第14話 ゴブリン討伐物語
〈スラチク、スラペト、スラスイ!〉
〈〈〈はい!〉〉〉
〈今大丈夫か?〉
〈後10分くらいで出来上がるッス!〉
〈分かった、あのさ一戸建てって作れるよな?てか作ったよな?また作れるか?〉
〈簡単ッス!5時間あれば豪邸たてられるッス!〉
〈ちょっと!あたいらのことも考えてよね!〉
〈そーだぞー〉
〈別に豪邸じゃなくてもいいから一戸建て建ててね。任務失敗になっちゃうから〉
〈はいッス!〉
〈任せとけってば〉
〈へーい〉
スライムたちの許可を取れたので、まずはこれを作ってもらって報酬を得よう。でも一戸建てが10万円でって安くねぇか?まぁスキルある人は楽なのか
「ならこれにすっか。ゲームっぼいし」
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討伐任務 村の近くに蔓延っているゴブリンの駆除
報酬:1匹に対して2千円。ランクはGランク以上。
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Gランクは初級設定なので、誰でも受けることができる依頼なのだ。
「すいません、ゴブリン討伐と家を建てます。」
「ひとつずつじゃなくて大丈夫ですか?失敗すると違約金ですからね」
「はい、大丈夫です。」
「分かりました。頑張ってきてくださいね、」
俺はスライム達に場所を教えて、戦上手のスライムを連れていくことにした。戦上手とは窒息させるに最適な場所を狙ってしたり、スライムなので転ばせたりすることが出来るのを発見したグループのことだ
「まぁ、神の俺がいるから大丈夫だろ」
「自称紙の梶田よりも多良見の方が今回頼りにしてるからな」
「神のイントネーションちがくねぇか?」
「「突っ込むとこそこ!?!?」」
「まぁいいや。多良見頼むぞ!」
「任せるのだ!」
実はある秘策があるのだ。効くかどうかはゴブリンに試さないことには分からんが、
〇
俺らは村(NPC)の近くでゴブリンを見かけて、それにつけていくと、、、
――――――――1000匹近いゴブリンがいた。
「・・・多っ!」
思わず声が出てしまうほどの量だ。でも多ければ多いほどいい。
「多良見!」
「わかったのだ!《メイクウォーター》《フリーズ》《ウインドブレス》!!!」
お馴染みの氷の銃弾だ。防御力の低いゴブリンには致命傷にはならなくとも大ダメージを与えさせられる。
なのだが、、、
「多い・・・」
ダメージを食らわせただけで一匹も倒していない。とてもやばい、、、しょうがない!
「多良見!水蒸気爆発!」
「分かったのだ!《メイクウォーター》!《火球》!!!」
これは上手く行った。履歴にゴブリン12匹討伐と書かれていた、スライムによる盗み見だ。
え?犯罪じゃないよ?悪用して、、、お風呂に設置してあるやつは、、、
「やったのだ!12匹殺ったのだ!」
「いや、待てよ。まだ980匹位いるってことだぞ?ヤバイよ」
「もう魔力無いのだ、ヒロ!エーテル欲しいのだ」
ヒロはエーテル作成にとりかかるが、、、
――――――ゴブリンは弓が届く位の近い距離にいた。
「うぉっ!やべっ!!!スライム!溶液砲、一斉射撃用意!」
俺はすぐにくるであろうゴブリンに向け、溶液砲 (皆特訓のお陰で使えるようになった)を発動用意して待機させる。
「光輝は、乱射しとけ!当たるはずだ!」
弓の射程圏ということは光輝の出番だ。コントロールが光るとき!と言うわけではなく当てずっぽうに打ったら多分当たる。相当でない限り
「ふっ、神の俺が失敗などするわけが無い!」
「油断大敵だからな?」
「なぜなら、、、矢が無いのだ!」
「「・・・」」
「なんで黙る。」
「お前、素手で突撃してこい。来た意味なんだし、、、」
光輝が落ち込んでうずくまってるのを尻目に俺はスライムに溶液砲を発射させた。うーん、、、時間稼ぎになる程度だ。大規模攻撃はゴブリンの盾が出来て威力が小さくなってしまう、一つ一つ仕留めるには多すぎる、、、
うん、詰みだな。接近戦で斬り落として貰わないとこれは無理。神代がいないと無理。てことで、、、
『toマイ:頼む!助けてくれ!!』
とチャットを送っといた。
なにしろ逃げると町にゴブリンを連れていくことになるし、逃げられないのだ。死んでもすぐ復活できるが、汚名を払拭するには時間が掛かる。
『to水無月蒼真:どこにいるの?リビングに誰もいないんだけど』
ナイスタイミング!オンしていてくれた!助かる
『toマイ:北門から出て、北東の山の麓!!』
『to水無月蒼真:死なないでよ!今行くから!』
あれ?やけに素直だな、、置いてきぼりにして暇してたのかな。まぁいいや
――――――神代はずっと風呂にいた。




