40/42
34天使の歌声
壇上に現れたのは少女だった。
暗い劇場で、少女が光って見えた
やがて曲が聞こえてくる。
そして聞こえて来た
軽やかで透き通った声が
天から降る様に聞こえてくる
春の訪れと愛おしいものに会えると言う喜びを歌い上げる
だんだん春の暖かさを感じて行く
冬の名残の氷が溶けて行くのを涙が流れる様に
だんだんとだんだんと光が差してくるとともに
春が来る。
あの人が帰ってくる
あの人が帰ってくる
会いたい会いたい
あの人に会いたい
春と共にあの人が帰ってくる
あの人が帰ってくる
あの人が帰ってくる
会いたい会いたい
あの人に会いたい
花が綻び小川が流れ小鳥が囀る
春の訪れを
春の訪れを
あの人が帰ってくる
歌が終わり光が差した途端会場を揺らさんばかりの拍手が起こった。




