第109話 ☆振られる男
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性描写があるため、改変しています。
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イーリアの帝国戦闘教義の紹介が終わると、
すぐにフィズルに「軍師」への転職をせがまれた。
あれだけ目を輝かせて質問していたんだ。
こうなるともう止められんだろうな。
幸いにも「軍師」は"学生"の上位職らしく、
フィズルは転職条件を満たしていた。
あれこれと相談した結果、
『学者』のジョブから転職することにした。
■フィズル:ジョブ
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・「ウィザード」:Lv.12
・「薬師」:Lv.8
☆「軍師」:Lv.1
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その後、イーリアの元には
カラドク、スカエルヴァ、フィズルの3人が集まり
兵士たちの訓練を交えながら指南を受け始めた。
掛け声や木剣の打ち合う音が、
広場にリズムのように響いている。
一方のフィーラはというと、
エル=ネザリのダークエルフ達に教えを乞い、
魔法の訓練の輪へと加わっていた。
向上心の高い奴なんだな。
ヨルはサクラやクロエら村長たちと何やら話し込んでいる。
あの様子だと、情報収集かあるいは村の事情を深掘りしているのだろう。
一時はどうなるかと思ったが、
スタルディアの女たちも何とか輪の中に溶け込めているな。
よしよし。いい感じだ。
………そういえばオリヴィアの姿が見つからんな。
そんなことを考えつつアレク城へ戻ると、
地下の方から物音が響いてきた。武器庫の方だ。
気になって覗いてみると、
オリヴィアが1人で黙々と筋トレをしているではないか。
さっきの模擬戦では、惜しいところまで行ったのだが、
最終的にはオリガに力負けしていたな。
身体を休めるどころか、
もう鍛錬を始めているとは…
余程の負けず嫌いなんだろうか?
オリヴィアの能力が気になって来た。
どれどれ…"解析"
■オリヴィア_身体
■オリヴィア_道具
■オリヴィア_魔法
■オリヴィア_生殖
――"魔輝眼"?
特別な能力のようだが、どのような能力だろう。
そして悲しいかな。
どれだけ汗を流し、黙々と筋トレに励んだところで、
オリヴィアの活性項目はもう伸びない。
能力上限だ。
まあ、俺の場合は【英雄】のジョブの効果で
能力下降が抑止されているが、
通常だと放っておけば能力レベルは落ちていくようだ。
意味がないことは無いんだろうが…
努力が数字に反映されない現実は、やはり胸に刺さる。
「すまない、使わせてもらっているぞ」
ボケッとしていたら
オリヴィアに気付かれてしまった。
■オリヴィア
何という透き通るような肌…
ノルド人というのは美しいな。
「ああ、構わんよ」
これ以上、フィジカルが伸びない事を伝えるべきか悩んでいると、
逆に向こうから声をかけられてしまった。
「構わないついでに、
稽古相手になってくれないか?
腕を落としたく無いんだ」
「おお、いいぞ」
地下室…男女二人きり…
何も起こらないはずが無く。
グフフ♡
俺とオリヴィアは掛けてある木剣を持って向かい合った。
…
……
「っく!もう一本!」
あっさりと3本連取してしまった。
オリヴィアは、剣の扱い自体は俺より上手いのだが、
力と俊敏さ無いせいでどうしても動きにキレがなく、
剣筋も読みやすい。
良く言えば実直なのだが、少し不器用だ。
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アレク:
└剛力Lv.91/瞬発力Lv.83/中柄Lv.72/器用Lv.57
オリヴィア:
└剛力Lv.50/瞬発力Lv.52/中柄Lv.79/器用Lv.40
―――――――――――――――――――
「…手加減不要だぞ。戦場だと思って頼む」
読まれてしまったか。
しかし、それでは何も変わらん。
オリヴィアとの距離が縮まらんではないか。
どうにかして仲良くなれそうな方法は無いもんか。
「てやぁあっ!」
そんなことを考えていると、オリヴィアが突っ込んで来た。
考える暇もない。
仕方なく剣をいなし、空いた上段を狙う。
しかし…
※スカッ※
何!?
まさかのフェイント。初めて見せたパターンだ。
カウンターにカウンターを合わせられ、
今度は俺の攻撃がいなされてしまった。
そしてその流れのまま、籠手を打たれる。
「いてっ!」
木剣が手から弾かれ、俺は無手の状態に。
オリヴィアは勝負を決めるべく、
迷いなく俺の首元へ狙いを定めて来た。
「せいッ!」
(あ…敗け…)
その時、自分の中で何かのスイッチが入った。
■アレク
―――――――――――――――――――
ジョブ:
・「バーサーカー」:Lv.5
スキル:
・「狂瀾」
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視界が白く染まり、熱が身体を満たしていく。
思考の奥に仕舞っていた本能が剥き出しになる。
迫りくるオリヴィアの腕を右手で弾き返すと、
左手で首を掴む。
そして、殺す勢いでオリヴィアを壁へ叩きつけた。
「かは…っ!」
躊躇いなく魔力を込める。
後は首を吹き飛ばすだけ…
………はっ!!
