第48話「魔族の将軍『我らに魔法の炎は効かぬ!』 俺『じゃあ化学反応(テルミット)で燃やすわ』〜約3000度の超高温で蹂躙する〜」
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「魔法の炎が効かないなら、テルミット反応(化学)で燃やせばいいじゃない」
というわけで、理系チートの定番「テルミット反応」による約3000度の蹂躙劇でした! 魔力を一切使わない化学反応の熱なので、魔力障壁を完全にすり抜けてしまいます。魔族将軍、ドンマイ!
「理系チート最高!」「圧倒的でスカッとした!」と少しでも楽しんでいただけましたら、
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▼次回予告
逃げ惑う魔王軍の残党。彼らを待ち受けるのは、空気を奪う「真空圧殺」!
そして国境にそびえ立つ超巨大な「鉄筋コンクリート防壁」の錬成!
次回、東方神国防衛戦、完全決着!
空から落とした純粋な質量兵器『神の杖(タングステンの杭)』によって、数千の魔王軍先遣隊は一瞬にしてクレーターの一部と化した。
「な、なんという威力じゃ……! あれが、レン殿の魔法……!?」
「いや、魔力は一切感じなかったぞ! ただ鉄の柱が降ってきただけだ!」
生き残った東方神国の侍たちが、震える声で空を見上げている。
俺はゆっくりとクレーターの底へ降り立ったが、そこで土煙の中からぬっと巨大な影が立ち上がるのを見つけた。
「……おのれぇぇぇっ! 人間風情が、姑息な真似をぉぉぉっ!!」
現れたのは、先遣隊を率いていたであろう身長3メートルを超える魔族の将軍だった。
分厚い魔力障壁のおかげで即死は免れたようだが、鎧はひしゃげ、息も絶え絶えだ。しかし、その瞳にはどす黒い怒りと傲慢さが渦巻いている。
「貴様ぁ! 我ら高位魔族をコケにしおって! だが、貴様の奇策もここまでだ! 我らにはいかなる炎の魔法も、氷の魔法も通じぬ絶対の耐性があるのだからな!」
将軍の周囲に、禍々しい闇の魔力が膨れ上がる。
なるほど。魔族というのは生来の魔力絶対量が高く、外部からの魔力干渉(つまり普通の攻撃魔法)を無効化するチート特性を持っているらしい。
「絶対の耐性ねぇ……」
俺は鼻で笑い、将軍に向かって右手をかざした。
「じゃあ、魔法じゃなくて『化学反応』で燃やすわ」
「……は? かがく、だと?」
俺は【土魔法】を発動し、足元の土壌から二つの物質を高速で抽出・精製した。
一つは『酸化鉄(錆びた鉄の粉)』。もう一つは『アルミニウムの粉末』だ。
この二つの粉末を均等に混ぜ合わせ、風魔法で操作して魔族の将軍の鎧にペタペタと付着させる。
「なんだこの粉は? 目眩ましのつもりか! くだらん、我が闇の魔法で消し飛べぇっ!」
「悪いが、もう発火点は超えてるぞ」
俺は指先でパチンと小さな火花(摩擦熱)を起こし、将軍に付着した粉末に引火させた。
その瞬間。
カッッッッッ!!!!!
太陽が地上に落ちたかのような、直視できないほどの強烈な閃光が弾けた。
「ぎゃああああああああああああっ!?」
将軍の巨体が、まばゆい光と超高熱に包まれる。
『テルミット反応』。酸化鉄とアルミニウムの粉末が混ざった状態で熱を加えると起こる、強烈な酸化還元反応だ。
発生する温度は、実に約3000度。鉄すらも容易にドロドロに溶かす超高熱である。
「あッ、あつ、熱いいいいいっ!? な、なぜだ! なぜ我が魔力障壁が発動しない!? これは魔法の炎ではないのかぁぁっ!?」
将軍が絶叫しながらのたうち回る。
当然だ。これは魔力で生み出した炎ではなく、純粋な物質同士の「化学反応」によって発生した熱エネルギーに過ぎない。魔力障壁は「魔力」を感知して防ぐシステムである以上、ただの物理的な超高熱は素通りしてしまうのだ。
「言っただろ、ただの化学反応だって。魔法耐性に胡座をかいてるから、現代物理学の前に手も足も出なくなるんだよ」
俺が冷たく見下ろす中、約3000度の超高熱は魔族の強靭な肉体も、自慢の鎧も、すべてを等しくドロドロの液体へと変えていく。
数秒後、閃光が収まった場所には、将軍だった『黒い炭の塊』だけがポツンと残されていた。
「ひぃぃぃっ!?」
「しょ、将軍閣下が……ただの粉と火花で、燃えカスに……!?」
後方で生き残っていた魔王軍の残党たちが、ガチガチと歯を鳴らして震え上がっている。
物理法則を無視してイキっていた異形どもが、現代の科学(化学)の前に為す術もなく絶望する。
この圧倒的な蹂躙劇こそが、俺の理系チートの真骨頂だった。
「さて……残りのゴミ掃除もサクッと終わらせるか」
俺は逃げ出そうとする魔族の残党に向けて、再び土魔法の演算を開始した。




