第4話-1 水無月蒼真 -1
(取り合えず俺はスライムをテイムしなきゃ、さっきのでかい奴はさすがにMPが持たないしね。小さいスライムが意外と容量食うのよな、、て言うか、俺どうしようもないぞ!?倒す物が何もない!)
〈僕の固有スキル溶液で相手を溶かすことが出来るよ?それとあともう少し僕のレベルが上がったら溶液砲が使えるようになるよ!〉
〈あのさ、その固有スキル?的なやつは僕は何を持ってるの?〉
〈さっき使ってた視覚伝達とか、味覚共有とか、劣化版アビリティ使用とか。〉
〈なるほど、しょぼっ!さすがに1匹位強い奴欲しいな。〉
〈それならまだ気絶したまんまの村長いるよ?〉
〈だーかーらーMPが無理なんやて。〉
〈違う違う、村長の事をテイムじゃなくて手なずけるんだって。劣化版アビリティは出来ないけど視覚伝達とかは僕を介せば出来るんだよ〉
〈なるほど!それはいい考えだ行くぞ!!〉
・・・
〈着いたね。〉
〈うん!〉
〈寝てるね。〉
〈うん!〉
〈起こすか?〉
〈うん!〉
〈お前はうんしか言ってねぇな!〉
〈うん!〉
〈まぁいいや。手懐けよう!〉
そう言って俺はスライムの口 (?)に押し込んだ。あのスライム用のやつをね。そしたら意識が戻ったのか、話しかけて来た。
〈オマエハナゼウチラノムラノコドモヲサラッタ!?〉
〈俺はテイマーだ、テイムすることのどこが悪い?あいにく君をテイムするのは難しそうだけどね〉
村長スライムと話していると急に割り込んで提案してきた、
〈なら、僕に1つ提案があるんだけどさ!まず、蒼真が村長さんをテイムして、その村の子達を全部村でテイムして、その頂点にいるのが蒼真だとしたら、皆が一緒にいられるしよくないかなーって〉
〈俺はその案に乗りたいが?〉
〈ワタシモノリマショウ、コレカラハソウマノシタデハタラキマス!〉
そういうことで俺は村長さんをテイムして、色々教えてくれたスライムと一時契約解消した。30分後にはスライム100匹位と繋がることなった。こりゃー攻撃手段増えたねー。んなことおもってると、、
〈やれやれ、猪みたいな奴が出てきたか。2グループに分かれて結合、1グループが口と鼻を押さえて窒息させて!2グループ目は足をおさえて動きを止めてくれ!〉
〈〈〈〈はい。〉〉〉〉
無愛想だなーとは思ったけど瞬殺(窒息するまでの時間を除く)で猪肉という食料を手にいれられたんだし、感情は後々つけてもらえればいいからね。それとめちゃくちゃレベルが上がったんだけど?MPが増えたから、一時解消したスライムをすぐテイムしなおした。
〈結構早かったね!蒼真〉
〈あぁ、いきなり12までレベルが上がるとは思わなかったよ。〉
〈あの、、、実はね、その猪の名前を狂猪族と言って普通はBランク級なんだけどな?〉
〈まぁ、俺のおかげじゃないしね。そしてスライムたち!元に戻って、5匹を選抜します!この選抜されたスライムにはスパイ長官の役職を与えます。そしてパーティーの諜報部門で大切な役割をになってもらいます!〉
なんかブーイングがたくさん聞こえたので、、
〈選ばれたスライム達はボーナスでスライム用飲食料品が配られます!〉
そういった瞬間ブーイングが聞こえなくなり、歓声となりめちゃめちゃスライムの手 (?)を挙げられたのでスライムオーディションを、開催することにした。
〔スライムオーディション!!〕
1.MP効率
2.MPの量
3劣化版アビリティの強さ
4.逃げる速さ
この4つだ!
〈まずは!MP効率の技術を見てみます!あの木にMP5の攻撃を順に当ててもらいます!そして木を一番破壊したスライムから順位を上から付けていくよ。1位20点、2位19点、・・・20位1点、21位以下0点だね、〉
〈なるほど!僕から行くよ!溶液砲!!〉
そのまんま僕が時間かかりそうでご飯食べ終わって戻ってみると、、、
エントリーナンバー17番のヤツがえげつなかった、、、他の子達は凄くても木に穴開く位なのに、この子だけは木を溶かしていた、
〈おい!17番どこだ!?〉
〈えっとね、、、MP過剰使用で倒れてるんだ。ずるしようとしてたらしぃ〉
そういうやついるよねー
んまぁ、リアルだなと思ったのは違いないし、面白い。
その、17番は除くと、村長さんが1位だね、、、さも当然位の差だ。
あのいつも喋ってるあのスライムは4位だった。中々やるではないか
〈次はMPの量なんだけど、、、どーやってはかろ、〉
〈あのさ、蒼真がMPを譲り受けてけばいいんじゃない?何かしらの技でMP消費、その後代表スライムがMPを蒼真にあげてけば、?〉
〈ナイスアイディア!〉
その後順番にMPを譲り受けてった、皆5減らしてる状態で公平だからだ、ずるした17は勿論最下位だ
結果、村長1位だ、無理!だって普通より10倍位来たもん!
お喋り君は3位で、大分優秀だった。もう驚かないけどね