第61話 戦い目前物語
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多良見の目が段々と虚ろになっていく、、、
「おいおいマジか、、、流石に多良見相手は辛いぞ?一度退こうか、」
「で、でも、、、見捨てられないし…」
「でも、多良見相手だよ?しかも殺せないし負ける気がするんだが。」
「瀬里と戦って無力化するのが目的じゃないよ?瀬里の攻撃を回避しながら操ってる輩を殺るだけ。」
「だ、だけ、、、わぁったよ!だからそんな目で見るなよ、、、俺が瀬里と魔物を預かるからお前は、、、」
「私は?」
「なぁ。乗っ取られた時ってどうすればいいの?」
「………あ。」
「あ。じゃねぇよぉお!!!ヤバッ!」
「えーと、、、今はゲーム機を使ってログインしてるから、、、そのゲーム機が原因、瀬里のゲーム機がハッキングされてるってイメージだね、」
「つーまーりー?ハッキングを解除しろって?…………無理だろぉ!諦めよぉぜ!?」
「一回殺せば行けると思う。」
「根拠は?」
「殺すことでハッキングされたときのデータが消えるから。」
「ちょっとなにいってるか分かんないので分かりやすくお願いします。てか殺しちゃダメだろ」
「えぇとね、、、死ぬときは経験値が減ることは知ってるでしょ?アイテムも何パーティーメンバーに渡るし。あと殺しても大丈夫、瀬里も私達も縁があるのはスライム王国だから。」
「つまり、最後にレベルアップしたときと場所だけが違うってことか?」
「そういうことだね。まぁあくまで私の推そ………」
「それだけ知れたら十分だ!〈手の空いているスライムはハンレイアルから東へ324キロ、南へ45キロの所にきて!〉」
何故こんな正確に分かるかと言うと、、、ゲームならではの座標です。うん、座標だ。魔法じゃない
〈着くのに1時間くらい掛かりますが!〉
〈とにかく速く!それだけだ!軍にならなくていい!速くこい!!!〉
〈〈〈はい!〉〉〉
スライム、、、あのぷよぷよしたやつが時速320キロを越えているのは、勿論蒼真のせいだ。スライムの一番の欠点は素早さだと感じたため鍛練はさせていたのだ。まぁ、少しずつ皆が変異してるのだが
〈スランドは車を解体!最高の速度で走れる分だけのスライムを預けるから来るスライムを迎えてくれ!〉
返ってきた物は念話ではなく、音速以上で駆け抜ける姿だった。返答する時間も惜しいということだろう。
「蒼真!流石にこの量のモンスター放置するのは出来ないよ!」
「OK!ならこうするだけ!〈スラマン頼むわ!〉」
〈あのぉ。凄く言いにくいんですけど、、、風の国の軍勢、死者の軍勢が押し寄せてきてます。〉
・・・
〈そういえばなんでここにいるの?風の国にいたじゃん。〉
〈殺されかけたんで逃げました。〉
〈なるほどなぁ、、、まぁいい。そいつらにモンスターをついでで倒してもらえばいい。てことでお前その分働けよ?〉
そういってニヤリと笑う。・・・本能的にヤバイと悟るスラマンだったが、断る術もなく
〈オリハルコンになってモンスターを一手に引き受けてくれ。君ならできるさ!〉
〈………………………はい。〉
頷いてしまった。オーガとかいるなかに突っ込むと考えると吐き気がしてくる、、、いやスライムだからそういうの無いんだけど、、、?あれ、僕自我が━━━
〈スラマン!多良見をスライム王国へ強制送還させたら加勢するから!〉
〈か、考え事してたのに、、、〉
〈こんなときにしてんじゃねぇ!合図出すから神代と変われよ!…………3!2!1!それ!〉
交代は上手く行ったのだが、スライムと最強の剣士が同等な技量の訳がなく、、、
〈すいません。ヤバイです。〉
〈馬鹿にしてんのか!?〉
見れば、防戦一方、、、というよりも斬られる一方だった。オリハルコンが硬いおかげでダメージは負わないが硬いだけだとバレれば主の戦いに加勢されること必至である。
「蒼真!私もスライムの手伝いしてるから瀬里をお願い!!!」
「………チッ!」
迷ったが、ここで引き留める方が悪手だた分かっているため舌打ちをし多良見と向かい合う。
「ようやく、この体が掌握出来た。中々いいな。」
「・・・お前は誰だ!」
「風の国諜報部隊隊長ルードルフェン、多良見瀬里を乗っ取っるのに時間がかかったな。流石9位。」
「・・・風の国!?」
にわかには信じがたい。速すぎるスピードだ。だが、恨みが残るような別れ方をしたので何かしら来るのは予想していた。まさか多良見を乗っ取られるとは考えたこともなかったが。
「我が君主はこの方を求めている。無論、国土にて国王の目の前に着き次第解放してやる。安心せよ」
「なぁ。国王がどういう人物か知ってるのか?」
「おや?意外と冷静ですね。もっと取り乱すかと思っていたのですが。それほど思ってないのでしょうか?」
「問いに対する答えが聞きてぇ。戯れ言は時間の無駄だ、」
「立場がわかってないようですね?まぁいいでしょう。国王の本性、は一応把握しているつもりです。」
「ならなんでその下に着いている!」
「我が親ですから。」
一瞬二人の時が止まったかのような静寂が訪れた。
「・・・今なんて?」
「ですから、我が親といいました。」
普通ならここであの人の息子か!ってなるだろう。だが、今回は君主が君主だ。いくら子供でもあの親にはついていかないだろう。そしてなにより………
「人間のしゃべり方じゃねぇ・・・ 」
「おや?どうしました?」
「だから、、、お前死霊だろ。」
「如何にも。我は死霊ですよ。人を操る死霊です。」
戦いの始まりを告げるかのように風が強く吹き付けた。




