第六話 黒川君の当選
第三問。砂弁当事件の次の次の日、端的に言うと2日後ですね、Two Days Later、9月8日の金曜、教室に残してあった僕の制服は、、、、無残にもズタズタに切り裂かれていました。
Who Did It? 誰がやったんですか?
蛭田: 申し訳ない、それは俺がやった。でも高木に命令されて逆らえなかったんだ。許してくれ。
マスター: 中3でしょ、刑事責任能力を問えるんですよ。逆らえなかったとか簡単に言わないでほしいですね。良い子なんだから(笑)。
蛭田: 高木に逆らうと大変なんだよ。
マスター: 僕は毎日、大変な目にあって来たんですよ。
蛭田: ごめん、本当に許してくれ。止むなくやってしまったんだ。
黒川: 止むなく? そうだった? お前、結構楽しそうにやってたじゃないか。
蛭田: また俺を陥れようと、、汚ねえぞ黒川。
黒川: だって本当だろ。お前、高木の機嫌とろうと意気揚々とやっただろ。
蛭田: 作り話はやめろ。 酒鬼、信じてくれ。俺はやってない、やらされたんだ。
マスター: 蛭田君、いろいろやってくれたみたいですね。
最後に言い残すことありますか?
蛭田: 違う、酒鬼信じてくれ。お前をターゲットとしたのは黒川なんだぞ。
全ての始まりは黒川だ。あいつの一言から始まった。
黒川: 酒鬼、騙されんな。始まりは蛭田だ。
マスター: 白井君、どうなんですか? どちらの言うことが本当なんですか? 白井君、白井君、、、
時間がないので当選者は蛭田君としましょう。おめでとうございます。
行きますよ、少し痛いけど最初だけだから。では、、、
【マスター、蛭田に銃口を向ける。】
蛭田: ウワー(叫び声)
白井: やめろ。蛭田君の言っていることは本当だ。
マスター: ということは僕をターゲットに選んでくれたのは黒川君なんですか?
白井 それは、それは、、、、
黒川 白井、何だよ突然。蛭田が決めただろ。
マスター: 白井君、どうなんですか? 僕を指名してくれたのは蛭田君ですか、それとも黒川君なんですか?
白井: それは、それは
蛭田: 白井、言ってくれ真実を。
黒川: 白井、どうしたんだよ。蛭田が決めたんだろ。
マスター: 何か黒川君、あやしいですね。
黒川: 白井、俺たち刎頸だろ。
白井: 僕はもうウソをつきたくない。四人組は嫌だったんだ。でもクロちゃんを裏切りたくなかったし、高木君の暴力が怖かった。だからグループに居続けてしまった。
でも僕はずっと暴力を振るうことで苦しい気持ちになっていた。
クロちゃんには悪いけどウソをつく人生はやめにしたいんだ。
黒川: 何だよ、突然。酒鬼、気を付けてくれ。白井は混乱している。自分でもわけわからない状況になってる。お前をターゲットにしたのは蛭田だ。これは本当だ。
蛭田: ウソつくな。お前だろ。
マスター: 黒川君、怪しいですね。
黒川: 俺じゃない。信じてくれ。お願いだ。
マスタ―: おめでとうございます、黒川君、当選でーす。
【黒川を撃つ。蛭田、白井凍り付く】




