第4話 その男黒衣纏いて
地球でいう魔術は基本的に精神力から派生されるものとされる。
勿論魔力じみたものも血肉に宿るといえばそうなのだが、いわゆる魔術を行使するための回路というものを後天的に発現をし使うと簡単にいえば考えればいい。
そしてこちらには魔力があり、どんな存在にも宿る、魔力は器で潜在魔力は変わるといっていい。
異世界出身者でもそれは同じでファントムは魔力のない地球でも魔術を使っていた存在。
故にその魔力の潜在力もーーーー。
[驚いたな、Word1つでもこれくらいなのか]
目の前に広がる炎を見ながら頷くと
[ーーー水よ、流れよ]
炎を消しながら振り向く。
[な、なんなんだてめえ!!]
生き残った1人が叫ぶ!
[名乗るほどではないさ]
そう言った瞬間生き残り6人の首が飛ぶ!
[・・・どうやら身体能力も向上しているようだな]
[あ、あなたは?]
目の前の赤い髪の美しいルビーのような高貴な女騎士は少し怯えながらも問いかけてきた。
[ファントム殿はすごいのですね!]
[転移魔術を失敗したのを褒められてもな]
ファントムはとりあえず転生者がどんな扱いをされてるのかわからないため、あえて自分を魔術の使える男で名も無き村から転移失敗して迷っていて遭遇したという設定にした。
[(なかなか無茶な設定したとは思うが、話が通じることをみると珍しいことではあるが、けしてないことじゃない話か、それに…)]
自身の変化にも気を向けていた。
[(とても漲るような感覚、たしか魔力を体に集めやすい性質だと回復もはやいんだったか)]
ゾディアックに渡された知識を参照して頷く。
しかし容姿は変わらずとも、身長190センチに細身、日本人には本来ない紅いの瞳、黒いフードと黒衣。普通ならば警戒に値する人種だろうにこの女性はなんとも気安い、身長178はあろうかという高身長に赤い流れるような赤髪、瞳はルビーのように澄んでいて、鎧の中から弾け飛ぶようなふくよかなもの、スタイルもよく男なら誰もがふりむくような美女だ。
[そういえば私の名前がまだでしたね!]
[そういえばそうだな]
[私の名はスカーレット=リディア!リディア国第2王女です!]
まさかの王女様か…。




