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夜明けの星の黙示録【R15】  作者: アレクサンドル・スケベスキ
第七章 スタルディア星王国編

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114/148

第107話 ☆金曜会

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

性描写があるため、改変しています。

改変前はミッドナイトノベルズへ↓

https://novel18.syosetu.com/n7662kr/

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

翌朝、柔らかな陽光が差し込む食堂に、

見事な彩りを放つ料理がずらりと並んだ。


これからイーリアたちと朝食を共にするのだ。


■朝食

―――――――――――――――――――

・☆☆☆希少な トースト「ウェルス・レアビット」

・☆☆☆希少な 「ルビー・ブドウ」

・☆☆☆希少な ハーブティー「ウェルス・ブリュー」

・☆☆☆☆奇跡の サラダ〈白霧(はくぶ)のリーキ・サラダ〉

・☆☆☆☆☆伝説の 紅茶『プリンス・オブ・ウェルス』

―――――――――――――――――――


イーリア達は一皿一皿を眺め、そっと息を呑む。


「昨夜の晩餐もそうでしたが…

 この朝食も、王族以上の食卓ですわ」


フフン。そうだろう?

イーリア達が同席するということで、

俺も張り切って調理に加わったのだ。

どうだ。まいったか。


イーリア達は一口食べるたびに驚く顔をする。

その反応が何とも心地いい。

張り切った甲斐があった。


だが、浮かれてばかりもいられない。

イーリア達がカナンに留まるにあたり、

どうしても伝えておかねばならないことがある。


グラントハルの村長、ラグナルの存在だ。

ラグナルは"第一回(ヴィーナス・) 金星十字軍(クルセイダーⅠ)"において

獣人族の王、 ガルフと共に戦場に立った男だ。

つまり、イーリアの祖父とは明確に敵対した過去を持つ。


ノルド人の風習には詳しくないが、

イーリア達が未だに獣人族やドワーフを敵と見なしているなら、

さすがに共に暮らしてはいけない。


そう考えた末、

俺はラグナルのことを包み隠さずイーリアたちに伝えた。


「……どうだ?仲良くやって行けそうか?」


静かな問いかけに、最初に反応したのはオリヴィアだった。

目を輝かせ、興奮気味に言葉を放つ。


「ガルフとは…もしや"偉大な牙" ガルフか!?

 伝説の王ではないか!!」


その熱に押されるように、

フィーラが落ち着いた声で補足する。


「《百獣王》"偉大な牙" ガルフ、

 《妖精王》"赤髭" グリム・アースベアード、

 …史学で必ず登場する偉人達ね」


”偉人”と評したか。

まぁ、第一回(ヴィーナス・) 金星十字軍(クルセイダーⅠ)は50年も前の事だ。

俺達はまだ10代。さすがに歴史上の人物か。


だが、ラグナルはその歴史の当事者だ。

こうなると懸念はラグナルの方だな。


それをイーリアも感じ取ったようで、

表情がみるみる曇ってゆく。

それを払しょくするかのようにヨルがギロリと睨んで来る。


「…分かっているな?」


ふーむ。まいった。

昨晩、勢いで"保護する"なんて軽々しく約束するんじゃなかった。

まったく、俺はどうしてこう女体には逆らえんのだ?

トホホ……。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


――サクラの家


挿絵(By みてみん)


金曜会の当日の、俺のルーティーンはこうだ。


昼間はサクラの家で個別会議…という名目でイチャつき、

そのまま連れ立って金曜会へ出席。

そして会が終われば、今度はクロエの元に行き、

朝まで個別会議…という名目で朝まで仲良しする。


グフフ。まったく忙しい一日になるぜ。


ウッキウキでサクラの家に入ると、

早速サクラが三つ指を付いて出迎えてくれた。


「お帰りなさいませ、旦那様」


奥ゆかしく告げると同時に、

サクラは両手を揃えて床へと深く身を伏せる。

その姿はまるで忠誠そのものを形にしたようだ。

そして同時に漂ってくる強烈な雌の香り。


サクラめ……

相変わらず男にひれ伏すことに興奮してやがるな。

なんて女だ。勃起してしまうだろーが!


――――――――――――――――

!見せられないよ!

――――――――――――――――


娘の男のチンポに欲情するとは何事か!

このドスケベ女!!教育が必要だな!!


