第六話「カ行の二十侍女(メイド)の強襲と、お笑いブースト」
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第六話「カ行の二十侍女の強襲と、お笑いブースト」
無限ループの通路に閉じ込められたレンの前に、再び空間が激しく明滅した。
「ちょっとレン君! 私たちを置いてきぼりにして大冒険を始めちゃうなんて、水臭いじゃん!」
――ポポポポポポン――ッ!!!
光の中から現れたのは、なんとガルディニア王国のカ行のメイドの娘たちであり、今はシルヴァ・ヴェールの一大自警団となったカレン、クラリス、クロエ、精度を高めたコレットたちの若き後継者メイドたち総勢20人だった!
「キャハハ! レン君、そんなせこいハメ技の迷宮に引っかかってちゃダメ! ほら、オデットおばちゃん特製の『3倍お笑い薬・改』を仕込んだトマトジュースを持ってきたから、これを飲んで自律神経を爆発させちゃいなよ!」
メイドのコレットが、ハイクオリティでお洒落な普通の服のポケットから不思議なマジックジュースを取り出した。
「ええっ!? そんなの飲んだらお腹が痛くなって転げ回っちゃうよ! 救急車を呼ばれちゃう!」
「ニヒヒ! いいからオルカの燃料タンクにも一気に流し込んじゃえ! これぞエンジニアリング! 3倍お笑い燃料ブースト、いくわよーーーっ!!」
ズガァァァァァン!!!! ――ドシャァァァアアアン!!!
オルカ・ランナーから笑い声の波長(周波数)のような大爆音のエネルギーが吹き荒れ、無限ループの魔導回路を内側からボコボコに叩き割り始めた。
「ケタケタケタ! 自転車まで大爆笑しながら爆走してるよ!!」
二十人のメイドたちのセリフ多めなにぎやかな声が、迷宮の壁を粉砕していく。
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