俺は正気を取り戻すと慌てて魔力を霧散させた。
「すまんっ!!」
何だ今のは?
負けを覚悟した瞬間、理性を失った。
バーサーカーのジョブが悪さしたのか?
「ハァ…ッ…ハァ」
オリヴィアは壁にもたれ掛かると
ガクガクと膝を笑わせながら尻もちをついた。
腰も抜けている様だ。
「…い…いいんだ。
戦場のようにと頼んだのは私の方だしな」
そして同時に漂う強烈な雌の匂い。
オリヴィアのやつ、発情してないか?
…この匂い…俺も興奮して来た。
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・アレク
└フェロモン:Lv.83
・オリヴィア
└被虐嗜好:Lv.72
└役割嗜好:Lv.85
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異様に高い被虐嗜好に、謎に高い役割嗜好…
もしかして………試してみるか。
「戦場ならレイプされているだろ」
そう言って、再びオリヴィアの首を掴む。
「ハァ♡…ッ…ハァ♡」
やっぱりだ。発情してやがる。
もしかして、戦いで敗れて犯されるシチュエーションに興奮しているのか?
俺はオリヴィアに覆いかぶさると防具を剥いでいった。
一応、抵抗はするのものの、ささやかな抵抗だ。
――――――――――――――――
!見せられないよ!
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「アアア~~ッ!!♡」
挿れた直後、首に腕を回されると、
オリヴィアの方からキスをして来た。
意外すぎるだろ。
急に情熱的な女になりやがって…。
このギャップ、たまらん。
「…オリヴィア、俺の女になれ」
急にこの女が欲しくなった。
「っく…お前の女になる位なら
死んだ方がマシだ♡!」
そう言ってまたキスをしてくる。
今度は舌も絡ませて来た。
死んだ方がマシとは何気にショックだ。
女ってやつはよくわからん。
…
……
結局、オリヴィアとは3発ヤッタ。
これからって時にオリヴィアがぐったりして来たので、
大浴場に連れて来た所だ。
そしてそのまま二人で一緒に風呂に入った。
「ああ~やってしまった~
まさか男女の関係になるとは…
…3人には内緒にしてくれよ」
めっちゃ落ち込んどる。
そんなに落ち込まれるとこっちまでショックなんだが。
しゃあねぇ。いいこともあるってことを知らせてやるか。
「実はな、俺は抱いた女の潜在能力を上げる事ができる。
オリヴィアのフィジカルは上限だったが、上げておいたぞ。
これからもっと強くなるはずだ」
当然だが、オリヴィアは疑いの眼差しを向けて来る。
ふーむ。
「…魔輝眼って特別な能力を持っているな。
どんな能力だ?」
そう尋ねると、オリヴィアは大変驚いて目を見開き、
俺の言葉に強く反応した。
「な!?フィーラに聞いたのか?」
「俺はどんな能力を持っているのかも分かるんだ。
参ったか!」
するとオリヴィアは俺の話に興味を持ってくれたようで、
魔輝眼の能力を説明してくれた。
彼女が説明によると、ざっとこんな感じだ。
・相手の魔力の総量が分かる
・どの魔法を練っているか察知できる
・だたし、魔力を消費するので、魔力量が低い自分は十分に扱えきれていない
「宝の持ち腐れってやつさ…」
「何をしょんぼりとしているんだ?
それを解決できる男が目の前にいるだろ
魔力のギフトを上げるなら3発だ!」
そしていきり勃った息子をオリヴィアの顔の前に差し出した。
「ちょっと待て!フリじゃない!
