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ミスコン
大変、大変だよ世古さん! 学園祭の『ミス文教コンテスト』の当日飛び入り枠に、誰かが世古さんの名前で応募しちゃったらしくて、今エントリーが通っちゃった!」サークルメンバーの女子が息を切らせて部室に飛び込んできた瞬間、俺(中身は男、身体は世古真鈴)の頭の中は真っ白になった。学内の美女たちがグランプリを競う、文字通りのガチミスコン。「看板娘の世古さんなら絶対にグランプリ取れる!」と、サークルの男どもが勝手に盛り上がって推薦状を出したらしい。ステージは1時間後、学内の中央特設ステージ。「待って、無理だって! 俺、そんなの出られない!」焦って叫んだ声は、真鈴の美しく高い声で響いた。今の俺は、露出度の高いメイド服を着ているだけで限界なのだ。大勢の観客や審査員の前で、本物の女子大生としての美貌や教養、特技を披露するなんて、中身がただの凡人男子大学生の俺にできるわけがない。




