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第46話 移民到着物語


「ねぇ、まず木の柄っていってるけどさ、木でミスリルを支えられると思ってんの?」


「あ、、、」


そう、耐久力が0になると普通に壊れるのだ。その耐久力は使えば使うほど、負荷がかかればかかるほど、減っていく。つまり、とても重いミスリルを最弱の材料《木》で支えようとすると一振りで壊れる。


「じゃあ、それは鉄に変更しておこうか。」


「今度は持てなくなるよ?」


それぞれ装備するのには装備可能レベルに達しておかなければならない。初心者がオリハルコンを振り回す、なんてことは出来ないのだ。


その判定基準は《重量》だ。作った武器、防具が重ければ重いほどレベルが必要なのだ。ちなみに、オリハルコンはミスリルの15倍、ミスリルは鉄の100倍の重さだ、流石は伝説級素材といったところか。


「うっ、、、」


「量産は諦めない、技術者なら加護を与えられるんだよ?無理にする必要ないしミスリルに鉄の柄でも一回戦争で壊れちゃうから柄もミスリルがいいと思う」


「そうなると装備できるのが、神代&依奈ってところか」


「うん、近衛騎士団でもきついね。私は今レベル82だから武器防具フルミスリルはいける。」


フル鉄装備の要求レベルは2。フルミスリル装備の要求レベルは80。フルオリハルコン装備の要求レベルは120。フルヒヒイロカネの装備要求レベルは999らしい。カンストするまで使えない、もしくは加護があれば1割要求レベルが減るから900なら使えるようになる。


「依奈は74だったから武器と脚、腕以外の防具もつけられるはずだ。」


機動力重視のくノ一のため、脚と腕は着けたくないのだ。そうするとフル装備ができる。


「魔道具もつくれるんじゃない?」


ミスリルやオリハルコンは高純度の魔石としても使える、モンスターで言えば上級悪魔の魔石程の純度だ。だが、


「今こそ装備できるのが数人しかいないけど、装備できる人は着々と増えていくから魔道具よりも武器の方がいいんじゃ

?」


そう、武器防具にしたほうが役に立つのだ。一応欠片を加工していき、杖にして多良見の魔法の媒介の役割をしてもらうが、それ以外は貯蓄にする。


「それもそうだね、」


「それと、もう到着するね。迎えよっか!」


「うん!」


俺らの国にくる移民達が着いたらしい。よくここまで来れたな、と内心思った。こんな危険なところに来れるのなんて上級プレイヤーだけだと、、そんな事を考えながら街まで200m位離れている集団まで歩き


「いらっしゃい!」


と声をかけた、それに反応したのが、


「フッ、我が来たのを誇りに思うが良い!」

「庄戸帝国軍より援軍として参った。愚兄共々よろしく頼みます。」


中二病兄妹だ。庄戸帝国軍って、未だにあるのかよ


「うん、誇りには思わんが頼む」


「その傲慢な態度、我に親愛の意を示していると解釈していいのだな!」

「その傲慢な態度、庄戸帝国軍との友好を深めたいと解釈してよろしきかな?」


………鬱陶しいぃぃ、


「好きなように解釈しろ、、、で、聞きたいんだがなんでこんな大人数がこれたの?ここ危険地域だよね?」


「そ、れ、は、俺がやりましたぁ!」


「誰だ、このチャラ男」


「俺の名は鈴木光世(すずきこうせい)だ!あとチャラ男じゃない!金髪なのは一年前の気の迷いでやっちゃっただけ!」


早々にキャラ崩壊してる金髪の高校生らしき人物、、、全然実力があるよう思えん、、


「なぁクリスヴァール、本当にこいつのお陰なのか?」


クリスヴァールこと中二病の妹の方に聞く。一応性格に難ありだが、信頼はできる。


「うん、この人見かけによらず凄かった」


人は見かけによらないとはよく言った物だ、、、


「で?どうやったの?」


「そ、れ、は、隠蔽魔法なんだよ。」


「隠蔽魔法?」


「そ、れ、は、光魔法の応用なんだ。」


「なるほど、」


「い、ち、お、う、こうみえても偏差値73あるんだよぉ。」


本当に人は見かけによらないと言ったものだ、、、オチがあるようには感じられん。


「そ、それは凄いな」


「だ、け、ど、英語国語はボロボロだけどねぇ」


「え?その2教科大分大事だよね?」


「じ、つ、は、スポーツ推薦だよぉ」


オチありました。


「偏差値73は?」


「そ、れ、は、科学分野限定でぇ」


オチしかないわ。うん。オチしか無かった。


「………まぁいいや。ここまで人員を保護してくれて助かった。」


「じゃ、あ、さ、宮廷魔道師団に入らせてよ」


周りの空気が固まった。


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