今日はもう無理だ!!」
おっと、全く俺という奴は…
オリヴィアへの頼み方を間違えてしまったか。
俺は魔力を込めてオリヴィアの頭を掴むと、
殺気を込めて命令した。
「しゃぶれ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
結局、大浴場でも3発ヤり、
オリヴィアの活性と魔力のギフトを1ずつ上げておいた。
■オリヴィア
―――――――――――――――――――
・活性のギフト:6→7
・魔力のギフト:1→2
―――――――――――――――――――
欲を言えば、もっとヤりたかったが仕方が無い。
最後はオリヴィアも潮を噴き散らしてダウンしてしまったのだ。
…俺の性欲も歯止めが利かなくなってきたもんだ。
【愛奴】の任命権は後2つある。
先程オリヴィアにはフラれてしまったが、
早く割り当てたい。でないと爆発しそうだ。
外は日が傾き、暗くなろうとしている。
体を冷まそうと城の外に出ると、
ちょうど兵士たちの訓練が終わったところらしい。
スカエルヴァが部下に指示を飛ばしている姿が見えた。
「おーし、今夜はチンポビュッフェだ。
早いもん勝ちだぞ~」
「うぇーい!」
!?
「おい!ちょっと待て!」
思わず突っ込んじまった。
なんだその面白ワードは。
「はぁ?約束したじゃねえかよ!?」
約束?…したか?
スカエルヴァとの交渉を思い出す。
――ついでに男も食い放題にしろよな
――ああ、いいぞ
…
……
あぁ、そう言えばそんなことも言ったかもな…
「くれぐれも
金玉破壊だけはしないように頼むぞ」
「わーってるって」
呼んどいてアレだけど
こいつらガチで頭のネジ外れてるからな。
不安しかない。
「そんなに溜まっているなら
俺が全員纏めて相手してやるぞ。どうだ?」
丁度俺も発散しきれていないしな。
これほどの需要と供給の合致もあるまい。
「はぁ?何言ってんだお前?お前には…」
そう言いかけたところで、後ろから怒号が飛んだ
「おい!!」
■オリガ
どうしたんだオリガの奴、ブチギレじゃねーか。
「お前という奴は……
アタシ1人で相手してやるよ…!!」
おお!それはありがてぇ!
オリガ相手なら遠慮しなくていいしな。
今夜は楽しい夜になりそうだ♡
「ふっそっちは解決したか。
おーし、お前ら、こっちもおっぱじめるぞ!
チンポビュッフェ、開始めいッ…!!」
スカエルヴァの号令と共に、
カナンではリアル鬼ごっこが始まった。
オーガ達が訓練兵を追い掛け回していく。
逃げきるか、吸い取られるかだ。
※ギャー!※
「ひゃははっ!」
あぁ、ダメだ。訓練兵の鍛え方がまるで足らない。
次々とオーガ達に捉えられていく。
「ええ!?」
分かりやすくドン引きしているのはイーリアだ。
やれやれ。習うより慣れよだ。
ルベル=オーガの頭のおかしさに一日でも早く慣れるといいな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
俺は自室にオリガを連れ込むと、
ウキウキで服を脱ぎ始めた。
オリガもやる気満々に服を脱ぎ始める。
男と女が仲良しの為に全裸へ向かうこの瞬間、たまんないよな。
そして服を脱ぎながら、
気になっていたことを聞いてみた。
「なぁ、なんでスカエルヴァの奴は
帝国戦闘教義なんて勉強しだしたんだ?
どう考えても向いてないだろ」
「…姉貴にも目標ってやつが出来たんだよ。
つーか、ベッドの上でも姉貴の話をするつもりか?」
!?
オリガのやつ、もしかして嫉妬してるのか?
可愛いとこがあるじゃないか。
そしてお互いが全裸になって向き合う。
俺よりデカい身長に、筋肉質の体。
さらにオリガは"性豪"持ちだ。
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!見せられないよ!
――――――――――――――――
最高にそそる体だ。
「遠慮しなくてもいいよな?」
「それはこっちのセリフだ」
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!見せられないよ!
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俺の種付プレス…
名付けて"バーサーク・プレス"を耐え凌げる女など存在しない。
ヨガリ狂う準備はいいか?
「オリガ、俺の女になってここで暮らせ」
「…姉貴はアタシがいないとダメなんだよ」
どういう意味だ?またしても振られたのか?
くぅ~ショックだ。悔しい。
せめて今日だけは屈服させてやるぞ!!
こうして俺はオリガと一晩中抱き合った。
疲れたら軽食を挟んで、また抱き合って…
一緒に大浴場へ行き、そこでも激しく求め合う……
…
……
人生は不思議で満ち溢れている。
ルベル=オーガとの出会いは最悪で、
森の中で殺意をぶつけ合ったあの瞬間を、今でも覚えている。
それが今や、こうして激しく求め合う仲にまでなるとはな…
ロザリの難民、スタルディアのノルド、
カナンには新しい人々が集い始めた。
人の縁というものは、どう転ぶか分からない。
今のところ俺達はうまくやれている。
この穏やかな流れが、ずっと続いてほしい。
――しかし、雪解けと共にそいつらはやって来た。
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