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6 改革の青写真Ⅲ
ーー数日後の昼休み。
凪咲は、桜&陽子と食堂へ続く廊下を歩いている。桜がスマホを見て足を止める。
桜「……ちょっと待って。」
陽子「どうしたの?」
桜「今、選挙新聞の電子版の通知がきた。」
凪咲は少し目を細め、落ち着いて尋ねる。
凪咲「へぇ。私以外に誰が出てるの?」
(顔を上げて、凪咲を見る)
桜「九条玲司。今の副会長だね。」
ーーしばしの沈黙。
桜「それと……一ノ瀬美咲、外交担当」
陽子「……来たね、本命クラス。」
少し考えて陽子が話し始める。
陽子「九条は“安定と実績”で来るタイプ。現体制の継続を前面に出してくるはず。」
桜「一ノ瀬は逆に❜改革派❜っぽく見せてくるかもね。でも中身は現執行部の延長線って感じじゃないかな」
ーー凪咲を見る桜。
桜「九条=王道エリート、一ノ瀬=スマート改革派。そして、凪咲=完全アウトサイダー」
陽子「……構図、めちゃくちゃ分かりやすいね。でもこれ、逆にチャンスだよ」
桜「チャンス?」
陽子「2人とも“上級生の論理”で戦ってくる。でも、そこに真正面からぶつかる必要はない」
凪咲「なるほど。論点をズラして、1年だからこそ言えることを言うってこと?」
ーー頷く陽子。少し前に出て、凪咲の目を見る。
陽子「この2人に対して、凪咲は——どう戦う?」




