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第42話「要塞のテラスに『純喫茶』をオープンしてみた。〜特製の分厚いトーストと甘い小倉あんの『モーニングセット』で、優雅な朝活を満喫する〜」

流れるプールで遊び尽くした翌朝。

少しだけ早起きした俺は、まだ静かな空中要塞のテラスに出て、ひんやりとした朝の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。


「よし。今日は、極上の『朝活』をしよう」


スローライフを極めるなら、朝の時間の使い方は非常に重要だ。

俺はテラスの端のスペースに手をかざし、【土魔法・構造拡張】でレンガ調の落ち着いた壁面と、木目の美しいテーブルを錬成した。さらに、座り心地を追求したフカフカの赤いベルベット生地のソファを配置する。


あっという間に、前世の記憶にあるレトロで落ち着く『純喫茶』のような専用リラックススペースが完成した。


「次はメニューだな」


俺はキッチンに向かい、昨日から仕込んでおいた魔力小麦の生地をオーブンで焼き上げる。ふっくらと膨らんだ食パンを、思い切って通常の三倍ほどの「超厚切り」にスライスした。

さらに、甘く煮詰めた小豆(アズキに似た豆)の特製『小倉あん』と、茹でたての半熟卵。

飲み物は、深煎りした香ばしいコーヒー豆(似の木の実)から抽出した、コクのあるブレンドコーヒーだ。


『ふわぁぁ……。お兄ちゃん、おはよぉ……。すっごくいい匂いがする……』

『レン様、おはようございます。まあ、テラスに素敵なお店ができている……!』


パジャマ姿のまま目をこすりながら、シロとクレアが起きてきた。

ドカドカと足音を立ててガンダルも合流したところで、俺は赤いソファに三人を通した。


「いらっしゃいませ。当店の『モーニング』になります」


俺がテーブルに並べたのは、湯気を立てるブラックコーヒー(シロとクレアには神牛のホットミルクだ)と、その横に添えられた分厚いトーストのセットである。


「お兄ちゃん、このパン、すっごく分厚い! しかも上に黒くて甘そうなのが乗ってるよ!」

「ああ。こんがり焼いた厚切りトーストに、Aランク魔牛のバターをたっぷり染み込ませて、その上から特製の『小倉あん』を乗せてある。一緒に食べてみろ」


シロが両手で分厚いトーストを持ち上げ、大きな口を開けてかぶりついた。


「サクッ……じゅわぁ……っ!」

「――っ!! お兄ちゃん、これすっごく美味しい! パンが外はサクサクなのに中はもっちもちで、しょっぱいバターと甘いお豆が、お口の中でとろけちゃうよぉ!」


シロの狐耳がピンと立ち、寝癖のついたシッポがパタパタと嬉しそうに揺れる。


「本当ですね……! この甘じょっぱい組み合わせ、癖になりそうです。それに、この赤いソファ……体が包み込まれるみたいで、ずっと座っていたくなります」

「うむ! この苦味のある黒いコーヒーを飲んだ後に甘いパンをかじると、無限に食べられてしまうわい!」


クレアもガンダルも、分厚い小倉トーストの虜になっていた。


「ちなみに、飲み物を一杯頼むと、このトーストとゆで卵は『無料』でついてくるシステムだ」

「ええっ!? そんなの、お店の利益が出ないじゃないですか!」

「いいんだよ。ここは俺たちだけの、世界で一番贅沢な喫茶店だからな」


窓(結界)の外には、朝日に輝く美しい雲海が広がっている。

静かで落ち着いた純喫茶の空間で、極上のコーヒーと小倉トーストを味わいながら、家族とゆったりとした朝の会話を楽しむ。

心と体が芯から満たされていくのを感じながら、俺たちのスローライフはさらに極上の領域へと突入していくのだった。

お読みいただきありがとうございます!


「最高の朝活には、最高の純喫茶とモーニングセットが必要だ」

ということで、要塞の中にレトロな喫茶店を作ってしまいました!

分厚いトーストにバターを染み込ませ、たっぷりの小倉あんを乗せる……名古屋でお馴染みのあのモーニング、異世界でも絶対にウケるはずです(笑)。


【★読者の皆様へ特大のお願い★】

現在、本作は「小説家になろう」で開催中の大型コンテスト

『第2回BK小説大賞』および『第1回ブシロードワークス小説大賞』にエントリーしております!


「小倉トースト食べたくなってきた!」「赤いソファのお店、最高に落ち着くよね」と少しでも共感・楽しんでいただけましたら、


どうか、ページ下部にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援していただけないでしょうか!

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引き続き、よろしくお願いいたします!

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