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白机の座~最強会長・清水凪咲の学園改革~  作者: 川崎未鈴
第1章 改革派少女の挑戦
25/36

25 盤外の攻防Ⅱ

凪咲「予算の見直しは、私が当選したらすぐに取りかかる!しっかりと財源は見つけてくるからね!」


周囲の生徒たちの表情が一気に明るくなる。


「まじで!?早っ」

「え、それ普通に期待していいやつじゃん」

「財源見つけてくるって言い方、強すぎるんだけど」


小さな笑いが起きつつも、空気は完全に前向きになる。周囲ではさらに声が広がる。


「俺、清水に入れようかな」

「私も結構傾いてるかも」

「九条先輩もいいけどさ、変わるならこっちかなって」


じわじわと流れが強くなる。


陽子「……ここまで来たら、あとは取りこぼさないことだね。」

桜「うん。最後まで気抜かないでいこ!」



ーー同時刻。現学園会執行部たちの会議。


空気は昨日よりさらに重く、机の上には生徒の反応をまとめたメモや聞き取り結果が広げられている。


会計担当「……完全に流れが作られているな。」

書記担当「清水は、分かりやすい説明できる候補として認識され始めてます」

会計担当「しかも政策ベースで支持が広がってる……」


一ノ瀬、静かに腕を組む。


一ノ瀬「……理解され始めたのが大きいわね。難しいこと言ってるだけならよかったけど。」


(九条も資料を見ながら凪咲を評価する。


九条「翻訳能力が高い。制度を日常の言葉に落としている。」


全員が頷く。


会計担当「このままだと、何してくれるか分かる人で固定されます。」

九条「……ならば、分かるだけでは足りないという軸を作る。」

一ノ瀬「実現性と継続性ね」

九条「ああ、できるかどうかではなく続けられるかどうか。」


その言葉を機に、全員の視線が九条に集まる。


九条「彼女の構想は、初動は強い。だが継続には負荷がかかる。」

一ノ瀬「そこを丁寧に伝える。続けられることの価値を」


会計担当「……まだ、戦えるのか?」

九条「当然だ。選挙は最後まで分からない」

一ノ瀬「ええ、最後の一票までね。」


それぞれの思惑を抱えたまま、選挙戦は終盤に向かうーー

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