2 少女の決意Ⅱ
ーー無言の時間。陽子と桜が口を開く。
陽子「はぁ!?本気で言ってるの?」
桜「え、それ冗談とかじゃないよね?」
陽子「凪咲が学園会の運営に興味があるなんて、全然知らなかったけど。」
桜「でもホントに本気!?1年生で立候補なんて聞いたことないよ!」
凪咲はのんきな声で言う。
凪咲「でも立候補の権利はあるって書いてあるよ。ほら!」
チラシの立候補の要件を指さしてアピールする凪咲。
桜「だとしてもだよ!!」
陽子「会長選挙って、学園会で仕事をしていた人が立候補してるイメージだけど。」
桜「さすがに早くない!?2年生じゃないと当選できないでしょ。1年の会長なんて、私たちが中等部の頃から聞いたことないよ。」
心配する二人をよそに、凪咲はすでに立候補する気満々のご様子。
掲示板のチラシに備え付けてある立候補届出用紙を手に取り、読み始める。
凪咲「えーと。「立候補者は推薦人2名以上が必要」か~。なるほど」
目線を二人に移して、じーっと見る凪咲
凪咲「(じーっ)」
(小声の会話)
陽子「桜。これって、私たちを推薦人にしたい、っていう目線だよね?」
桜「、、だと思うけど。」
凪咲「ねえ。」
陽子「ん?どした、凪咲さん?」
凪咲「推薦人やってほしい」
陽子「ですよねー。なんとなく察してたわ。」
桜「でも、私たちみたいな学園会メンバーじゃない生徒じゃ、後ろ盾にもならなくない?」
凪咲はあっけらかんと話す、
凪咲「こういうのは誰でも良いって!選挙公約が重要なんたからさっ!推薦人は一緒に戦ってくれる仲間として必要なわけよ。後ろ盾とかじゃなくて!」
陽子「、、じゃあ、やるか。」
桜「友達の挑戦は応援したいしね。」
ーー会長選挙への立候補を決意した凪咲は、立候補届出用紙を手に取って自分の教室に戻る。




