3
お待たせいたしました^^
リアルにて忙しかったです……
「兄さんに……いや兄さんは僕の理想のウケキャラなんです!!!!」
*************** ***************
*************** ***************
ウケ……請け……浮け……受け……
……待てよ?
受けって、確か貸してもらったゲームに出てきたような。
確か主人公が『受け受け言うな!!!俺は女じゃないんだぞ!!!』って言ってたよう気がする。
まさか、ウケって……あの受け????
桐耶、俺をそんな風に見てたのか!
――歩は残念なことに『腐男子』という言葉を知らなかった――
いや、桐耶のことだから何か高尚な目的があって、あんなことを言ったに違いない!
そ、そうだ。
そうに決まってる。
ピンポーン!!!ピンポン、ピンポン!!!
「あ、は~い!!」
そうだよな。
実の弟を疑っちゃあ人間として終わってるよな。
愛しい弟が頼みごとしてるんだ。協力してあげなきゃ駄目だよな……兄としては。
「あ、浩介。お菓子あるよ。いる?」
中に入るように促しながら、聞く。
「ヤッホー♪お菓子?いるいるぅ!!!ソレより、ゲーム進んだ?」
すると、すぐに明るい声が聞こえてきて、さっきまで沈んでいた気持ちはいったん浮上したが、小声で浩介が聞いた問いで元に戻ってしまった。
ゲーム、そうだ。ゲームもあったんだ。
あれだけは絶対ハッピーエンドにいきたい。
「もしかして、歩にはまだ早かったか?」
浩介のつぶやきも脳内で攻略法を懸命に考えてる歩には聞こえていない。
「実はさ……バッドエンドにしか行かないんだ……ハッピーエンドにしたくて……手伝ってもらえないかな?」
「へ……?」
歩の部屋に付いた瞬間、あまりの衝撃で沈んでいると思っていた浩介は予想外の頼み事をされた。
予想外の出来事に頭がついていかなかった浩介は、思わず抜けた返事をしてしまったのだ。
「駄目か???今度、マックで何でも奢ってやるから!!その他にも、ひとつだけなら何でも言う事聞いてやる!!」
「ちょ…………」
「一生のお願い!!!この通り!!!!」
遂には、浩介は土下座までされてしまい現在上目遣いで可愛く見上げられてしまっている。
こんなところが理想のウケキャラだと桐耶がこの場にいたら鼻血を垂らし悶えながら叫んでいたことだろう。
所詮、腐男子とはいくら見目が良くてもそんなものだ。
「いいよ……ちゃんと奢れよ。一つなら何でもいう事聞くっつったよな?ちゃんと守れよ」
――そして、彼は鬼畜という言葉も知らなかったのである――
――グットラック……――
浩介は爽やかイケメンであると同時に、鬼畜です!!!




