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女の子の身体でトイレ
言われてみれば、緊張と混乱のせいで、下腹部に限界が近づいていた。俺は内股の、どこか心許ない感覚を意識しながら、おそるおそる洗面所の奥のトイレへと向かった。いつもなら、ズボンのジッパーを下ろして、片手で済ませるだけの数十秒のルーティン。しかし、今の俺には「出すための器官」が文字通り存在しない。『いい? まず完全に便座に座って。服を全部下ろして、しっかり腰を落とすの。男の感覚で前を狙おうとしても、構造上、真下にしか落ちないから。あと、拭くときは絶対に前から後ろへ。雑にやると病気になるからね』電話越しに指示される、あまりにもリアルな「女子の常識」。言われた通りに便座に座る。太ももの内側が便座の冷たさに触れ、男の時には決して感じることのなかった「剥き出しの無防備さ」に襲われる。力を緩めると、自分の意思とは関係なく、真下に向かって水流が落ちる音が響いた。いつもと違う高い音、そして排泄の瞬間に股間のデリケートな粘膜が直接空気に触れるような、むずがゆい感覚。「……できた」『よし。じゃあ次は服。クローゼットを開けて。今日のHALの講義、遅刻するわけにいかないから』




