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スライム王国建設物語  作者: 家ーす
VSゴブリンロード
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第33話 VSゴブリンロード-3


撃たれてからは、助けることは無理。それを理科が得意科目の神代は知っている、光の速さよりも早いものはこの世には存在しない。


神代の考えは現実世界でなら当たっていた。


だが、それはあくまでも『この世』のお話だ。ここは、この世とは言えないだろう。人によって自分の強さが戦闘力化してる、それだけでももうこの世ではない。人の手によって当たり前の事を不可能に改変することが可能だ。


━━━逆もまた然り。


光の速さを越えるのは不可能だ。だがそれはこの世でのこと。仮想世界という違う世での話だ、越えることは簡単だ。









(私は、博己達を探す、、、そして蒼真とは離れる、、、)


そうなることは分かっている。だけど、認められない。蒼真とは離れたくない、博己達には悪いけど一緒にいてつまんないやつと、ウザイやつしかいない。

だから!だから!


嫌!


そんな悲痛の叫びは喉から出る前に押し込めておく。だけど、嫌。蒼真と離れたくない、せっかく会えない春休みにいつもより長く一緒にいられるんだもん、


そんな考えが、頭に装着してる《VRゲーム機》、確かスマホが頭の意思を感じ取れるようになって


(理科は得意でも難しすぎたから理解はしてないが、、、)


まぁ、簡単にいうとヘッドホンと特殊なメガネと大脳に接続してる頭をマッサージするやつみたいな物。が全てで《VRゲーム機》、正式名称を《ブレインハッキング》。脳を乗っとるという意味だ。


その機能が私が考えているのを知ってか知らずか、光速以上のスピードで思考させてくれる。


━━━つまり、この時点で光速は越えられる!


最後にはその考えに至り、光線を放ち硬直してるゴブリンロードにむけアイアンソードを投げる、筋力補正により真っ直ぐそして素早く、、、


だが、流石に体の動きは補正してくれないようだ。光が当たるのが早い、


(精々、足掻けたよね・・・)


もう観念して目をつぶ━━━れなかった


光線の私を焼ききる音は聞こえず、代わりに


「間に合った。負け犬、立て」


の声が聞こえた。見なくてもわかる、エルナーだ。こんな状況でも毒舌は平常運転だ、恐ろしいが少し落ち着きもした。


「負け犬って、、、ひどくなーい?」


そう言いながら、いつの間にか地面についていた膝を持ち上げエルナーを見下ろす。改めて実感した、いくら大きくなっても一番は心なんだな。と、それは助けてくれた方法から感じた。


エルナーは光線に向けて磨いて使わなかった投げナイフを使ったのだ。光線はそれに当たると色んな所に反射したが、ターゲットから外れるとすぐに消えた。


(私は、、、エルナーの足元にも及ばないのか、、、)


間に合わない、と早々に諦めてなければ今頃カウンターで当てられただろう。そしてHPの少ないゴブリンロードを倒せただろう。だが、やる前から出来ないと決めつけたためにまた対峙する事になっているのだ。


私はそんな自分に腹がたった。

そして隣にいるエルナーとの10メートル程の距離がとても大きく感じられた。


怒りのあまり、大声で怒鳴りそうになる。助けてくれたエルナーに向けて、、、そんな自分にまた怒りをおぼえ、、、悪循環だ。

そんな循環を止めたのは、やはりエルナーだった。


「怒ってる暇があったら作戦考えろ。負け犬が!」


この子に激しく怒っている心など簡単に読まれる。

私は自嘲気味にフッと笑い、《ライトソード・螺旋》を《ライトソード・薙刀》に変更。薙ぎ払いでもしないと当たらないからだ、


「何か面白いことでもあんの?」


「いえ、無いです。すいません。」


どうもさっきからこの子には気後れする。それもしょうがないか!


「エルナーは私のサポートして!私が接近戦で仕留める!」


よく聞こえなかったが、エルナーが少し笑ったような声を出した。普通なら私の事をバカにしてるように聞こえるだろうが、今は違う。絶対!いい意味だ!


「ライトソード・鞭ー!!!!!」


念じるだけで発動するスキルをわざわざ口に出して、敵に今からこの技を使いますよ!なんていうこと普通はしない。だけど!今は!今は!力が!ほしい!


鞭形にしたのはその方が命中率が上がるからだ。しなるような鞭の動きには回避できない!


だが、それと同時に鞭を使って蒼真を叩いたことも無ければスキルもとっていない。敵にこれは弱い!とバレるとその瞬間私の敗けが決まる。


「しなれぇぇ!!!」


鞭は多少左にズレたが、中々いいところを狙えた。そのまま右にいるゴブリンロードめがけて右に振り抜く!


が、これは空を飛ぶことで回避。だが、今まで空を飛んでいなかったため相当進歩してる。飛ぶと降りるまでが鳥でもない限り無防備になる、だから躊躇していたのだろう。


「・・・エル………」


「わかってる。」


名前すら呼ぶ前にエルナーが短刀を用意。投げる構えになる、流石に人を焼ききる程の熱をもつ光線を、投げナイフがいくら最高級とはいえ溶けてしまった。まぁ、普通なら灰も残らんが。


それはさておき、投げる場所は頭でもなく心臓付近でもなく、指の先。そこにコアがある、一応魔力がそこだけ異様だからだ。


0.数秒後、投げた。




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