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IX
「一仕事完了ッ!!」
豪放磊落な太陽色のメカヘッドは、餞別の赤く光る大斧で蜘蛛の瓦落多を片付けたところだった。街中から上がる拍手の音波は快感そのもの。大斧を一振りし、背中に掛けると颯爽と飛び立っていった。
『こちら4番、新宿区の瓦落多討伐完了!!』
ビルの上で、耳元のインカムから仲間達に知らせを入れた。
『そう、お疲れ〜』
優しそうな声が聞こえた、この声はアイツしかいない。
『クインか!久しぶりだな!』
『少しばかり東京にも顔出そうかなって思って』
このインカムは、一番近くにいる仲間のインカムに自動的に接続されるようになってるもの。上手く使えば他の仲間達にも繋げられるが、距離が遠すぎると接続不能。
『今何処にいる?是非会いたいのだがッ!!』
『うるさいから来て欲しくないんだけど……』
『ん?』
『船堀タワーの下で待ってまーす。』
クィーンクェはそう言って即座に通話を切った。




