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農場の確認と管理者

リーズレットを農場まで案内するようです。

2人を連れて農業部屋の前に連れてきた。


「では、この先が農場です。」


そう言って、農場に扉を開けて入る。


「まさかとは思いましたが、ダンジョン内の気温のお陰でこの大陸で栽培が難しい作物も育っていますね......」

開口一番にリズさんがそう言う。


「えーと、トマトとバジルの事ですかね?」

「はい。ここの冬はかなり寒く、生育に向かない土地なんですが......ちゃんと育ちそうですね。」

葉や芽の様子を見ながらリズさんは答える。


「えーと、まずこの大陸の気候について聞いてもいいですか?」

「そうですね......夏は他の大陸と比べてかなり涼しく、冬は雪も多く、かなり寒い地域ですね。」

「昔、マレビトに聞いたのじゃが、ホッカイドーとかいう土地と似ておるらしいのう。」


日本人のマレビトも昔居たんですね。

それにしても北海道ですか......そこで夏涼しい場所となると、釧路、苫小牧辺りの沿岸部と似た気候ですね.......


「ちなみに今って気温からして夏ですよね?」

「そうですね。」


私みたいな北陸のF県T市の人間としては、意外と過ごしやすい気候かもしれませんね。冬は少し寒いですが。


「気候を気にしておったが、きちんと耐えられそうか?」

「ご心配なく。元の世界で住んでいた場所と、そうかけ離れてはいない気候のようなので、問題ないかと。」


「ユキノさんは寒い地方から来られたのですね。」

「ええ、雪も多めの地域ですね。寒いのには慣れていますよ。」

2人はそれを聞いて安心したようだった。

後々聞くところによると、暖かい地方の人がこの大陸に来て凍死するような事が何度もあったらしい。

......確かに、油断してるとその土地の人ですら危ない時はありますもんね。


「出来ればこのダンジョン全域の植物を管理したいのですが、良いでしょうか?」

「多分この先、かなり畑も広くなると思うのですが、大丈夫ですか?」

「ええ。私達樹精霊(ドライアド)は管理下の植物の数や質によって能力が上がりますので、広くなればなる程作物の成長促進や病気予防の精度が上がるんです。」

「樹精霊(ドライアド)は、植物と力を与え合う種族じゃからのう。農業をやる上で心強い味方じゃぞ。」


それは頼もしいですね......これから末永く居て貰わないと。


「リズさん、これからよろしくお願いしますね。」

「よろしくお願いします。」

「これでコア部屋の住人が3人になったし、賑やかになるのう。」


私としても、ちょっと寂しかったので嬉しいです。それに、日中に強い方が居るというのも心強いですし。


「あっ、そういえばルビーさん。今日の狩りはどうでした?」

「今日は珍しい獲物じゃな。コカトリスと言うのじゃが、かなり美味いぞ?」

「コカトリスですか!?あの滅多に見られない上、会ってしまったら大抵の人間も魔物も殺されてしまうという......」

「そのコカトリスじゃな。」


あー、えっと、大変強い魔物みたいですね......そういえば、昨日の鳥の名前も聞いていませんでしたね。

......多分強い魔物なのでしょうね。とりあえず気にしない事にしましょう。


「今日のメニューはどうしましょうか.......焼くばかりでは正直飽きてしまいますよね......ただ、他の調理法にしようにも野菜類が無いからなぁ.......」

「あっ、それなら私が取ってきましょう。ここの近くのハーブ類の原生地を知ってるので、間引きしてきます。」

「ふむ、それなら我がそこまで乗せてやろう。」

「ではお二人にお任せします。私は調理準備をしておきますね。」


そのまま2人はハーブ類の原生地に向かったので、こちらは鍋の準備をしましょう。

どんな種類のハーブかは分かりませんが、予定としてはスープにしましょうか。


今日も夜だけとはいえ、堅パンと干し肉以外が食べられるには感謝しかありませんし、頑張って美味しく作りましょう。


5000PV達成しました!

書き始めた当初はこんなに早く達成できるとは思っていませんでしたので、ビックリしております。

ゆるゆる更新ですが、これからもよろしくお願いします!

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