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これもきっと青春。


私たちは体験学習や自由行動を終え、2日目の夜となった。ちなみに1日目の夜に最初のバスで私と席を交換した女の子が隼人のことが好きであるということがわかったため私は今とてもテンションが下がっている。しかし、人生で手に収まるほどしかない修学旅行を楽しまないわけにはいかないと空元気でずっと過ごしている。はぁ。ましてや私は実行委員だ。自分が楽しまずみんなを楽しむことはできまい。同じ班のあおちゃんもなんとなく私が空元気なのを気づいているはずだ。


今日の夜はみんなでレク大会をする。ちなみに私は実行委員のレク係なので最初の挨拶をする。上手に笑えるかな。


実行委員なので先に会場へと入る。そこには他の実行委員と先生たちがいた。だがまだ全員は揃ってなかった。


吉田先生が私の元へ来た。


「金田さんなんか元気ない?大丈夫?」


先生も忙しいはずなのに、、


「大丈夫です!元気ですよ!」


空元気で笑う。やっぱ人といないとダメだな。顔が戻っちゃう。


「そっか。よかった。でも無理しないでね。はしゃぎすぎて体調崩した人、実行委員でもいるから。」


「そうなんですか!?だからこんなに人少なかったのか、、」


「少ないけど、頑張ろうね。はしゃぎすぎも注意だよ。」


「わかりました。頑張りましょう。」


先生と話せて少し元気が出た気がする。ちゃんと数ある人の中、自分を見つけてくれることがなんだか嬉しい気がする。あ、これって承認欲求か。自分も性格がなかなかに悪いこと。


一回リハーサルを通して、一般生徒を並ばせる。人前に立つことがあまり得意なわけではないのでとても緊張している。手に人を書いて食べるなんてできないほど震えてるような感覚もするし歩く姿もガチガチな気がする。


ふと、隼人とあの女の子が一緒にきゃっきゃっと話している姿が見えた。ちょっと悲しかった。ちょっとと言うか、とっても。少し後ろにあおちゃんがいた。あおちゃんは私に「がんばれ」と口パクで応援してくれた。


実行委員になればもっと素敵な人になれるかもしれないと思ってはじめたことだ。人を笑顔にしたいのは昔から変わらない。やるっきゃないよな!


開会の言葉を述べた人からマイクを受け取り、みんなの前に出る。そして、暗記した言葉を早口にならないように口に出す。笑顔も忘れずに。


自分にしてはよくやったのではないだろうか。後日、写真が届き、それを見ると非常にぎこちない笑顔だったが。


開会式が終わったあと、有志の団体によるスタンツがあった。開会式が終われば私はもう仕事はないので心置きなく楽しめる。視界の片隅には隼人とあの女の子がいるけれどね。


でも周りを見渡すとみんなが楽しそうだった。よかった。先生も生徒も笑顔だ。私も自然と笑顔になった。



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