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君の隣で歌いたい  作者: 三ツ沢ひらく
十八、【ネクスト・ドリーム】
131/134

第131話

 当然そんな状況では曲作りもできないので、放課後に沢里家のスタジオを使わせてもらっている。


 私たちはライブ前と変わらず二人で音楽浸けの毎日を送っていた。


「あ、これ見て。美奈が新しい私たちのロゴ考えてくれたんだ」


「意外な才能」


 美奈とはあれから仲よくしている。手芸やデザインが得意な美奈は、自分の作ったグッズやイラストを見せてくれるようになった。


「土井ちゃんのサイトで紹介してくれるらしいよ」


「土井に関してはもはやなにも言うことないな」


 そんな土井ちゃんはサワソニ後にすぐ【linK & haru.】のファンクラブを作り、会長として日々ファンクラブサイトの運営で忙しくしている。


 本人いわく、「にわかには任せられない!」とのことだ。私たちも文句はないので公認している。


「私たちも負けてられないね! ネットライブも控えてるし」


「そうだな。しかし親父もいきなりぶっこんできて、悪かったな」


 sawaさんは前回サワソニのネット中継の反響を見て、新たにインターネットライブを開催しようと奔走している。


 全国各地のアーティストがネット中継で参加できるライブを目指しているらしく、元々ネットで活動している私たちも声をかけてもらった。


「君たちにはインターネットライブの顔になってもらうよ!」


 そんな宣言をされてしまい、その結果新曲作りに日々追われることになったのだ。


「またライブに出たいと思ってたからありがたいよ」


「ああ、そうだな」


 ネットシンガーとしての活動も続けながら、私たちはあの日味わったライブの楽しさを忘れられないでいる。会場の熱気、昂揚、終わった後の達成感。それらが痛いくらいに胸に刺さって抜けないのだ。


「【モルフォ】も出るから楽しみなんだ」


「そういえば、メジャーデビュー決まったんだよな。おめでとう!」


 サワソニでMVPをとった柾輝くんたち【モルフォ】はそのままの勢いでメジャーデビューが決定した。柾輝くんから連絡をもらい、義父と二人で狂喜乱舞して足の小指をぶつけたのがまだ痛い。


 お盆に家族全員集まれることになったので、そこで盛大に祝う予定だ。


 柾輝くんに負けていられない。いい曲を作りたい。


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