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第36話「白狐の幼女に『シロ』と名付け、魔法で極上の子供部屋をDIY。〜可愛いお洋服とフカフカのベッドに、ドワーフの爺さんもメロメロになった〜」

翌朝。

俺たちが朝食の目玉焼き(神牛のバター焼き)を食べていると、昨日保護した狐の獣人の女の子が、目をこすりながらリビングに起きてきた。


「おはよう、お兄ちゃん、お姉ちゃん……。あの、昨日の美味しいご飯とフカフカのソファ、夢じゃなかったんだね……」

「おはよう。夢じゃないぞ。そういえば、お前の名前をまだ聞いてなかったな」


俺が尋ねると、少女は少し俯いて首を横に振った。

「私、名前ないの。路地裏ではずっと『狐のチビ』って呼ばれてたから……」


「そうか。じゃあ、俺がつけてもいいか?」

「うんっ! お兄ちゃんにつけてほしい!」


シッポをぶんぶんと振って期待する少女を見て、俺は彼女の雪のように真っ白で美しい毛並みに目をやった。


「よし、今日からお前の名前は『シロ』だ。どうだ?」

「シロ……! わぁっ、私の名前、シロ! すっごく嬉しい!」


シロはピョンピョンと跳ねて喜んだ。しかし、その動きに合わせて彼女の着ているボロボロの布切れ(服とは呼べない代物だ)がズリ落ちそうになっている。


「クレア、シロの体を洗ってやってくれないか? 俺はその間に、あいつの服と部屋を作っておく」

「はいっ! 任せてください、レン様! シロちゃん、一緒にお風呂に入りましょうね!」

「おふろ……? わぁい!」


クレアに手を引かれて浴室へ向かうシロを見送り、俺はさっそく【土魔法】によるDIYを開始した。


「まずは服だな」


亜空間収納から上質な布地と糸を取り出し、【土魔法・繊維結合ファイバー・クロス】を発動。

シロの小柄な体型に合わせ、肌触りの良いオーガニックコットン風の生地を錬成していく。狐の耳が出せる可愛いフード付きのワンピースに、シッポの邪魔にならないよう後ろに丸いスリットを入れた特注品だ。

前世の記憶にある、段ボールに大量の衣類を畳んで詰めていく面倒な引っ越しの荷造り作業を思えば、一瞬でオーダーメイドの新品ワードローブが完成するこの魔法は本当にチート級の快適さである。


「よし、次はシロの部屋だ」


俺はリビングの隣の空き部屋に手をかざした。

壁の材質を温かみのある木目に変換し、床には転んでも痛くないように衝撃吸収性のあるコルクマットを敷き詰める。

さらに、極上の羽毛(以前倒したAランクの巨大鳥の素材)をたっぷり詰め込んだフカフカのベッドと、室内で遊べる木製の小さな「滑り台」を錬成した。


「完璧だな。我ながら良い仕事をした」


『お兄ちゃーん! お風呂、すっごく気持ちよかったよー!』


浴室から、濡れた髪を拭きながらシロが飛び出してきた。

汚れが落ちた彼女は、まさに白雪のように綺麗だった。俺はさっそく、作っておいたフード付きワンピースを着せてやる。


「わぁぁ……! これ、私のお洋服!? すっごく柔らかくて、シッポも動かしやすい!」

「似合ってるぞ、シロ。こっちがお前の部屋だ。好きに使っていいぞ」

「えっ……?」


シロは俺が作った子供部屋を見るなり、ポカンと口を開けて固まった。

そして、フカフカのベッドにダイブし、頬擦りをしてポロポロと涙を流し始めた。


「うぅ……っ。私専用のベッド……。おもちゃもある……。こんなに幸せでいいの……? 明日、死んじゃったりしない……?」

「死なないよ。これからは毎日、ここで好きなだけ遊んで、美味しいご飯を食べるんだ」

「お兄ちゃぁぁぁんっ!!」


シロが俺の胸に飛び込んできて、そのモフモフのシッポを俺の腕に巻きつけてくる。最高に癒やされるスローライフのひとときだ。


「おお? なんじゃ、朝から騒がしいのう。泥棒でも入ったか?」


そこへ、工房からドワーフのガンダルが顔を出した。

手には、また何か新しい生活家電を作ろうとしていたのか、チタン製の歯車を握っている。


「ガンダル。うちの新しい家族のシロだ。昨日、牧場のチーズの匂いにつられて密航してきたんだよ」

「シロです……。おじいちゃん、はじめまして」


シロがフードの狐耳をぴこぴこと動かしながら、ぺこりとお辞儀をした。


「…………ッ!!」

ガンダルは持っていたチタンの歯車を床に落とし、目を見開いた。


「な、なんじゃこの愛らしい生き物はぁぁぁっ!!? 天使か!? 獣人の皮を被った天使なのか!!?」

「おじいちゃん、お顔が怖いですぅ……」

「おおっとすまん! ワシはガンダルじゃ! シロちゃん、ちょっと待っておれ! 今すぐワシの鍛冶技術の粋を集めて、絶対に錆びなくて壊れない『チタン製のガラガラ(おもちゃ)』と『ミスリルの三輪車』を打ってやろう!!」


「えっ、ほんと!? ありがとう、ガンダルおじいちゃん!!」

「『おじいちゃん』……っ!! (ブワッ)」


ガンダルはシロの極上の笑顔と「おじいちゃん」呼びに完全にノックアウトされ、滝のような涙を流しながら工房へとすっ飛んでいった。


俺の理系魔法による最強の子供部屋と、ドワーフの溺愛。

シロという新しい癒やし(妹)が加わったことで、空中要塞の毎日はますます賑やかで、笑顔の絶えないものになっていくのだった。

お読みいただきありがとうございます!


白狐の女の子の名前は「シロ」に決定しました!

フカフカのベッドに可愛いお洋服。そして滑り台付きの子供部屋。

過酷な生活をしていたシロちゃんも、これで完全にスローライフの虜です。

そして案の定、ガンダル爺さんが孫娘の可愛さにメロメロになってしまいました(笑)。


【★読者の皆様へ特大のお願い★】

現在、本作は「小説家になろう」で開催中の大型コンテスト

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「シロちゃん可愛い!」「ガンダル爺さんチョロすぎw」と少しでも楽しんでいただけましたら、


どうか、ページ下部にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援していただけないでしょうか!

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読者の皆様の応援が、本作の躍進とシロちゃんの笑顔を守る力になります。

引き続きよろしくお願いいたします!

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