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四つの基本的な力の魔法使い 第二部 物理学者から魔法使いへ、状態変化を経て  作者: Adriano_P


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20/21

「実験」

【お知らせ — 必ずお読みください】


読者の皆様、いつもお読みいただきありがとうございます。


本作品の連載は、5月12日より元のリンク(第一シーズン)に統合いたします。

第二・第三シーズンのエピソードはすべて第一シーズンの続きとして掲載済みですので、今後はそちらでお楽しみください。


▶ 移行先:https://ncode.syosetu.com/n4137ls/


お手数ですが、ブックマークの更新をお願いいたします。

これからも応援よろしくお願いいたします!

十五匹の人狼は囲いの中にいた——もちろんウーロとは別に。


ヘリオは彼らを見た。


最初の三人——トリン、エリラ、ダレン——は落ち着いていた。グレンマールが安全だと学んでいた。


新しい十二人は怯えていた。


少年たち。少女たち。十四歳から十八歳。


全員が痩せて。汚れて。怯えて。


ヘリオはゆっくりと近づいた。


「私の名前はヘリオ・ヴァロリン」と言った。「グレンマールの領主だ。君たちを助けたい」


疑わしげな沈黙。


「君たちにされたことは知っている。薬のことも。支配のことも。檻のことも」


間を置いた。


「そして君たちがこれを選んだのではないことも知っている」


新しい者の一人——十六歳くらいの少年、汚れた金髪、灰色の目——がかすれた声で話した。


「なぜ信じなきゃいけない?」


ヘリオはトリンを示した。


「彼に聞いてくれ」


トリンがグループを分ける柵に近づいた。


「本当だ」と静かに言った。「傷つけられなかった。治療してくれた。食べ物をくれた。俺たちを……人として扱ってくれる」


「でも俺たちは怪物だ」


「違う」とヘリオが言った。「君たちには症状がある。選んでいない。誰かが君たちをこうした。でも助けられる」


「どうやって?」


ヘリオは小瓶を取り出した。


透明で、わずかに粘性のある液体。


「これはウーロの乳から抽出したものだ。変身を引き起こす細胞を遅くするホルモンが含まれている」


困惑した沈黙。


「簡単に言うと:獣を眠らせる。一時的に」


「どのくらい?」


「分からない。たぶん十日。たぶん二週間。それから新しい投与が必要になる」


「じゃあ治療じゃないのか」


「いや。でも制御だ。そして制御は何もないよりましだ」


金髪の少年——後でカスという名前だと分かった——は小瓶を見た。


「効かなかったら?」


「なら別のものを探す。効くものが見つかるまで」


間を置いた。


「でも志願者が必要だ。最初に試す誰かが」


トリンがすぐに手を上げた。


「俺が」


ヘリオは十四歳の少年を見た。


「本当にいいのか?」


「ああ」


「効かないかもしれない。副作用があるかもしれない。全部は分かっていない」


「構わない。何だってこれよりましだ」


ヘリオはゆっくりと頷いた。


「明日。夜明け前に。最初の投与をする」


***


注射は簡単だった。


原始的な針——火とアルコールで滅菌。


十ミリリットルの抽出物をトリンの腕に。


少年は顔をしかめなかった。


「どのくらいかかる?」と尋ねた。


「効くかどうか分かるまで? 十日。次の満月」


トリンは頷いた。


「待つ」


***


三日目の夜、トリンは叫び声を上げて目を覚ました。


悪夢だった。


いつもの悪夢——月が昇り、体が引き裂かれ、目覚めると血まみれで、誰かを傷つけたことを知る。


だが今回は違った。


目を覚ましたとき、ヘリオがそこにいた。


蝋燭を持って。静かに。待っている。


「大丈夫か?」


トリンは震えていた。汗だくだった。


「夢を……見た」


「分かっている。悪夢は症状の一部だ。脳が変身を予期している」


「止まらないのか?」


ヘリオは少年の隣に座った。


「分からない。でも抽出物が効けば、夢も減るかもしれない。体が変身を予期しなくなれば」


トリンは自分の手を見た。


人間の手。今のところ。


「もし……もし効かなかったら」


「なら別の方法を探す」


「でも俺は——」


「君は十四歳だ」とヘリオは遮った。「十四歳で、誰も選ばなかった運命を背負っている。諦める権利はない。まだ」


