第11話 スライムによる家建設物語
〇翌日
「えーと、、、まだ皆いないな。」
最初に来たのはもちろんゲーム廃人水無月蒼真だ。まぁ、蒼真だったらスライムと時間潰せるからいいんだけどね、
〈特に変わったところは無かったか?〉
〈はい。今のところは異常ありません、ですが早めに定まった宿や家を持つのが一番です。〉
〈だな。皆どれくらい進化した?〉
〈はっ。ここに連れてきます。〉
タルラムがつれてきたスライム、合計3匹は、皆余り戦闘向きでは無かった。
1匹目はペトペトに変化することが出来る・・・名前はスラペト?かな。
2匹目は水のようなさらさらになり、どこにでも侵入できるようになった。スラチェに似た進化だ、名前はスラスイ。
3匹目は建築の芯(?)みたいな骨組みになる、スライムだ。多分ずっと同じ形で固定してたら進化したのだろう、、、
名前は………なんにしよう、、、チクラムかな。余りしっくり来ないが
〈皆これからよろしくな。〉
〈〈〈はい!〉〉〉
皆名前をもらって嬉しそうにしていた。何故かお喋り君が羨ましそうに見ていたが、、、こいつの名前よりお喋りの方が分かりやすいんだよな。スランドなんていつ呼ぶんだろ
〈・・・なぁ、チクラム。お前骨組みを作ってくれない?〉
すると細く伸びていき太さが輪ゴム程度になって、家が形作られていった。家は3階建てで5人に1つずつの部屋兼寝室、そしてリビングと風呂、そしてトイレや玄関その他諸々が出来た。
〈ふむ、、まずスラスイ!〉
〈なんだい?〉
〈水に変化して膜を張って!〉
〈この家にかい?あいよ、〉
スラスイは、質量からそれほど大きくなく、まず1階から着々と壁を作っていくことにした。
〈次にスラペト!〉
〈ほーい。〉
〈土に水を混ぜてペトペトさせて、その土をこの膜に被せてって!〉
〈へーい。〉
ペトペト溶液は自分の一部を分裂させることで接着剤的な役割をしてくれる、まぁ接着剤よりも全然良いのだが。土にも混ぜられてね
3分後。1枚の壁が出来た。
15分後。1つの部屋が出来た。
60分後。1階が出来た。
まぁ、60分間ずっといたわけではなかったが。朝起きてすぐインしたからまだ6時に指示を出したのだ。
蒼真もその後ご飯食べて身支度してからまたインしたのだ
〈って!なんじゃこりゃぁ!!〉
7時半、まぁ指示されて90分後1階と2階の半分が出来上がっていた。木造ならぬ土造の家が出来上がっていたのだ。
〈・・・スライム凄いな。〉
多彩なことに才能を発揮させるスライムに感服した。そして、皆の脱け殻を1階のそれぞれの部屋に寝かせておいた。まぁ、これは親切心からではなく驚かしてやろうと言う悪戯心から来たものだ
〈どうだい?結構しっかり出来たよ?〉
〈うんすごい、、、それと、、、チクラムずっとその姿勢だけど大丈夫か?〉
〈えぇ、、辛いッス。正直言って辛いッス、〉
〈疲れたのか?〉
〈違うッス皆が特訓してるのを見てやりたくなって我慢がとても辛いッス〉
特訓がやりたいとはどういうことだ。と思うかも知れないがスライムの特訓はほぼ遊びに近いのだ。やりたくなるのは分からなくもない。が!
〈そんな理由ならまだ大丈夫だな。骨も太くなってるし〉
そう、骨組みを最初に組んだときよりも太くなってる。つまり出来たところを抜いているのだ、まぁそうしないと永遠動けないまんまだし、
まぁ、そんなこんなで30分話していたら家の中から驚きの声が聞こえた。
声色からして多良見だろ。ごめん、嘘ついた、声色じゃなくて語尾だわ。「なんなのだ!?」とか言う奴多良見だろ
「驚いたかい?」
「蒼真?徹夜なのだ?」
「いや、スライムが作ってる。」
「ほんとなのだ!よくみたらスライム蠢いてるのだ!」
「えーと、蠢いてるってのはやめてもらえると有り難いかな!」
「悪かったのだ、他の皆はまだなのだ?」
「そうだ………」
残りの3つの部屋から驚きの声が聞こえた
「な。じゃないな、今来たそうだ」
「ほんとなのだ。一緒に行くのだ!」
多良見と一緒に最初に神代に説明した。パニックになったら家を壊せそうだし
「これはなに?蒼真、徹夜でもしたの?」
「皆徹夜が有力かよ。スライムに作ってもらったんだよ、」
「な、なるほどね。スライムって凄いね、スライムの主さん」
「その呼び方やめろって言ったよな?スラペト!」
〈ほーい〉
〈この女にペトペト土をかけてやって〉
〈へーい〉
俺から命令を受けたスラペトは体内から神代めがけて土を飛ばした。
クリーンヒットだ
「そーうーまー?」
「ん?スライムの主って言ったのだれだっけ?」
「くっ、、、覚えてなよ」
「なにをだろ。次行くよ多良見ー」
額に血管を浮かばせてる神代に風呂もあるからと言い残し、他の皆に説明をした。皆徹夜だと思ってた、、、スライムだよ!スライム!まぁ、神代以外ハプニングも起こらなかった、
「風呂ってどこだよーー!!」
上で工事してるスライムを見ていたら下から罵声が飛んできた。いやー恥ずかし恥ずかし、
「どこだろーね?」
広いからねー、この家。まで言いたかったがさすがに殺されそうだったからやめといた。
「言え、さもないとヒロを殺すことになる」
「なぜヒロを?」
「回復されずに痛め付けていけるように」
「ごめんなさい」
「なら場所は?」
「今はまだ無い。今作ってる、後5分くらいかな、」
「早くしろや!」
そう言って神代は部屋に入った。
…………あっ、風呂にお湯ためないと
「多良見ーちょいこい!」
出来上がった大風呂に多良見にメイクウォーターと火魔法を使ってお湯を貯めた。そこで俺は気づいた、、、
(これ、混浴だわ)
風呂ひとつしか作ってなかったわ、、、まぁ、どこぞやの漫画やラノベでも無いのだから大丈夫。事故など起こらないだろう
いやでも、事故が起こった方がいいのか?いっそのことルールを作らないでおくか?うーん、でももし事故が起こるとな、、、神代だったら間違いなく殺すだろうし、、、
俺はいつまで考えていたのだろうか。神代呼ばなくちゃ
「神代!風呂沸いたぞ!」
「遅いわ!」
神代がお風呂に入った、その時!
「つめてっ!」
あ、冷めちゃってたんだ、、、
「蒼真!」
その瞬間水の音が聞こえてドタドタ聞こえた。俺の本能のまま動いた、逃げろと!
すいません、これから3日ほど投稿できません、、、




