第31話 VSゴブリンロード-1
次の瞬間、ゴブリンロードの回りに眩い光が現れた。これは、、、
「複製《聖霊の加護》!」
多分実体化は出来ないが加護を付けることは出来るのだろう。そして背後から冷気を感じる、勿論これは!
「複製《死霊の殺戮》!」
その瞬間死霊が襲いかかってきた、聖霊とは違い死霊は未練が漂うのを独り占めして使うため簡単に作れるのだ。聖霊は教会とかにも力が分散されてしまう。
でも、こちらにはある事が出来る。
「少数精鋭軍!聖職者隊!浄化!」
そう、転移結晶を買える人たちを集めて少数精鋭軍を作ったのだ。内訳としては
《騎士》7名
《黒魔導師》3名
《治癒師》2名
《くノ一》1名
とここまでは俺達にもいて、由比を除いて多分トップだろう。テイマーがいなくて嬉しいわ。当初の目的である人と違うを達成した。で、他にも
《僧侶》5名
《司教》3名
という聖職者を足りないため集めた。
その聖職者隊が今浄化を頑張っている、多分勝てるだろう
「ふんっ、小賢しい真似を。我に勝てると思わぬことだな!」
俺は当初の予定通り一太刀で殺しにかかる。
だが、勿論俺は知っている。こいつに逃げられることを、もしくは受け止められることを。必ず仕留めきれないだろう、
「由比。出来たか?」
「うん、最高の毒が塗ってあるよ」
「分かった。」
秘策。それは!
「食らえ!《死剣乱舞》!!!」
剣スキル、《剣舞》に一度ではなく連続で斬り続ける事に変化させたのが《剣乱舞》、それに少しでも斬れると死ぬ毒を塗りつけた《死剣乱舞》だ。
「我に傷をつけること、不可能なのだよ。」
そういって、俺の技を真似て《剣乱舞》で攻撃してきた。
・・・強い!
ゴブリンロードは前回に戦った時より圧倒的に強くなっている。だから!
「転移。《ハンレイアル》」
俺は、街の名前を唱えた。皆が驚いているが、俺にもしっかり策がある。近くにいると真似られるのなら遠くならいいんだろ?
〈スラチェ、あいつの強さは戦闘力どれくらい!?〉
〈計算不可能、、、〉
ちっ!システムの故障だな!これ、
〈ライフル作成!〉
〈はい!〉
そういって、毒剣が球状になり銃弾となった。そしてハンドガンと剣の持ち手部分があわさり《ライフル》が完成した。
〈ここから戦場までの距離は!?〉
〈2キロメートル!!〉
〈サンキュー!〉
俺は引き金、トリガーに手を掛け狙いを定める。少しでもずれたら誰かが早々に戦線離脱だ、
右に3センチ、下に1センチ、
という微調整をして放たれた弾は弧を描きながら、ゴブリンロードの頭に当た━━━らなかった。
狙いも全くのブレ無し、脳天に飛んでいった。ゴブリンロードも気づいていなかった。では、なぜ?
「エルナーっ!」
そう、エルナーが投げた手裏剣の雨に銃弾も当たり砕け散った。ただ、敵はまだ気づいていない。チャンスはある。
次もしっかり狙いを定めて、、、
━━━狙い違わず敵の頭を撃ち抜いた
残しておいたスライムから視覚共有で見てみて目を疑った。ゴブリンロードが生きているのだ。まぁ、ダメージは加えられてるし大分削ったんだけど、、、この場合生きていることに危機を感じる。
いやまぁ、神代達はなにがなんだか分からないのだろう。スキルを発動する様子はない。
ゴブリンロードはというと、どこからか目を凝らして見ているようだ。だが、流石に2キロ先までは分からんだろ、
━━━そう思って油断した俺を張り倒したかった。
敵は少数精鋭軍の聖職者隊を疑似麻痺スキルで眠らせ、《死霊の殺戮》を発動。眠らせたのはその方が早いからで慈悲をかけたわけではない。
もう1発とかどうでもいい。ライフルを狙い定めてゴブリンロードの頭に10秒に1発位のペースで3回打った。だが、流石に警戒していたようで敵は対物理障壁を張っていた、
もうゴブリンロードは諦め、寝ている聖職者を狙う死霊を撃ち抜く。これは1発で消えていく、だが数が数だ。限界がある、
だから《街の主》の危険も侵して街を出ることにした
〈スラチェ。巨人化〉
はい。と返事を受け、街のすぐ近くまで行き巨人化したスラチェに乗り、2キロを大股で3歩くらいで行った。
「あ!蒼真か!」
神代が、俺を見るなり納得した様子で手を叩く。多分ライフルの事を大体察したのだろう、
〈スラチェ。下ろして〉
俺は降りて、モンスターに集られる前に潰さなければいけない。だが、、、
「逃げるんじゃねぇよ!はえぇんだよ!」
そう、すげぇはぇぇ、、素早さチート級ー!
「誰かと違って我は転移結晶を使ってないぞ?」
挑発してきた。よし、素早さならこっちにも策がある。
〈スライム達!溶液銃連発用意!・・・撃て!!!〉




