第八話「深淵の十星(オメガ)の復活と、不滅の管槍(くだやり)」
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第八話「深淵の十星の復活と、不滅の管槍」
「ば、バカな……我が邪呪の檻が、たった数手の後手戦術で全クリアされるなどと……っ!?」
影の魔導師がパニックになって手を震わせたその瞬間、大平原の空が一転し、奈落の最奥からかつてルイたちがボコボコにしたはずの八体、九体、十体目の超越神がさらに強くなって蘇り、その真名を轟かせた。
「フハハ! 終わりなどない! 『オメガ・システム』の神理を以て、この世界の構造を完全に虚無へ還してやろう!」
世界中が3秒おきに破綻するほどの神話級の緊迫感が漂うなか、総執事アルヴィンが新しい黒銀のロングコートを美しく翻し、マジックポケットから東方の至高の聖遺物『管槍』を解き放った!
「いいですか、レン君! 槍の真理とは、力で押し返すことではありません。左手で【管】を固定して摩擦抵抗をゼロにし、右手で爆発的なスピードの【螺旋の突き】を放つのです! さらに、自らの体という防衛範囲を守る【菅の囲い】を構築し、上から叩き落とす【引き落とし】の妙技で敵の槍の軌道を最外殻の【楕円の外側へと完璧に受け流す】のでございます! これぞ尾張徳川家で門外不出とされた御留流『尾張の喧嘩槍』の理合! 執事として【出来て当然】の完全解呪ですな! ガハハ!」
ドシュゥゥゥゥンッッ!!! ――キィィィィィン――ッ!!!
アルヴィンの放った管槍の受け流しから反転した極大光波が、さらに強くなった十体の一切の魔導回路を分子レベルで完全に消滅させ、無限の破綻を永遠の平和へとひっくり返した!
「やったぁ! 10体まとめて完全勝利だ!! クククッ!」
大平原の青空が元通りに復活し、世界のすべてのトラブルが全クリアされた瞬間だった。
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