トリンはヘリオを見た。


この若い領主——自分とそう変わらない年齢——が、なぜこんなに確信を持てるのか分からなかった。


「どうしてそんなに……信じられるんだ?」


ヘリオは微笑んだ。小さく。疲れた笑み。


「信じているんじゃない。試しているんだ。科学は信仰じゃない。実験だ。失敗して、学んで、また試す」


間を置いた。


「君は最初の実験だ。でも最後じゃない。効かなくても、次がある。必ず」


トリンは何も言わなかった。


だが少しだけ、震えが収まった。


***


五日目、トリンはエリラとダレンと話していた。


三人は囲いの隅で、他の十二人から少し離れて座っていた。


「どう感じる?」とエリラが尋ねた。


トリンは自分の体を見た。


「分からない。普通……だと思う。いつもと違う感じがする」


「どう違う?」


「静かだ。頭の中が。いつもは……いつもは何かがざわついている。獣が。待っている感じ。でも今は……」


言葉を探した。


「……眠っている。まだそこにいる。でも眠っている」


ダレンは無表情で聞いていた。いつものように。


だが目には何かがあった。


希望。かすかな。


「効いているのか」とダレンが言った。質問ではなかった。


「分からない。まだ満月じゃない」


「でも感じが違う」


「ああ」


エリラは自分の手を見た。


「私も試したい」と静かに言った。「効くなら」


「俺も」とダレンが言った。


トリンは二人を見た。


仲間。同じ運命を背負った仲間。


「効く」と言った。自分でも驚くほど確信を持って。「効くはずだ」


***


八日目、トリンは奇妙なことに気づいた。


月が近づいているのに、体が反応していなかった。


いつもなら、満月の三日前から始まる。


皮膚がかゆくなる。筋肉が痛む。頭痛がする。


体が変身の準備を始める。


だが今回は——何もなかった。


普通だった。


完全に、異常なほど、普通だった。


トリンはヘリオのところに走った。


「何もない」と息を切らせて言った。


ヘリオは顔を上げた。


「何が?」


「いつもの症状が。月が近いのに。何も感じない」


ヘリオの目が輝いた。


「本当か?」


「ああ。普通なんだ。こんなの……二年ぶりだ」


ヘリオはメモを取った。素早く。興奮を抑えながら。


「まだ確定じゃない」と言った。「満月まで待たないと」


「分かってる。でも——」


「分かっている」


ヘリオは微笑んだ。今度は本物の笑み。


「いい兆候だ。とてもいい兆候だ」


***


十日目。


太陽が沈み始めた。


グレンマールに緊張が広がった。


全員が知っていた——今夜が実験の夜だと。


トリンは囲いの中央に立っていた。


一人で。


他の十四人は反対側に——鎖につながれて、変身に備えて。


ヘリオ、エリーゼ、ソーン、キラ、ヴィヴィアン——全員が柵の外で見守っていた。


空が橙から紫に変わった。


星が現れ始めた。


そして東の空に、月が昇った。


銀色の光がグレンマールを照らした。


十四人の人狼が震え始めた。


最初はカスだった。


少年の背中が弓なりに反った。骨が軋む音が聞こえた。


「くそ……」カスが歯を食いしばった。「また……始まる……」


次々と、他の者たちも。


悲鳴。うめき声。骨が折れて再構成される音。


皮膚が裂け、毛が生え、人間の形が崩れていく。


エリーゼは息を止めていた。


ヴィヴィアンはペンを握ったまま動かなかった。


キラの手が光っていた——治癒の準備。


ソーンは杖を握りしめていた。


全員の目がトリンに向いていた。


少年は立っていた。


青白く。震えて。


月の光が彼を照らした。


一分が過ぎた。


トリンは自分の手を見た。


人間の手。


心臓が激しく打っていた。


二分。


周りで、十四人の変身が完了しつつあった。


咆哮。遠吠え。鎖が軋む音。


トリンは動かなかった。


三分。


エリーゼが囁いた。「効いてる……?」


誰も答えなかった。


四分。


五分。


トリンの体は変わらなかった。


汗をかいていた。震えていた。


だが——人間のままだった。


十分。


月は完全に昇っていた。


銀色の光が全てを照らしていた。


十四匹の人狼が鎖の中でもがいていた。完全に変身して。獣として。


トリンは人間だった。


少年は自分の手を見下ろした。


五本の指。人間の爪。普通の肌。


涙がこぼれた。


