地獄のチュートリアル
ふむ、ここがチュートリアル空間か。一言でいえば、だだっ広い平原だな。
「チュートリアル空間へようこそ。引き続き私エリスが担当させて頂きます。それではまずは『メニュー』と、唱えて下さい。」
よし。取り敢えずやるか。
『メニュー』
ふむ。いくつか項目が出てきたな。
「それではそこからステータスを見てください。」
よし。見てみるか。
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name ユーイチ Level 1
種族 人族
ステータス
HP150
MP100
STR 20
INT15
VIT15
AGI 10
LUK 60
職業 《特殊》 魔剣闘士
スキル 《探知》 Level 1
《料理》 Level 1
《採掘》 Level 1
《理不尽》Level Max
《看破》Level 1
職業スキル 《剣王術》 Level1
《付与魔術》Level5
称号 〜特殊職の解放者〜
〜絶望の冒険者〜
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取り敢えずスキルを見てみよう。
《探知》 消費MP10
敵の位置をある程度察知することができる。
《料理》
料理が完成した際バフが付く。
《採掘》
採掘ができる場所が分かる。
《理不尽》 カーススキル
敵から受けるダメージが多くなる。【微量】
《看破》
敵の名前、種族、レベルが分かる。
《剣王術》
レベル1→『キングスラッシュ』 消費MP70
このスキルを使う時、普通に斬るよりも威力が高くなる。
取り敢えず見てみたが、この特殊職?称号?色々ツッコミ所が多すぎるぞ? そしてこの〜絶望の冒険者〜って不穏過ぎないか?後、《理不尽》ってスキルの内容酷すぎるだろ。
「あーすまん、特殊職について教えてくれ」
「ユーイチさんは特殊職を解放しているのですね。説明します。特殊職とは各職業一人しかいない職業ですね。……はあ、本来これもっと先に解放者されるものなのですがね。」
なるほど。職業をランダムにしたからその影響か。
「ならこの称号とは何だ?」
「称号とは、一定の条件を満たした時に取得出来るものです。他に質問はありますか?」
「いや大丈夫だ。ありがとう」
「了解です。それでは、まずは戦闘をしてもらいます。取り敢えずこの{初心者の剣}を渡しますのでここのスライムと戦い勝利して下さい。」
{初心者の剣}
STR +1
初心者が使う剣。しかし決して壊れることは無い。
これが初心者の剣か。壊れないのは有り難いな。
そして戦闘はスライムか。よくあるRPGにいそうな雑魚敵の代表例だな。取り敢えずこのスキルを使おう。
《看破》
この《看破》は、敵の名前やレベルが分かる優れ物らしい。
種族 スライム Level 50
「は!?」
うん!?レベル高すぎじゃね?このゲームの基準は分からないが明らかにこんな最初の場所で出てきていい敵じゃないだろ。
「プヨン」
やっべこっちに向かってきた。なら接近して…
『キングスラッシュ』
キングスラッシュ、これは、《剣王術》のレベル1で使えるスキルみたいだ。指定の動作をしながら、スキル名を宣言すると発動するらしい。
「プヨン」
「くっそ、全く減ってないじゃねえか!」
そうHPバーの3割程度しか減っていなかったのだ。やっぱこいつチュートリアルで出て来て良い敵じゃないぞこのスライム!?しかもその反動で…
「プヨン」
体当たりされ、そしてHPが全て無くなり目の前が真っ暗になった。
……はっ!うん?ここは…あぁそうか。あのスライムにやられたんだよな。だがあのスライムいくらなんでも強すぎるよな。取り敢えずこういうことを知っているあの人?に聞いてみるか。
「すみませんエリスさん。」
「はい。何でしょうか?」
「戦っていたスライムが異様に強いのですがどういうことですか?」
「はい。説明させて頂きます。称号である〜絶望の冒険者〜の影響です。」
〜絶望の冒険者〜
取得条件→特殊職を解放すること
カーススキルを獲得すること
相手のレベルが50以下の時、相手のレベルが強制的に50になる。50以上の時相手のレベルが10レベル高くなる。しかし———————————
うわーこれやばくないか?いくらなんでもそれはヤバイだろ。(語彙力崩壊)そしてしかしの後が黒く塗りつぶされてるな。どういうことだ?
ところでこのカーススキルって…あぁもしかしてこの《理不尽》か?
カーススキル 《理不尽》
敵から受けるダメージが多くなる【微量】
うーん、まぁまだこっちの方がまだましか。だがスライムが強いわけが分かったな。一応チュートリアルをスキップすることは出来るがそれはそれで悔しいな。よし。ならば……
「よし、やるか。」
——— 30分経過
スキル《投擲》を獲得しました。
取り敢えず、《キングスラッシュ》ではダメージを与えても倒すことが出来ないと分かったので他の方法を試してみることにした。それが石を投げることだ。その影響か、スキル《投擲》を獲得することに成功した。
《投擲》
アイテムを投げる時、当たりやすくなり、威力も高くなる。
…まぁスキルを獲得したところでスライムの体力を少しも削れず、そのまま見つかりやられたのだが
——— 1時間経過
スキル 《剣王術》のレベルが上昇しました
ずっと『キングスラッシュ』を使っているからか《剣王術》のレベルの上昇に成功した。今までは3割しか削れていなかったのが4割ほど削ることに成功した。後スライムの顔を見るのが嫌になってきた。
——— 2時間経過
スキル《投擲》のレベルが上昇しました
スキル《投擲》のレベルが上昇しました
2時間も同じ光景を見るのに飽きてきたので《投擲》も交えながら戦っていた。だが明らかに《投擲》のレベルアップのスピードの方が《剣王術》よりも早い。恐らくだが、《剣王術》の方が効果が強いからだろう。強いスキルのレベル上げが難しいのはゲームでよくあることだ。後スライムが俺を煽っているような気がしてきた。
——— 3時間経過
スキル《剣王術》のレベルが上昇しました
《剣王術》のレベル上昇により、スキル『キングクロススラッシュ』を獲得しました
『キングクロススラッシュ』 消費MP100
剣で十字形に斬る。
は、ははやっと新しいスキルを手に入れた。内容を見ると『キングクロススラッシュ』とは十字に切り裂く技らしい。必要MPは俺のMPを全て使うな。まぁそれだけ強い技だということだろう。取り敢えずこれを使ってあの憎きスライムを倒そう。後やっぱりこいつは俺を煽っている。
「プヨン」
こいつが俺を3時間も足止めを
は、はは
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
「絶対ぶっ殺す」
「ぷ プヨン」
俺を3時間も足止めをした。久しぶりにVRゲームをしたらいきなりチュートリアルで長い時間足止めしやがったんだ。何かスライムが恐ろしいものを見ているような表情をしているが気にしない。
地 獄 で 詫 び ろ
『キングクロススラッシュ』
一気にスライムに接近し、このスキルを使い、こいつを十字に切り裂いた!
『プヨ〜』
スライムを倒しました。レベルが上昇しました
称号〜執念の冒険者〜を獲得しました
スキル《剣王術》のレベルが上昇しました
「これでチュートリアルを終了します。それでは始まりの町ファストまで転移します。」
やっと終わった。なんだかんだ3 時間もここで足止めを食らっていたからな。はぁ、だがこれからの敵も50レベルばかりということだろ。気が重くなるぜ。
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