↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/27

天才デザイナーによる、凡人のキャンパス無双

「おい、今日の経済学のレポート、お前終わらせてきた? 教授、遅れたら一発で単位落とすって言ってたぞ」拓海が焦った様子でノートを広げる。「ええ、一応形にはしておいたわ」真鈴は、俺の低い声を意識してトーンを落とし、ぶっきらぼうに答えた。彼女が俺のノートPCを開き、画面を拓海に見せる。そこにあったのは、昨日まで俺が書いていた、文字が羅列されただけの退屈なレポートではなかった。データは完璧に整理され、フォントは美しく統一され、グラフは一目で要点が伝わるようにカラーユニバーサルデザインが意識されている。まるで一流のコンサルタントが作成したかのような、圧倒的な美しさの資料だった。「……は? お前、これマジで作ったの? 覚醒しすぎだろ、何があったんだよ」「別に。情報のレイアウトを少し整理しただけ。見にくいの、気持ち悪いから」真鈴はフッと冷ややかに微笑んだ。男の顔なのに、その仕草には大人の女性のような気品が滲み出ており、拓海は思わず顔を赤らめて視線を逸らした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。