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第38話「特許収入(無限の資金)で、可愛い妹のお買い物を全部奢ってみた。〜高級ブティックを貸し切りにした後、大衆居酒屋の巨大な焼き鳥を家族で堪能した件〜」

「わぁぁ……! お家がいっぱい! 人もいーっぱいいるよ!」


空飛ぶキャンピングカーを迷宮都市の郊外(ステルス結界付きの専用駐車場)に停め、俺たちは賑やかな大通りへと足を踏み入れた。

シロは俺とクレアとしっかり手を繋ぎながら、狐の耳をピンと立てて目を輝かせている。これまでは路地裏の暗い場所しか知らなかった彼女にとって、活気に満ちた大通りはまるで遊園地のように見えるのだろう。


「今日はシロの欲しいものを何でも買う日だからな。遠慮しなくていいぞ」

「ほんと!? お兄ちゃん、ありがとう!」


俺たちはまず、都市で一番大きい高級ブティックへと入った。

場違いな服装(とはいえ俺の魔法で作った特注の繊維だが)の俺たちを見て、店員が少し怪訝な顔をした瞬間。俺はギルドマスターから渡されている『ガスマスク特許の特別報酬カード(黒金色のギルド証)』をカウンターにポンと置いた。


「この子に似合う服、端から端まで全部包んでくれ。サイズ直しは不要だ(後で俺が土魔法でミリ単位で調整するからな)」

「ヒッ……!? こ、これは特級VIPの証……!! かしこまりましたぁぁぁっ!!」


店長が土下座の勢いで飛んできて、店は実質的に貸し切り状態となった。

シロが「これ可愛い!」と指を差したリボンやドレス、靴、そして魔法の絵本やぬいぐるみなど、値段を一切見ずに片っ端から亜空間収納ポーチへと放り込んでいく。


「ふふっ、シロちゃん。この水色のワンピースもすごく似合いますよ!」

「お姉ちゃん、こっちの髪飾りもすっごく可愛いーっ!」


キャッキャとはしゃぐ二人を見ながら、俺は優雅にソファーでお茶を飲んでいた。資金が無限にあるというのは、心に圧倒的な余裕をもたらしてくれる最高のチートだ。


◆ ◆ ◆


数時間後。

両手(正確には四次元ポーチの中)にいっぱいの荷物を抱え、ショッピングを大満喫した俺たちは、すっかり夕闇に包まれた大通りを歩いていた。


「お兄ちゃん、お姉ちゃん……今日はいっぱい買ってくれて、本当にありがとう。私、夢みたいだよ」

「まだまだ、これから毎日が夢みたいに楽しくなるぞ。……おっ、ちょうど腹も減ってきたな」


「そうですね。レン様、夕食はどこかのレストランに入りますか?」

クレアが尋ねてきたが、俺は少し離れた場所にある、ひと際活気のある看板を指差した。


「いや、今日はあそこに行こう。『貴族の鳥亭(通称:貴鳥)』だ」

「きぞくの、とり……?」


そこは、迷宮都市の冒険者や商人たちで連日超満員の大衆居酒屋だった。

店内に入ると、威勢の良い店員たちの声と、香ばしく焼ける肉の匂いが立ち込めている。特筆すべきは、メニューの値段だ。飲み物も料理も、すべて一律「銅貨3枚(約300円相当)」という驚異の均一価格設定なのである。


「さあ、遠慮せずに食え」


俺たちが注文した名物の『巨大鳥のネギマ串』と『キャベツ盛り』が運ばれてきた。

串焼きは、普通の店の三倍はあろうかというほどの超巨大サイズだ。


「わぁっ! お肉がすっごくおっきい!」

シロが両手で串を持ち、大きな口を開けてかぶりつく。


「はむっ……! ――んんっ!! お兄ちゃん、これすっごく美味しい! お肉がぷりぷりで、甘辛いタレがたまらないよ!」

「本当ですね……! お城のフルコースで出てくるお上品な鳥肉よりも、ずっとジューシーで食べ応えがあります!」


クレアも口の周りにタレをつけながら、目を丸くして焼き鳥を頬張っている。

高級な魔獣の肉を家で食べるのもいいが、こういう活気ある店で、安くて美味い巨大な焼き鳥に齧り付き、冷えたエール(俺は酒、二人は特製ジュースだ)で流し込むのは、また違ったベクトルの極上スローライフだ。


「よし、追加で釜飯と唐揚げも頼むか。全品均一価格だから、いくら食べても安心だからな」

「わーい! お兄ちゃん、私お肉もっと食べるー!」


俺たちは賑やかな喧騒の中、美味しい大衆グルメを心ゆくまで堪能した。

お金の心配など一切ない無双の財力と、それを一緒に笑って楽しめる愛すべき家族。俺の思い描いた理想の日常は、迷宮都市の夜空の下でさらに輝きを増していくのだった。

お読みいただきありがとうございます!


財力チートからの、大衆居酒屋での焼き鳥パーティ!

高級店もいいですが、一律価格で巨大な串焼きが食べられるチェーン店って、活気があって最高ですよね。

シロちゃんもクレアも、お口いっぱいに頬張って大満足の一日でした。


【★読者の皆様へ特大のお願い★】

現在、本作は「小説家になろう」で開催中の大型コンテスト

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「シロちゃん可愛い!」「焼き鳥とエール、たまらん!」と少しでも楽しんでいただけましたら、


どうか、ページ下部にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援していただけないでしょうか!

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引き続き、よろしくお願いいたします!

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