第二章②~冒険?編・錬金術?~
017_第二章②~冒険?編~
~錬金術?~
「ミユカメ君!これは錬金釜なの?」
Hot-Iceがクランにある最新式錬金釜をワナワナしながら指指している。
「あー、ホットさん!そうです!これが錬金釜です!」
「ええええええ?錬金術あるの?ないの?あ?る?の?ないの?どっちなのさ?」
「えーっと。錬金術はスキルや魔法ではなくて、この世界では魔素を効率的に物体に変換させる技術なんです。」
「ふむ。なるほど。詳しく。」
俺は、錬金の仕組みをHot-Ice に話していく。
「ふむふむ。それは魔素の凝縮かな。」
「なるほど、属性ね。」
「ほーう、五芒術式。それは面白いね。反発しあったり、高めたりすることができるという術式だね。」
Hot-Ice はメモを取りながら真剣に聞いている。
「ミユカメくん、出来たものは完成形といっていいのかね?」
「あーその疑問は面白いですね。それだけで成立するものもあれば、後から術式や魔石を嵌め込むこともありますよ。」.
「何を作りたいか?それはどのような属性なのか、ということだね?」
Hot-Iceさんは凄かった。
魔素。属性。属性同士の干渉。錬金釜の仕組みを半日で理解し、その夜には「ほとんどのモノ」を錬金出来るようになっていた。
「この魔素スキャンというのは便利ですね。ミユカメが作ったんでしょ?」
「ええ、錬金釜で。」
「ミユカメ君は鍛冶はしてないの?」
「あーしたいんですけど、錬金で作らなきゃいけないものが多すぎて手が回らないんです。」
「それ、ワタシ、私がやりますよ!おそらくそんなに手こずることはなく出来ると思いますよ。」
♢♢♢♢♢♢
【江戸屋・食堂】
「これ、ホットさんが作ったのー?凄い豪華!美味しい!」
「あれ?ワタシ、私、言ってませんでしたっけ?生前シェフやってましたので。」
『え?』
「シェフやってましたので。」
オークシチュー、ふかふかのパン。メニューがこれだけなのになんという満足感!!
『オークの玉手箱やァァア!』
「ここ、野菜の在庫、あまりありませんね?こんなんじゃ栄養片寄りますよ?いつも食材はどこで?」
「……1度、ダンジョン街で買ったっきりで、後はエドが取ってくる肉とか?肉とか?肉とか?」
「それで1ヶ月もでしたっけ?それだけで1ヶ月も?で、す、か?」
『ごめんなさい!』
「この辺りは店もありませんしねぇ……ゲート王都近郊に通じてるんですよね?王都で仕入れれば?」
「めんどくさい!」
「他にやることが多すぎて……」
「このバカチンがァァア!若いんでしょ?若いんですよね?もう少し健康に気を遣って下さいよ!!!!」
『ほんとごめんなさい……』
「ったく、君たちは全く変わってませんね(笑)家事師がいないのによく頑張りました!しばらくはワタシ、私がここにいてあげますよ。」
しばらく?
俺はここに引っ掛かった……
エドは気がついてないみたい。
何か事情があるのかもしれない……




