第24章 布石
数字を確認した。
190PT。
Aランクの情報は集まった。
次にやることは決まっている。
見直しだ。
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一日目の夜。
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[ 自動計上:維持費 ]
[ 影狼 × 1 :-1 PT ]
[ アラクニア × 1 :-1 PT ]
[ サンダーウルフ × 1 :-1 PT ]
[ ゴースト・ガーディアン × 1 :-3 PT ]
[ 骸骨剣士 × 3 :-3 PT ]
[ アンデッド・ウォーロード × 1:-5 PT ]
[ 残PT:176 PT ]
```
```
[ 外部討伐確認:野生獣 × 17 ]
[ 外部討伐確認:魔物 × 6 ]
[ 獲得PT:+40 PT ]
[ 残PT:216 PT ]
```
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二日目の夜。
```
[ 自動計上:維持費 ]
[ 残PT:202 PT ]
```
```
[ 外部討伐確認:野生獣 × 16 ]
[ 外部討伐確認:魔物 × 7 ]
[ 獲得PT:+38 PT ]
[ 残PT:240 PT ]
```
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三日目の夜。
```
[ 自動計上:維持費 ]
[ 残PT:226 PT ]
```
```
[ 外部討伐確認:野生獣 × 20 ]
[ 外部討伐確認:魔物 × 8 ]
[ 獲得PT:+46 PT ]
[ 残PT:272 PT ]
```
272PT。
十分な原資だった。
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1Fの様子を確認した。
影狼、サンダーウルフ、アラクニアは、もう平常に戻っている。
ガーディアンも、疲労の色がほとんど消えていた。
回復は完了と見ていい。
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問題は2Fだ。
今の配置は、Bランク3名を想定した設計だった。
中央にウォーロード、左右に罠と骸骨剣士。
数を減らしながら押し切る作りだ。
Aランクには、その理屈が通用しない。
噂が本当なら、数の不利を単騎で覆した実績がある。
前提を変える必要があった。
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考えたのは、分離だ。
ゼインはパーティを組まないという噂だった。
だとすれば、本隊の足並みより先に、単独で踏み込んでくる可能性が高い。
先行する一人だけを、本隊と切り離した場所へ誘導できれば。
数の利は、こちらに戻る。
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中央通路の中間地点。
壁の一部を、可動式に作り替える。
```
[ 建設:隔離壁(可動式)]
[ 位置:中央通路・中間地点 ]
[ 起動:DM遠隔命令 ]
[ 消費PT:-25 PT ]
[ 残PT:247 PT ]
```
先行する一人が通過した直後に、壁を落とす。
後続の本隊とは、そこで分断される。
閉じ込めるわけではない。
先へ進む道は残す。
戻れなくするだけでいい。
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隔離した先に、何を仕込むか。
在庫を確認した。
因果の罠。
以前手に入れたまま、使い所を選んで温存していた札だった。
「因果の罠——
踏んだ相手の直前の行動を、因果として記録する。
以後、同じ行動を取った瞬間に、
その行動の効果を完全に逆転させる。
攻撃が自傷に、回避が前進に変わる。
解除不能。1度作動で消費」
集団戦では使いどころが難しい。
誰の行動を記録するか、こちらで選べないからだ。
だが、対象が一人なら話は別だ。
```
[ 設置:因果の罠 ]
[ 位置:隔離区画(可動壁の先)]
[ 消費PT:-18 PT ]
[ 残PT:229 PT ]
```
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罠だけでは足りない。
隔離区画に、控えの戦力を一体投入する。
控えのリストから、スピリットアーマーを選んだ。
物理攻撃への耐性が高い。
剣一本で押してくる相手との相性がいい。
```
[ 召喚・配置:スピリットアーマー ]
[ ☆☆ / 不死系(魔法生命体)]
[ HP 90 / ATK 28 / DEF 30 / AGI 8 ]
[ スキル:物理硬化 — 被物理ダメージ-25% ]
[ 消費PT:±0 PT(控え戦力・配置は維持費のみ)]
[ 残PT:229 PT ]
```
因果の罠が発動すれば、攻撃は自傷に変わる。
そこへスピリットアーマーの防御が重なる。
一人を、狭い箱に閉じ込めて摩耗させる設計だ。
