第45話 鉱山発見物語
「なぜ叩く!?」
「帰りが遅い!ってか定期輸送ってなに!?」
「なんで知ってんの!?」
「そこの農民商人が嬉しくて世界チャットに喜びの声があげられてたよ」
「、、、おい。」
「それはさておき、食糧庫を作っておこうよ?」
「そうだな、」
二人で会話をしている、なんか下からガヤガヤと聞こえる、、、これはつまり、
「俺の帰国パーティーだな!」
「え、蒼真?なにいって、、ちょっ!行かないで!待って待って!?」
必死に止める神代を見て確信に変わった。これはサプライズパーティーだな!いやぁ、かわいいことしてくれるなぁ!
俺は下の階のドアを開けると、、、
━━━落ちました。
うん、簡単に言うと落ちた。なぜかはわからぬ、
「ねぇ、本当に引っ掛かったんですけど。こんな原始的なことに引っ掛かむたんたけど」
・・・状況把握、俺は落とし穴に落とされたようだ。
「てめぇら!なんでこんなことしてるんだよ!」
「ん?面白いから、、、ってのは冗談でさ、ここ何かおかしいと思わない?」
「そもそも、人の拠点を勝手に地下作ってリフォームするなよ。」
「いや、スライム達が勝手に作ったんだよ?」
「本当か?」
〈違うよ!この人たちが家を建てろって怒鳴って命令したんだよ!〉
「本当のようだな、」
もし、これが文字でかかれていたとかなら信憑性があったがスライムは聴覚がない。つまり俺からの伝達しか命令はできないはずなのだ。
〈ね、ねぇなんで?なんで!?〉
〈てめぇら聴覚ねぇだろうが、〉
ハッとするような感覚が流れ込んできた。スライムの中でも下の者はバカだな、と認識したところ。
「んで、そもそも地下があることを抜きにしておかしな所は?」
「・・・」
俺が頑張って当ててやろうとむきになって本気で考えていたのに、
「その落とし穴でしたぁ!」
とすぐにばらされた、ってか灯台もと暗しを実感したな
「答えをすぐ言うな、、、で?この落とし穴は他の用途があるんだろ?」
「流石察しがいいね。これ、鉱山の入り口だよ」
神代が少し息を切らしながら説明をしてくれる。なんか止めてくれてたのに引っ掛かって申し訳ないと思ってたのだが、、、
「・・・は?」
そもそも北の国の鉱山とか凍え死にそうなんだが、
「スライムが作業してるんだよ。まさかここから金銀銅が出てくるなんてねー」
なるほど、スライムなら凍え死ぬこともないし判別は普通の人間よりも得意だ。少し補食するが、
「これは何山になるんだよ、」
まぁここは高い土地ではあるし海から見たら山と言われれば異論はでないだろう。だからあってもおかしくないんだが、、、金山?銀山?銅山?
「鉱山」
「お、おぅ」
その手があったわ。うん、その手があったわ。すっかり見落としてたわ、ここは厳しい環境だからダンジョン的な感じであるのだろう、
とりあえず収入は安定しそうだ。ARになったときに税率を大量に引き上げたりはしなくてよさそうだ。
「それで?とれた鉱物は?」
机の上にズラーっと並んだ鉱物を指さして聞いてみる、気になるしね
「右から鉄、銅、銀、金、あと少量だけど、ダイヤ、ミスリル、オリハルコン」
ファンタジー感溢れる鉱物があって少しうれしいのだが、、、
この鉱山!チート級!
ちなみにヒヒイロカネと呼ばれる最強の金属はもっと環境が厳しいところにしか無いらしい。それにしても強い、それよりも、、、
「なぁ?なんでもう加工済みなんだ?」
そう鉄鉱石とか金鉱石とかじゃなく、鉄、金。なのだ、加工できる人物などいない。多分上級職の錬金術士なら出来るだろうと聞いたときに考えていたのだが、、、
「スライムが石だけ食べたの。」
なるほど納得。スライムが石だけ食べようとすれば石だけ溶かせる。酸度を調節すればいいだけだから、
「それで?武器にするにはどうすれば?」
「蒼真はオリハルコン装備はつけられるけど、、、他の人は技術者がいないから、、、」
「なんで俺は使えるんだ?」
「銀色に光ったスライムがオリハルコンをコピーしたのか分からないけどオリハルコン色になったの。」
エメラルドの事をエメラルド色とか言うようにオリハルコンも説明しがたい色なのだ。
「なるほどなぁ、、、あいつ万能だな」
「そんで、技術者の方はどうする?」
「…………待って」
思案、思案、思案、思案、思案、思案、思案、思案、思案、思案、思案、思案、
これはシステムアシストなのか脳内が凄いクリアだ。とても深い思考の沼に呑み込まれるような感じで、、、こんなことでも国家を揺るがす超大切なことなのだ、
そうして導きだした答えは、
「俺のスライムがやる。」
だった。これには皆も唖然としているのだが、、、俺ですら自分で発した音に自信が持てない。本当にできるかと
「蒼真?流石に無理、、、じゃないかな?万能ではあっても全能では無いんだから」
「無理だったら鉱物を加工抜きで売ればいい。技術者が流出して終わる国家はいやだしね!」
最後の方は思ってもいない。本当なら技術者が来て欲しいし流出しても終わらないであろう、だが、何か引っ掛かっている。それがとれない限り俺は技術者を雇わない
「で?どうするの?」
予想通りの質問にプランを順を追って説明する。要約すると、
1.スラチェに武器の形になってもらう
2.溶かした武器をスラチェにかけて、形を作る。ちなみに大分いる熱耐性持ちのスライムが少しまじってるからダメージは負わない
3.スラチェが抜け出してきてそこに鉄を流し込む。外側さえ削れなければ鉄のところまでは行かない
4.木で柄を作る
完璧だー!それに苦言を呈されるとは思っていなかった
期末が終わったので毎日投稿をしていきたいです!




