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【ZAR-098】作戦準備記録 再編3年9月

実施日:11月14日 深夜

場所 :第二居住区 中央水処理場

目的 :本会の感染拡大作戦の阻止


──


阻止方法:


第一段階 水処理場の供給系統の物理的遮断

 担当:2名 手段:手動弁の停止

 時間:22時45分 完了予定


第二段階 本会作戦員の制圧

 担当:6名 手段:拘束、ただし致死的行為は禁止

 時間:22時00分〜23時30分


第三段階 中村哲也の活動停止

 担当:3名 手段:可能な限り対話、応じない場合は実力

 時間:作戦実行時のタイミングによる


──


留意事項:


致死的行為は厳禁

旧人類の被害者を保護する手段を準備する

本会のメンバーに対しても、可能な限り殺傷を避ける

ただし、中村哲也については、活動停止が不可避の場合、これを許容する


──


本会との武力衝突は、新人類社会において初の事案である

事案の発生自体が、新人類社会の構造を変える

このことを、参加者全員が了解した上で、署名する


──


署名:13名

うち判読可能:8名


灯は本作戦に関与しない決定をした

理由:本会内部への接触ルートを保持するため





【整理者注】 本作戦準備記録は、保護派が再編3年9月時点で策定した、 11月14日の阻止行動計画の骨格である。

灯(瀬川)が本作戦に参加しなかった理由は、本記録末尾の 通り、本会内部接触ルートを保持するためであった。

実際の11月14日、作戦はほぼこの計画通りに実行された。 ただし、第三段階「中村哲也の活動停止」については、 作戦時の判断により、保護派ではなく、灯本人がこれを行った。

灯がなぜ作戦に参加せず、しかし中村の活動停止を担当する ことになったのか。これは第三部の中心的な疑問の一つである。


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