第26話 チンピラ返り討ち物語
俺達は今逃げている。知らない奴に追いかけられている。何故かと言うと、、、
〇
「死ねないのか、、、」
「なら死なないまでレベルを上げよう!」
「だな!」
そう言って討伐の用意をして、魔力石を回収しに向かった。そろそろ契約時間を過ぎてしまう。
だから走って向かっていたのだが、、、
チンピラどもに
「よぉ、その年でハーレムか?いいご身分じゃねぇか!」
と絡まれた。いやまぁ、ハーレムなのだけれども、、、てかこいつNPCか?
「俺に寄越しな!この騎士とか魔法使いとか!俺がしっかり教育してやるからよー!」
そう言ってハハッ!と笑った。そして神代や多良見を気持ち悪い目で見てくるため、俺は2人の前に立ってチンピラと対峙した。
だけど、そこで気づいた。街中では攻撃が出来ない!!
だが、NPCのチンピラなら攻撃が食らわせられる!まぁNPCではない可能性が99.9%なのだが、用心に越したことはない。
俺は女子達にギルドに向かえと耳打ちし、スライムアーマーを展開した。チンピラは少し驚いた顔をしているが、すぐにアホな顔に戻った。
俺はチート能力は持っていない!!
なら逃げるに越したことは無い。女子達が小さくなっていったのを見て、スカイアにのりギルドに一直線で飛び抜けていった。今度こそチンピラは驚きの顔を隠せないのだが、俺は多良見達と合流し俺も走った。
━━━そして今の状態だ。
なんだよ。チーレムじゃねぇだけいいだろ!と思うが、、、
そんな事を考えていたら、目の前に決闘を申し込まれたことを示す、ウィンドウが現れた。これを承諾すると、どちらかが死ぬまでは街中でも攻撃が出来る。だが、死んでも宿か自分の家に生き返る。普通は承諾しないが、、、
━━━承諾した。
何か2回押したような感覚があったがそのボタンを押して、すぐにスカイアで空中から手裏剣型タルラムを投げ、怯んだ隙に、、、
やべっ、攻撃できねぇや。
すると、神代から剣が飛んできた。これを使えと言うことだ。だが、それを無視しスラスイによる、地下奇襲戦法に変えた。スラスイが、タイルの隙間から出て、メタル化して刺す。
だが、そんなに効果はなかった。
相手は本当にヤクザでもやってるように思うような身のこなしですべてを避ける。流石は俺に喧嘩を仕掛けてくるやつだ!
えっ?俺がなめられてるって?んなわけあるかい!
「てめぇ!テイマーか!ずりぃぞ!おめぇも戦いやがれ!」
そう言ってる最中も刺し続ける。だが、一向にダメージを与えられない、、、
俺はスライム達を戻し、チンピラと正面から対峙した。その頃には見物客が増えていた。初期にしてはレベルの高い戦闘であること間違いないだろう。
「へっ!本当に出てくるとはな!なめられたもんだぜ!」
そう言って1秒程で100mの距離が剣が届く距離へと変わり、そのままスキル《回転斬》をしてきたが、神代に比べたらそこまでではなく、アイアンシールドでバレないように防げた。多分全て避けられたと思ってるだろう
チンピラは驚くがすぐに体勢を直し、今度はスキルではなく、ただの刺突を繰り出してきたが、何をやるのかバレバレなので今度はスライムソードで軌道を逸らせる。
今度は驚きの後に恐怖の表情だったが、こっちの番だ。
「悪く思うんじゃねぇぞ!」
俺はスライムソードをチンピラの首目掛けて振り下ろした。のだが、、、
「ちっ、2人目か、」
そう、2人目に手を押さえつけられていたのだ。
━━━あれ、やばくね?
「へっ!悪く思うなだー?思うわけねぇだろ!最高の記憶としてとっておくぜ」
そう言って首に向かって振り落とされた剣は俺の首を斬………れなかった。
何故かと言うと勿論スライムアーマーだ。アイアンメイルに対抗心でも燃やしたのか首や頭には帽子の下や、服の襟に住み着き必ず斬れないようになっている。不意打ちにも安全だ。
「え………?」
すっとんきょうな声をあげているが、、
━━━気持ちは分からんでもない。
俺も嫌だもん。勝てると思った相手に剣を当てたら跳ね返されるのだもの。
「てめぇ、、、何者だ?」
「俺?通りすがりのテイマーです。」
そう言って押さえつけられていた手を振りほどき今度こそチンピラの首目掛けて剣が振り抜かれた。
そしてモザイクがかかって、、、
━━━消えた。
ちなみに2人目のチンピラは転移で逃げ帰った。
見物客達も俺の勝ちを理解すると、
「あのハーレム野郎つえぇ!」
「最後の何あれ?体に鎧が入ってるの!?」
「よっしゃー!1000ゴールド勝った!」
と大騒ぎだ。1人の言葉から賭けをしていたようだが、そんな些細なことは気にしない。だって皆から英雄の目で見られているのだもの。
そして、、、
「蒼真!おめでとう!」
「なかなかやるのだ!」
「蒼真君強いね!」
「ふん、なかなかやったんじゃないの」
と4者4様の誉め言葉を頂戴した。最高ー!!!




