第二話「金銭面の四苦八苦と、自警団サラリーマンのお笑い秘薬」
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第二話「金銭面の四苦八苦と、自警団サラリーマンのお笑い秘薬」
しかし、恋の道のりには過酷な現実が立ち塞がっていた。ルイは社会に出たばかりの新卒会社員であり、会社の上司たちからはいつも「まだまだ半人前だ」と舐められ、普段の月給はわずか20万円(8,518元)ほど。家族や親戚を支え、きちんとした環境を作るためには、あまりにも厳しい現実からのスタートだった。
「うう、毎日ガミガミ怒られるし、金銭面の苦労が半端じゃないよ……っ。このままじゃ、自分磨きのお買い物すらできないじゃないか!」
ルイがアパートの自室でひどい鬱病という暗いパステルカラーの箱に閉じこもりそうになっていた、その時。部屋の扉が勢いよく開き、近所に住む幼馴染のコレットや、カ行の名前の頭文字を持つ賑やかすぎる女の子たちが総勢20人で大乱入してきた!
「キャハハ! ルイ, 顔がマジすぎるよ! 16歳の頃に親友のために地元の万屋自警団の免許証を取得した、あの頃の男気はどうしちゃったのさ!」
悪戯大好きな少女コレットが、新調したお洒落な普通の服の裾をパタパタさせながら大笑い(アハハ!)する。
「そうよ! 平気で人を傷つけて笑うような乱暴な不良グループを相手に、体中血まみれ、髪の毛を引きちぎられ、あばら骨にヒビが入りながらも、1年間の通院を経て整形外科で元の魅力を取り戻して職場復帰したルイなら、金銭面の壁なんて一瞬で全クリアできるって!」
「お前たち、うるさーーい! 部屋の中で逆切れするな! ……あ、間違えて疲れのせいでメンタルクリニックで処方された『お笑い薬(頓服)』を通常の3倍も飲んじゃった!」
通常の3倍も誤飲してしまったルイの脳内で、お笑い中毒状態が限界突破した。
「ぶーっ! ぐっー! アハハ! お腹が痛い! 救急車よんでぇー! うひぃひぃひぃぃぃ!!」
「プププッ! ちょっとルイ、笑いすぎの汗が洗面台の床(湯川)を滑るほどに溢れ出してるよ! 汚い笑い声が近所に丸聞こえじゃん!」
手が震えてコップすら持てないまま部屋で転げ回るルイ。気がつけばまた病院へと運ばれ、「またあの子、変な悪戯して病院送りだよ」と近所の人たちから呆れられるという、残念な空回りを見せるのだった。
しかし、このお薬を上手くコントロールして飲み続けた3年後、ルイの自律神経と感情のコントロールは、心の中の5対5の完璧な均衡を取り戻していた。彼は仕事に復帰し、インテリサラリーマンかつ演芸界でトップテンに入る大人気芸人へと大出世を遂げ、お給料はなんと1000万円(425,894元)の大富豪へ!
「見たかみんな! 金銭面の苦労を完全に解決して、順風満帆、笑顔の絶えない最高のサラリーマンになって戻ってきたぞ!」
「アハハハ! 達郎、あの時の空回りを返してほしいくらい立派になっちゃって!」
ルイは、子供を2人きちんとした環境で育てられるほどの豊かな生活を、周囲の爆笑と共に掴み取ったのである。
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