「効いてる」と囁いた。


声が震えた。


「効いてる」


膝から崩れ落ちた。


「効いてるんだ!」


叫び声が夜に響いた。


喜びの。信じられない喜びの。


ヘリオが柵に近づいた。


反対側に膝をついた。


「永続的じゃない」と静かに言った。「数日後、たぶん一週間で、効果は薄れる。新しい投与が必要になる」


「構わない」とトリンは涙を流しながら言った。「構わない。二年ぶりに……俺のままでいられた」


ヘリオを見て、地面にひれ伏した。


エリーゼは涙を拭わなかった。


流れるままにした。


ヴィヴィアンはペンを落としていた。


いつの間にか。


キラは静かに泣いていた。三百年の人生で、こんな瞬間を見たことがなかった。


ソーンは何も言わなかった。


だが目が潤んでいた。


「ありがとうございます」とトリンが言った。


ヘリオは頷いた。「ひれ伏すな、立て」


少年は立ち上がった。


足が震えていた。


だが立っていた。


人間として。


***


夜が過ぎた。


長い夜だった。


十四匹の人狼は鎖の中で暴れ、遠吠えし、やがて疲れ果てて静かになった。


夜明け前、変身が解け始めた。


一人ずつ、人間に戻っていった。


骨が軋む。毛が引っ込む。人間の形が戻る。


カスが最初に完全に戻った。


地面に倒れていた。裸で。汗まみれで。


息が荒かった。


「また……」とかすれた声で言った。「また……あれを……」


目を閉じた。


「もう嫌だ」


他の者たちも同じだった。


疲労困憊。


変身のたびに、体は限界まで消耗する。


骨が折れて再構成される。筋肉が引き裂かれて再生する。


一晩で何年分もの疲労が蓄積する。


エリラは震えながら座っていた。


「毎月これ」と呟いた。「毎月……死ぬかと思う」


ダレンは無言で横たわっていた。


目だけが開いていた。


虚ろな目。


ヘリオは彼らを見た。


そしてトリンを見た。


トリンは疲れていなかった。


普通に眠っていた。普通に起きた。


対照的だった。


残酷なほど。


カスがゆっくりと顔を上げた。


トリンを見た。


「お前は……変身しなかったのか」


「ああ」


「本当に……?」


「本当だ」


沈黙。


カスは自分の震える手を見た。


そしてヘリオを見た。


「俺にもくれ」


「何?」


「その薬を。抽出物を。何でもいい。俺にもくれ」


「まだ十分な量が——」


「頼む」


カスの声が震えた。


プライドが砕けた声だった。


「もうこれ以上……耐えられない。毎月……毎月体が引き裂かれる。毎月……自分が消える。もう……」


涙がこぼれた。


「もう嫌なんだ」


他の者たちも同じだった。


「俺も」


「私も」


「頼む……」


十四の声が重なった。


疲れ果てた。絶望した。だが希望を見つけた声。


ヘリオは彼らを見た。


そして頷いた。


「分かった。だが問題がある」


「何だ?」


「抽出物を作るにはウーロの乳が必要だ。今の生産量では、全員分を毎月作るのは難しい」


「じゃあ——」


「ウーロを増やす。生産を拡大する。時間がかかる。だがやる」


間を置いた。


「今ある分で、まず六人に投与できる。誰が最初か、君たちで決めてくれ」


カスは他の者たちを見た。


疲れ果てた顔。希望に満ちた目。


「年下から」とカスが言った。「十四歳の子から」


誰も反対しなかった。


***


その日、ヘリオは六回分を準備した。


トリン、エリラ、ダレン、そして新しい三人——最年少の者たち。


残りの九人は次の月まで待たなければならなかった。


でも待てた。


希望があったから。


治療じゃない、とヘリオは働きながら思った。管理だ。一時的な制御。


『でも始まりだ』とリキが言った。


ああ。始まりだ。


『永続的な方法を見つけたら?』


なら、この子供たちは自由になる。


『教団は?』


ヘリオは北を見た。


サエルが隠れている山々の方を。


教団には償わせる、と思った。


薬漬けにされた一人一人の子供のために。


壊された一つ一つの人生のために。


一つ一つの檻のために。


怒りが燃えた。


冷たく。制御されて。致命的に。


『人狼たちが安定したら』とリキが言った、『戻る』


ああ、とヘリオは同意した。戻る。


そして仕事を終わらせる。


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