俺はサクラを抱き上げると、ベッドまで直行した。


………

ふぃ~~。ヤッタヤッタ。6発ヤッタ。

しかし凄まじいハメ潮だったな。クジラかと思ったぜ。


最近、サクラも歯止めが利かなくなってきた。

お構いなしにオホ声を上げやがる。

噂にならなきゃいいのだが…


割り振ったポイントは、

時間が経つと自動的に消費され、

ランダムで割り振られてしまう事を最近知った。

自動消費されない内に、ポイントを割り振るか。


《保有ポイント:6p》

・魔導のギフト:+1(3P)

・使役魔法の才能:+3(1P)

―――――――――――――――――――


■サクラ:魔法

挿絵(By みてみん)


サクラは新たに

"探知魔(エクスプロラーレ)(・マギア)"、

"氷の魔法(グラキエス・マギア)"、

"麻痺魔法(ヴィム・マギア)"を習得したのだが、

今、集中的に伸ばしているのは"使役魔法(アミクス・マギア)"だ。


この方針を取ったのはリーシャの存在が大きい。

世界樹を支配することが出来るリーシャは

魔獣達が闊歩するドラコニス山脈を散歩する事ができる。


カナンのように魔獣に囲まれた土地では

使役魔法はとても強力なのだ。


という訳で、リーシャに続くべく、

自分の身や村を守るために使役魔法を伸ばしているというわけだ。

リーシャのアドバイスを受けてスライムも飼い出した事だしな。


………"生殖"能力もやけに伸びている様だが、

そこは突っ込まないことにした。


「実はな…」


サクラの頭を撫でながら、

イーリア達の事を先に話しておく。


彼女の反応は、拍子抜けするほどあっさりしていて、

受け入れても問題ないということだった。


村長になってからのサクラは、

以前よりずっと肝が据わった気がする。

多少のことでは動じない。そんな風格が漂っている。


というか、今はただ奉仕に集中しているだけかもしれん。


「サクラの方は、何か困っている事はあるか?」


「ん……♡

 先週分の難民の受け入れと配置も問題なく済みました。

 ラグナルさん達のおかげで、住まいにもまだ余裕があります。

 懸念があるとすれば、やはり兵士の教育不足でしょうか。

 明日のルベル=オーガとの訓練で解消すればいいのですが…」


あぁ、そうだった。

カナンやグラントハル、エル=ネザリは難民の受け入れを経て、

(おさ)であるサクラ達は"村長"となったのだが、

新たに兵士:10人の任命権が付いてきた。


平時は村の衛兵となって、村を守る役割だな。


サクラ達も幾人か兵士を任命したのだが、

兵士を訓練する指導者が不在であるという問題が出てきた。


一応、ロザリの難民の中には"聖騎士"のジョブを持つものもいるが、

まだ馬にも乗れないようなひよっ子どもばかりだ。

腕に覚えのある奴は皆、カナンのさらに西、

ブラスデン騎士団へと向かったしな。


そんな事情もあって、

兵士の訓練はラグナルが纏めて引き受けてくれているのだが、

彼が教えられるのは個人での戦闘技術なのである。

隊列や連携といった集団戦闘についてはまったくの手探りである。


だからこそ、金を払って

傭兵のルベル=オーガを召集したのであった。


「明日だったか。すっかり忘れていた」


というか、サクラの奴、

おしゃぶりに熱中しやがって…


どう責任をとるつもりだ?

責任の取り方を教えてやる!教育だ!!


