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第65話 AR移行物語part3



着々とスライムがジャンプ台を準備していく。結界さえ抜ければ戦うことが可能なのだ。もちろん、対物理結界もあるのだろうが、そこは神代がどうにかしてくれることを信じよう。


「蒼真ぁ。今度は何を考えてるの…?」


明らかに呆れた声を出してくる。まぁ他の人からみたら無謀もいいところだわな。トランポリンでジャンプして上にある天井を破壊する、みたいなことだもの。だが、


「ん?スライムに空高く飛ばしてもらってこの壁を飛び越える。時間がないから了承はとらんよ。」


さも当たり前のように言っておく。まぁ、俺が負けず嫌い、、、と言えばいい方のひねくれ者だと言うのは自分が一番よく分かってるからな。そして二番目に分かってるのが神代だからな。


「……はぁ、蒼真らしいっちゃ蒼真らしいよ!分かった!協力してあげる!」


「ワ、ワタシハ除霊結界もあるかもしれないからさよなら!け、決してビビってる訳では無いですよ!?」


そういって多良見の上空にモヤモヤが出て消えた。多分アイテム化したのだろう。そして意識が戻った多良見、こうなる。


「な、なな!何なのだ!?」


うん。多良見からしたら意識が戻ってきたと思ったら目の前に大きな壁が迫ってきてるんだもんな。分かる。


「説明する時間がない!舌噛まないように歯!食い縛っとけよ!」


〈スライム!頼んだ!!〉


「〈3!2!1!〉」


「「go!!!」」

「キャ~~~~~~!?!?」


壁はもう100mを切っていた。自分で言うのも何だけどいいタイミングだったと思う。そして壁、、、地竜の上へと━━━


「騎士剣奥義、〈エターナルキルティング〉!!スキル!《威力倍増》《攻速4倍増》」


持っている攻撃系最大の技とスキル重ね掛け。これに持ち前のステータスさえあれば切り刻むことが出来るかもしれない、、、と思っていたのだが、


バキン!


と音をたてて結界に当たる前の風速にやられたのか真ん中から剣が割れた。スライムのオリハルコンを作ろうともオリハルコンの剣が折れ、触れるとアイテム化するかもしれないため、意味がない。


もう諦めようとしたその時!救世主が現れた。勿論


「私なのだ~」


そう多良見なぁのだ~


「《魔力集中》《魔晶石変換》《錬成》《剛剣》!!」


魔力で剣を作った。らしいが、、、


「セリ!ありがとう!」


「操作は任せてなのだ~」


空中浮遊していられる時間がどんどん短くなっていく。結界さえ抜けられればスカイアで壁の向こう側へ行ける。てか多良見の状況把握能力は凄いなぁ。と痛感した、普通できるか!


だが、オリハルコンが折れる位のスピードは無理がある、、、はずだった。


「欠けていく所を埋めてる!?」


折れかけているところを魔力で直しているのだ。コントロール、流石である。オリハルコンですら折れてしまう風圧を、、、てか普通に俺達ダメージ受けるはずなのだが、、、


「くっ、あぁ!?くがぁぁ!!ぎぃ!」


多良見が苦悶の声を上げる、コントロールの集中だけでは無いことが明らかだ。つまり、、、


「多良見!?俺らに風の結界張ってるのか!?」


「グゥガァァー!!そ、そうなのだァァ!!」


今多良見は脳に多大な負荷をかけられているのだ。スマホをずっと触ってると熱くなるあれがVRに起こっているのだ。だが、スマホなら良い。自分が熱くなると考えてみれば、多良見がオーバーリアクションではないことわかってもらえると思う。


見守ることしかできない俺は無力感に苛まれているのだが、その時間でチャットを読み状況を把握した。


━━━草原なうw人が湧いてくぅ


━━━ARじゃねぇのかよ。ちなみに俺も草原なう


━━━何か発表でもあるんやないのか?


━━━まぁそれでいいけど、、、ランカーの人達来ねぇな。


━━━粘ってんじゃね?ww


━━━ワイもそう思うで~


とまぁみんなにバレてた。


「ヒビが入ったよ!」


「もう魔力が無いのだ!!後12秒!」


「マジか。しょうがない!《剛火炎乱舞》《エターナルフレイム》《疾風迅雷》!!」


自分もダメージ負う覚悟で、剣に炎を纏わせる。ゲームならではで、炎や風、雷などを纏っていれば攻撃力が上がるのだ。


だが、炎と雷は攻撃力が跳ね上がる代わりに自分もダメージを負うのだ、だからギリギリまで使わなかったのだが、そんな悠長な事言ってられなくなったのだ。


「結界が割れるよ!」


神代が叫んだ直後バリンッ!と音を立てて薄い膜が割れるエフェクトが出た。物理さえ抜ければ魔法も除霊も自分達には関係なく、飛び越えられるのだ。勿論スライムはアイテム化してる。


多分この状況をGMは見ているのだろう。数人なら強制テレポートも混乱が起こりにくく楽なはずなのだが、それをしないのは負けた気になるからだろう。遠くから雑魚モン(超強い奴等ね。)が走ってくる。

その間に多良見は高級魔力回復薬(エーテル)をがぶ飲みし、神代はオリハルコンの剣を実体化した。予備はちゃんと持っているのだ。


勿論俺はチャットだ。スライム全部取り出すのは一括で出来るから簡単なのだ。神代も同じく。


━━━風の国の君主が来たぞ!


━━━つまり《漆黒の軍勢》で合ってるか?


━━━だな。あと《神速の狩人》も来たな。


━━━じゃぁ後は?


━━━《奇襲のスライム》と仲間達と吸血鬼(血を吸うもの)だけ?


━━━うーん、、、あの殺人愛好家は死んだんじゃないの?一緒にすると危険だからで隔離されてたり。


━━━あぁ。でも俺偶然なのか分からんがフレンドだけど死んだ報告は来てないぞ?


━━━じゃぁ生き残ってんのか。


━━━観戦でもしてようぜ~何かでっけぇスクリーン出てきたし。


皆が観戦しようとスクリーンを向くと、3人組と100人くらいの集団が映った。勿論3人組が蒼真達だ。










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