第60話 戦闘開始物語
「あ、あれ、、、?ここはどこなのだ?」
「おぅ、目が覚めたか多良見。」
「色んな意味で目が覚めたのだ!?!?どういうことなのだ!?」
色んな意味で。まぁ色んなであることは間違いなく色んなだ。何をいってるのか分からないかもしれないが、今の多良見には目が覚める要素しかなかった、
「何故戦闘中なのだ?何故スライムに包まれてるのだ?しかもそのスライムが解放しようととしないのだ?更に舞花は何で磔になってるのだ!?」
「うん。なんでだろうな。」
「真面目に答えるのだぁぁぁ!」
何があったか・・・・・・
○
多良見を奪還してスカイアにのり脱出し、迎えに来たスランドが多良見を保護(スライムで包んだ)して、、、
「ね、ねぇ、ここまでガッチガチにしなくても良いんじゃないかな、、?」
「念には念を入れようぜぇ!フフフハハハ!!」
「絶対面白がってるよね!?例えオリハルコンでも顔には落書きしちゃダメ!」
保護のための兜と言う名目でスライムオリハルコンを使って髭を生やしたりして寝ている多良見を落書k………保護してあげてると何故か「もうやめな!」って斬りかかるからスライムに磔にさせた。
「ね、ねぇ!敵がいる気配を感じるんだけど!?」
「解放されたいからって嘘がバレバレだぜベイビー!」
「・・・せめて少し位警戒はしてよ、後ベイビー言うなキモい。」
「はぁ、、、〈この辺り少し探ってー〉一応命令出しといたぞぉ」
「多分すぐ返事くるとおも…………」
「ん?どした?」
「ま、まえ、に何かいる、、、」
「ほんとだ。スライムに視覚共有してもらったがありゃオーガだな。でっけぇ鬼だ。」
「なんでそんなに冷静なの!?あれオーガだよ!?」
オーガは特Sランク指定の超強力モンスターだ。神代が単独で戦っても紙一重で負けるだろう、そんなモンスターを目の前にして、、、
「よし、、、遊ぶか。」
「バカなのぉぉぉおおお!?」
水無月蒼真。愛読書は説明書だが、攻略サイトは絶対見ないため強さが分からないのだ。神代の慌て具合から強力なのは伝わるのだが、、、
「まぁ、大丈夫だろ。だって強いってことは経験値たくさんだろ?」
「オーガは強いし、多分一番危険だけど後ろもそうだし横もそうだよ!?」
神代がこんなに慌てるのを疑問に思わなかったのが間違いだったと気づいたのはスライムによる視覚共有が全方位から来たことだ。パソコンの分割画面を思い浮かべ、全方位の監視カメラ的な画面が頭に浮かぶ。
━━━これ、ヤバイやつだ。
「って、言うわけさ。」
「ま、舞花は何故解放しないのだ?」
「・・・ただただ余裕がないだけ。」
「違うよ!?何いってんの!?ちゃんと解放するのを渋ってるっていいなよ!」
そう、不意打ちでもしなきゃ神代は拘束が出来ない。というか、油断しきってるときでしか拘束出来ないため渋ってしまうのは仕方がないと思う。
「それよりなんで蒼真は生身で来た?」
一番の問題はそこなのだ。このモンスターに集われてる原因は《ハンレイアルの主》等の称号が作用しているのだ。
「………焦った。」
だってしょうがないじゃん!瀬里が、瀬里がぁ!!
「はぁ、、、まぁいいから解ほ━━━」
「分かりやすく溜め息つくのやめてもらえませんかね。あ、あと多良見は参戦してくれ。」
「私は!?ねぇ、私は!?」
「ご、ごめんなのだ。魔力は死霊に対抗、、、抵抗するのに使いきったのだ。もう、火を起こすのが精一杯なのだ、」
「ほら!私を!私を解放して!!」
やだよぉぉぉ!!!嫌だぁぁぁ!!
とそんな心の悲痛な叫びが聞こえるわけもなく噛みついて攻撃をしてくるフォレストウルフをスライムで刺しまくる。普通毛皮を通るのすら一苦労のAランクモンスターを話をしながら、、、商人が見たら発狂しそうだ。こいつの毛皮は高級防具になる、運要素しかない防具作りだが、一級品なら失敗してもなにかしら使える。
欠片くらいの大きさなら刀の鞘等に使えるし粉くらいの大きさなら刀の柄にまぶし滑り止めになるからだ。
「うぅ、、、遊びたかったのに、、〈解放してあげて、〉」
命令を出すと拘束していたスライムが解放していった。………それを見て悲しく思った。
「この魔物の群れを殲滅したら色々話があるよ蒼真くん。ってか遊ぶって!?高校生男子の遊ぶって魔王よりも怖い気もするんだけど!?━━━━━━フッフフッ!」
「お、おい、、、俺そんな風に見られてたのか?あと多良見を見て笑うのやめろよな。お、俺だって、ククッ!ク、クククク!」
多良見は自分の顔が見えないため、指摘されなく、そのまんまにしていたのだが、、、
こりゃ笑うわ。
ってことでバレないように落書きを解除して、、、落書きを解除って表現聞いたことない気がする。というか聞いたことない
「なんで私の顔を見て笑うのだ?」
「「何でもないです、すいません。」」
首を傾げながらもそれ以上は追及が来ないことに二人で安堵の息をつく。………?
「おい神代?なんで謝ってるんだ?少し顔赤いぞ?」
「う、うるさい!つられただけ!」
あ、察し。の言葉が脳裏に浮かぶが、それを口にする間もなく今までで一番危険な事態が起こった。
━━━多良見瀬里が乗っ取られた。




