第四話 ゲームの始まり
マスター: 冗談でこんなもの(拳銃)用意しますか? 高かったんですよ。クレジットがきかないので大変でした。
皆さん準備はよろしいですか?
(大声で)さあゲームの始まりです!
第一問、僕をいじめのターゲットに選んでくれたのは「どこのイタリア」、じゃなくて、「どこのドイツ」ですか?
【一同、顔を見合わせる】
マスター: 誰なんですか? 答えてください。誰が僕を選んでくれたんですか?
【沈黙が続く】
マスター: 誰なんですか? 仕方ないですね、、、じゃんけんで決めますか。
最初はグー、じゃんけん、、、
黒川: ちょっと待て。それは、、それは、、、、高木だ。
だよな(白井に同意を求める)
白井: 僕は覚えてない。
黒川: 何だよ白井、高木が指示したんだよな。
白井: ごめん、僕は覚えてない。
黒川: なことないだろ。ちゃんと言えよ。
白井: 僕は覚えてないんだ。
黒川: 蛭田、高木がけしかけたんだよな。
蛭田: (怪訝そうに)ええっ? (しばらく沈黙)
ああ、そうだ、高木だ。
マスター: 高木君なんですか?
黒川: 高木だ、間違いない。
マスター: (笑いながら)本当ですか? おかしいですね。僕が転校した日、高木君は欠席してたじゃないですか。
黒川: それが何か?
マスター: 転校した日の放課後、僕は君たち3人からの視線を感じました。その瞬間「これは来る」と思いました。高木君の欠席したその日に、君たち3人は僕に目を付けました。そうでしょ?
黒川: 違う。その翌日、高木から「やっちまおう」と指示があった。
マスター: 僕をなめないでください。僕はいじめられっ子のプロなんですよ。君たちの学校に転校したのも、前の学校でのいじめから逃れるためでした。
だからわかるんです。プロのいじめられっ子の目をごまかすことはできません。




