その14.ついに、オカンの超大作完成‼
「よっしゃあー! 終わったぁー!」
最終章の最終話を 〝ポッチン” したオカンの雄叫びが響くぅっっー!
「5か月間で全180話、文字数367,736字、約739分、
原稿用紙922枚分やでぇー これってなにげに凄いやん!」
はあ、まあ。文字数が多けりゃ、話が長けりゃ、ええってもんでもない
ですが・・・
「Kちゃん、そう思わへん? な、思うやろ! 文字数だけはゼッタイ
S君に負けてへんからねっ!!」
はいはい、凄いです凄いです、お疲れさんでした。
てか、オカン、最後の最後までどんだけSを意識してんねん!
「ちゃーんと掃除・洗濯・料理、主婦業をカンぺキにこなしながら毎日
せっせと投稿したんやからねっ!」
はいはい、エライですエライです。ご苦労さんでした。
まっ、〝神降臨中” はレンチン飯が続きましたが・・・
「この達成感半端ないわ。私ってヤルじゃん、久しぶりに自分を褒めて
あげたくなっちゃったー」
キター 〝浜っ子” オカン!
「で、もう 〝小説家” やめるん?」
「もうええわ。十分楽しませてもらったし秋の連ドラもはじまることやし、
これからは他の人のをじっくり読ませてもらうことにするわ」
オカン、どうやら小説執筆は辞めて読み専に徹するようです。
「で、どうするつもりなん、それ? やっぱりゴミ箱行き?」
俺はPCの横にどっかと鎮座するコピー用紙の束(オカンの自称超大作の
原稿)を指差した。
「どないしようかな… ここってお母さんが死ぬまであると思う?」
「いや、そんなん俺に聞かれても…」
「なろう」がこの先30年以上存続するか否かは誰にも分かりませんから。
「うーん… 一応キープしとくからやっぱり棺桶の中に一緒に入れてくれる?
このサイトかて、いつまた、どっかの国からサイバー攻撃受けて潰されるかも
しれんし…」
あ、オカンは決してネトウヨでも近隣諸国を嫌っているわけでもありません。
ただちょっと人より愛国心が強めなだけです、念のため。
「…それに、一緒に燃やしてもらったら、もしかしたら来世で女芸人にでも
生まれ変わって、ペンネーム『ラブ・二股』タイトル『火種」とかの純文学
小説書いて、直木賞とって、印税ガボガボ入って、ウハウハな人生が送れる
かもしれへんやろ? ✌ ( ̄∇ ̄;)ガハッハッハ!!」
オカンは豪快に笑うと大きなピースサインを作った。
うわっ、その勢いならオカンより俺の方が先に棺桶逝きになりそうなイヤーな
悪寒・・・
最終話までのお付き合い、ありがとうございました!
よろしければ、連載中の『オカンのアメリカ留学よもやま話』のほうも
読んでやって下さい!




