表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

デンデラ龍が出てくるばってん

作者:遠野淳一
 長崎に伝わる童歌に隠された謎を解く物語。

でんでらりゅうがでてくるばってん。
これは長崎県に伝わる意味不明の童歌です。そしてそれは江戸時代、長崎に現れたデンデラ龍との戦いを残した記録でもありました。現在誰も知らないデンデラ龍とは何なのでしょう? この童歌の正体を知るために、まず御神剣『百錬(びゃくれん)』について語る事から始めましょう。

 古代中華、三国の時代、関羽(かんう)の霊を祭る御神剣を造るために、ただ美しいという理由だけで生贄にされた白蓮(びゃくれん)という貧しい村の少女がいました。その儀式は魂混(こんこん)と呼ばれ、生贄の魂と引き換えに願いを叶える事ができたそうです。白蓮は生まれた村と家族を守るために、関羽の魂を鎮める事を願いながら生贄として魂混を全うし、死んでしまいました。

 白蓮は生贄として死んだ後も、魂は御神剣に縛り付けられ成仏する事も出来ません。白蓮の魂は何十年と関羽の霊を慰め続けました。次第に魂は御神剣に絡みつき、溶け合いながら金属を細胞に変えていきます。白蓮は新たな生命、御神剣『百錬(びゃくれん)』として生まれ変わりながらも健気(けなげ)に関羽の霊を慰め続けていました。
 そして呉の国が滅亡する時、関羽の墓は荒らされ御神剣『百錬』は盗まれてしまいます。盗まれた御神剣はたくさんの人の手を渡り、江戸時代に長崎の出島に持ち込まれました。デンデラ龍のお話はいよいよここから始まる事となります。
▼ 第一章 ◆ プロローグ
2024/03/11 10:37
◆ 白蓮
2024/03/11 10:41
◆ 九振りの神剣
2024/03/12 10:00
◆ 彦一
2024/03/14 13:00
◆ 翁百錬
2024/03/15 14:00
◆ デンデラ龍
2024/03/16 12:00
◆ 逃亡者
2024/03/18 09:09
◆ 魂混
2024/03/19 10:20
◆ あきのの抜天
2024/03/21 20:10
◆ 二階堂あきの
2024/03/22 20:10
◆ 素振り
2024/03/23 20:20
◆ デンデラ龍
2024/04/15 20:10
◆ コラレラ錬剣
2024/05/06 20:10
◆ デデ魂剣
2024/05/13 20:10
◆ 神子達錬剣
2024/05/16 20:10
◆ デンデラ錬剣
2024/05/27 20:30
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