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配置を見直した。
本隊6名は、これまで通り中央通路とL字迂回路。
ウォーロードと骸骨剣士で受ける。
先行するゼイン一人だけが、隔離区画へ誘導される。
因果の罠、スピリットアーマー、退路のない通路。
数の利を、両方の戦場で確保する設計になった。
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残りPTを確認した。
229PT。
維持費は、スピリットアーマーの分が増えて15PT/日になる。
それでも狩猟隊の収益で十分に賄える範囲だ。
やるべきことは、終わった。
あとは、来るのを待つだけだ。
それだけだ。
■ あとがき — 第24章 ダンジョンレポート
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【ダンジョン構造(変更点)】
■ 隔離壁(可動式) 新設
位置:2F中央通路・中間地点/DM遠隔命令で起動(通過後に閉鎖・後続と分断)
コスト:-25 PT
■ 因果の罠 設置
位置:隔離区画(可動壁の先)
第9章のガチャ入手品を第24章で初設置(第10章以降温存していた札)
コスト:-18 PT
【経路】
<メインルート>
1F
入口
↓ 通路(5m)
1F-1(10m×10m)
↓ 通路(5m)/通路内:連鎖爆炎魔法陣
1F-2(10m×10m)→ 1F-5(10m×10m・空室)
↓ 通路(5m)
1F-3(10m×10m)
↓
1F-4(10m×10m)
↓ 通路(15m・2F接続)
2F
2F-1(50m×50m)
入口 → 中央通路前半(幅3m・約12m)→【隔離壁(可動式)】
├─ 左迂回路(L字・8m):暗闇罠(分岐点)/ 落とし穴 / 骸骨剣士×1
└─ 右迂回路(L字・8m):落とし穴 / 骸骨剣士×1
隔離壁の先:中央通路後半(約12m・隔離区画):因果の罠 / スピリットアーマー×1
中央通路奥:骸骨剣士×1(予備)/ アンデッド・ウォーロード×1
↓
2F-2(10m×10m)← ダンジョン核
↓ 隠し扉
DM生活区画(3m×4m)
【配置詳細】
◇1F-1:暗闘罠×2 / 落とし穴×2 / 毒霧散布罠×1
◇通路(1F-1⇔1F-2):連鎖爆炎魔法陣
◇1F-2:影狼×1(回復完了)/ アラクニア×1(回復完了)
サンダーウルフ×1(回復完了)/ ゴースト・ガーディアン×1(疲労ほぼ消失)
◇1F-3:コアバット×1(右翼重傷・療養中・非戦闘)
◇1F-4:未設置(空)
◇1F-5:空室
◇2F-1:区画通路(中央前半12m+隔離壁+中央後半12m+左右迂回路各8m)
暗闇罠×1 / 落とし穴×2 / 因果の罠×1(隔離区画)
骸骨剣士×3(左迂回路1・右迂回路1・中央奥予備1)
アンデッド・ウォーロード×1(中央通路最奥)
スピリットアーマー×1(隔離区画・新規配置)
◇2F-2:ダンジョン核
◇DM生活区画(2F-2 隣・隠し扉裏):各設備あり
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【戦力配置(変更点)】
影狼・サンダーウルフ・アラクニア:回復完了(戦闘可能)
ゴースト・ガーディアン :疲労ほぼ消失
スピリットアーマー×1 :新規配置(隔離区画・因果の罠と連携運用)
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【PT収支】
章開始時PT :190 PT
維持費(3日分) :-42 PT
狩猟隊収益(3日分) :+124 PT
隔離壁(可動式)建設 :-25 PT
因果の罠設置 :-18 PT
スピリットアーマー召喚配置:±0 PT(控え戦力・配置は維持費のみ)
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章終了時PT:229 PT
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【重要イベント】
■ Aランク(ゼイン)対策として2F中央通路を再設計
中間地点に可動式の隔離壁を新設(DM遠隔命令で起動・通過後に後続と分断)
単独で先行してくる可能性が高いゼインを、本隊と切り離して個別対応する狙い
■ 因果の罠、初設置(第9章入手・第10章以降温存していた札)
隔離区画内に設置し、単独の相手にのみ機能する状況を作った
■ スピリットアーマー、初配置
物理耐性を活かし、隔離区画で因果の罠と連携する運用
■ 1Fモンスターの回復が完了
影狼・サンダーウルフ・アラクニア:戦闘可能 / ガーディアン:疲労ほぼ消失
■ 維持費、14PT/日 → 15PT/日に増加(スピリットアーマー追加分)
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【通貨変動】
変動なし(この章では取引なし)
残り通貨:銀貨約16枚強(概算・変動なし)




