18何をしたいか
「ところで好きなものは見つかった?」
「えーと・・・まだです」
音楽会に向けてのレッスンそろそろ歌を決めておきたい、出来れば聖女さんの声質に合うものが良い。
「この前、歌って見せた中でもっと歌いたいなと思ったものは有った?」
と聖女さんに聞いてみた。好きとか嫌いとかは言わせずに
「うーん初めに歌ったのが歌い安かったです・・・」
「そっかじゃあもう一度歌ってみるか?」
「はい!」
もう一度歌ってみる。声質とは少し合わない気がするがまあ良いだろう。
一番は聖女さんのやる気だ。
「ちょっとアレンジしてみるか」
「はい、あの」
「どうした?」
「・・・もっとゆっくりとした感じで歌いたいんですが」
「テンポを変えるのかやってみよう」
と言う感じでアレンジしていって、キリの良いところで切り上げた。
「やる気が有るみたいだね。」
とレモン水を飲みつつ休憩がてらそう言った
「はい、その・・・やってみたくて」
と聖女さん
何にせよやる気が有るのは良いことだ。
「手紙はまだ届いて居るのか?」
ちょっと聞いてみたあいつらはどうして居るんだろ
「手紙は無くなったんですが、・・・贈り物が届いて居るみたいです」
なんでもぬいぐるみやおもちゃ、ドレスやお菓子が届いて居るみたいだ。
基本個人への贈り物は受け取ってはいけないのだが、そんなのお構いなしに置いていく様だ。
教団への寄付として送れば良いのにそうすれば聖女さんは受け取れらなくても周囲に分けることができる。
貴族どもは教団を嫌って居る。それは高魔力の血統とやらをを保持、強化する為に婚姻に口を出してくるからだ。下手すりゃ教女を派遣して、高魔力の子供を血統を得ようとする。
まあ、ここまですることは殆ど無い様だが・・・前でも思ったけど、魔力強化なんて自力でちまちま修行するしかないだろって思う。
前に教団員だったころは貴族の人間関係の調査中心だったなあ。そういや調査中に撲殺されたんだっけ・・・
あいつらは悪しき教団から聖女さんを救うつもりなんだろうな。




