21自由とは
「自由ってなんでしょうか?」
「そりゃ教典の言う通り、『無作為に行動する』ことじゃないか?」
「何もしないと言う事ですか?」
「違うんじゃないか?好き勝手にこう・・・行動するとか」
「好き勝手?他人に迷惑をかける事でしょうか?」
「それだなあ。他人に迷惑をかけてもどうでも良いと言う奴!」
「相手のことを考えて好き勝手したらいけないんでしょうか?」
「好き勝手かあ・・・聖女さんはやりたいことがあるのか?」
「・・・とくにないですけど・・・気になって」
「気になるかあ・・・まあ他人のことを考えることができる時点で良いと思うな」
自由ねえ転生前の異世界だと「良いもの」だったけど、この世界では「無為無策」「無法」「無情」になるようだ。何でもかんでも自由だったら混乱するだろ?って話だ。
そこは分かるが何が何でも「使命」とやらで縛られるのはごめんだ。
「・・・何かあったの?」
「また手紙が届いたんですけど・・・」
懲りないなあ
「・・・正式に養子にしたいと今手続きをして居ると」
国を巻き込んだな
「・・・教団は教女様はなんと?」
「・・・ことわってくれて居るみたいですけど・・・教団員の中で養子になったらとのり気な人が・・・」
こう何度もやられたら乗り気になって来る人も居るだろ。
「ちゃんと嫌だって言って居るんだろ?」
「はい・・・でも・・・良い話だって言う人が」
おいおい何を言って居るんだ。
「決めるのは聖女さんだよ」
「はい・・・でも・・・なんか話が進んでいて・・・5日後に会う予定です」
「やれやれ、対決かあ」
「それでその・・・いっしょに・・・」
「・・・同席して欲しいんだな。分かった」
「いいんですか!」
「いちおうレッスンは君の治療の一環だからな。教団に言えば同席出来るだろ」
関係者だし、大丈夫だろ。調査も進んで居るしまだ途中だけど
「ありがとうございます!」
「さて、レッスンの再開だ」
まずは音楽会だな。