「おっほぉぉぉぉぉ♡」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

――夕刻、金曜会


俺はサクラを連れて共に一度家に帰ると、

フィズルとイーリアを連れて集会所へ向かった。


皆で協力して、料理の準備に取り掛かる。

金曜会では、皆で同じ食事を囲みながら、

いろいろな事を相談をする。それが俺達のルールだ。


ほどなくして、村長達が全員集まる。

―――――――――――――――――――

・ラグナル

 └妖精族:ドワーフ:♂:131歳

 └グラントハル:村長


・クロエ

 └エルフ族:ダークエルフ:♀:22歳

 └エル=ネザリ:村長


・サクラ

 └人間族:イーシス人:♀:32歳

 └カナン:村長

―――――――――――――――――――


料理の準備も万端だ。

―――――――――――――――――――

・☆☆☆希少な 「ルビー・ブドウ」

・☆☆☆☆☆伝説の スープ 『猪肉のカウル』

・☆☆☆☆☆伝説の 紅茶『プリンス・オブ・ウェルス』

―――――――――――――――――――


「よし、全員揃ったな。

 今週の金曜会を始める前に、俺から紹介したい者がいる」


そう告げて、俺はイーリアへ視線を向けた。

彼女は緊張を隠しきれない表情で、一歩前に出る。


「私の名は……

 イーリア・アレオス・スタルディアと申します」


「なんじゃと……!!」


ラグナルは目を見開き、言葉を失っていた。

まぁ無理もない。

かつて戦場で相対した敵将の孫が、目の前に現れたのだから。


イーリアは緊張したまま言葉を続け、

スタルディア星王国の政変は、村長たちも知ることとなった。


イーリアが語り終え、場には沈黙が流れる。


「俺はイーリア達を受け入れたいと思う。

 故郷を追われ、逃れた先でも追放されるなんて、

 あまりにも悲しいじゃねぇか」


ここぞとばかりに、イーリアも続く。


「私は帝国士官学校で戦術を学びました。

 まだ実戦経験はない学生の身ではあるのですが…

 "軍師"のジョブも取得しています。

 皆さんのお役に立てないでしょうか!」


ラエルノアの"与えねば返らぬ"という指摘が効いたのか、

自分がどう役に立つのか、アピールしているようだ。


サクラ、クロエは受け入れに賛成してくれた。

フィズルに至っては、"軍師"のジョブに興味深々だ。


だが、ラグナルは沈黙している。


彼はいつだって、

俺たちが勢いに任せて突っ走りそうになると、

冷静にブレーキをかけてくれる存在だ。

今回もきっと、カナンを脅威に晒すリスクについて指摘してくるだろう。


やがて、ラグナルが重々しく口を開いた。


「初代"皇帝"アレオス・スタルディアは

 金星に戦術をもたらした。

 その帝国の戦術を、ワシらに指南してくれんか?」


なんと!意外だ。

あのラグナルがあっさりと受け入れるとは。


色々と思うところがあるはずだが…

それでも全て飲み込んでくれたか。

人生の老練に感謝しよう。


「はい!よろしくお願いします」


その後、みんなで鍋を囲んでいろいろな話をした。

過去の暮らしの事、カナンへ来た経緯、最近の悩み。


話に花が咲く。

イーリアもうまく輪に加われたようだ。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


――金曜会後


"ワープ"で直接飛ぶことはせず、

クロエと手をつなぎながらエル=ネザリへ帰る。

これが俺のルーティーン。


それにしても、イーリアの滞在が決まって良かった。

徐々に距離を詰めていき…いずれは…グフフ♡

すると、クロエが肩を寄せて来た。


「あの女の事を考えているのか?」


クロエから突っ込まれてしまった。

そんなに顔に出ていたのかな。大当たりだ。


「そんなわけないだろ。

 今夜、お前をどう可愛がってやるか考えていたんだ。

 頭の中はお前の事で一杯さ」


大嘘である。ボロが出ないうちに、

手を胸に忍ばせて、乳首をいじめる。


「やん♡」


"可愛いよ"

"大好きだ"

"今夜は朝まで犯してやる"


クロエはこういった言葉に弱い。

弱点など遠に把握済みなのである。

いちゃつきながらエル=ネザリへと帰った。


「アレク~お帰り~」


エル=ネザリではダークエルフの少女達が出迎えてくれた。

月冥樹(げつめいじゅ)の様子を見るうちに、随分距離が縮んだ気がする。


そうそう、月冥樹(げつめいじゅ)は今のところ順調だ。

闇の魔法が栄養になるという話は当たりだった。


懸念があるとすれば、世界樹に近すぎる点か。

後々考えないとな。


エル=ネザリも随分変わった。

定期的にロアナ寝具店の隊商がやってくるようになり、

今では全ての家にふかふかのベッドが配置されている。

他の家具も随分そろって来たな。


ラグナル達のおかげで、

家の建て替えも進んでいる。

順調だ…何もかも。


「こら!これから大事な会議があるんだ。

 アレク殿を解放しなさい!!」


「は~い」


クロエに叱られ、少女達は散っていく。


「ではアレク殿、会議に向けて準備を進める。

 後程………」


こうしてクロエはクールに去っていた。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「へっ…♡へっ…♡」


クロエの部屋に入ると、

一匹の雌犬が、雄を誘惑していた。


な~にが大事な会議だ!


――――――――――――――――

!見せられないよ!

――――――――――――――――


すげぇ声だな。もうちょっと抑えてくれないか?

これ絶対、村中に響いているだろ……。

ブクマ・評価いただけると大変助かります(>ㅅ<)

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