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にーまるいちよん  作者: 川里隼生


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3

山頂に立った。まだ日は昇っていない。


俺は黒いジャージの下にユニフォームを着ている。と言っても、野球やサッカーのようなはっきりしたユニフォームではない。女子フィギュアスケートのユニフォームだ。おい、変態とか言うな。


この国の人間は不思議なもので、男子の金メダリストより女子の6位を讃える。レディファーストって奴か?


2月20日。オリンピック女子フィギュアスケート。この日本人選手はそれまでの不振から6位まで盛り返した。俺はその逆転劇が国民の心を掴んだのではないかと思っている。


この国の人間はとにかく涙を流したいらしい。ある日の新聞のテレビ欄なんか24時間ぶっ続けで涙、涙の特集を組んでいた。募金までしていたようだ。


山頂で俺は火を起こす。虫眼鏡に黒い紙という原始的な方法で。しばらくそうやって、まだ日が昇っていないことに気づき、ジャージのポケットからライターを取り出した。


オリンピックの話に戻すが、ここでも例の新聞でお世話になった例の国と因縁があるらしい。審判を買収したとかしないとか。だったら世界最高得点を挙げた日本人の金メダリストも怪しくなるぞ。


東の空が白んできた。


まだ辺りに人はいない。それもそのはず、俺がそうさせているのだ。


日が昇る。2015年の幕開けだ。

よいお年を。


クリスマス? 知るかい!(泣)

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