━━━VR世界大戦━━━
の始まりである。
ここで戦果を上げれば出世できると、プレイヤー達は必死に戦った。魔王軍はゲリラ戦法を行い着実に攻めていく。
だが、、、弱いものは強いものに負ける。
圧倒的に戦力が乏しい魔王軍に、スライム王国軍序列1位神代が向かったのだ。勝てるわけがない。更にそこへ、スライム王国軍入りをした、エルナーこと依奈と由比。しかも蒼真のスライムも付いていった。
抵抗できるはずがなく、拠点をおとされバラバラに逃げていった。
こうして魔王軍は、ゲリラ特化の卑怯者のレッテルを貼られ続けることとなる。
スライム王国軍、紅の血吸い人の国境付近。
「おらぁ!両手剣《威力増大》!」
ボディービルダーのような、筋肉がたくさんついている男が、スキルで威力を上げた両手剣を振り下ろす。それを
「盾スキル!《受け流し》そして片手剣!《速度up》!」
端麗な顔立ちの少年が受け、反撃する。
男は一旦距離を取ったかと思えば、次の瞬間《音動》━━━音の早さで動くスキル━━━を使い、一気に間合いを詰める。それを少年は、《回避》を発動させ、ギリギリの所で横薙ぎの一閃を避ける。だが、体勢を崩してしまい、勝敗は明らかとなった。男は、容赦なく心臓に剣を立てた。少年はモザイクがかかっていった。
これが、スライム王国の防衛陣が破られた一ヶ所であった




