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21.1ちょっと!!私は?

私、ひさくんに告白したのに返事もらってない…

おかしいな、ちゃんと言ったはずなのに。

あれから数日が経ってもう何回も顔を合わせてるのに一度もその話題にならない。


これは呼んで聞いてみるしか…

いや、でもそんなことしたら重い女だって思われたくないし、うーん…


「あれれ、私を差し置いてよそ見かしら?上等じゃない」

何者かが私のことを狙って銃を撃ったようだ。

しかしあと数秒で当たるところで難なく弾は破壊された。


「うーん…」


「私の攻撃をかわして、なお考え事をやめない。余裕そうだね」

アリスも余裕そうな言葉使いで話しているが表情には余裕がない。


「あ、いたんだ。」

千夏は悩んだ末に声をかけた。今は戦闘任務中、でもそんなの関係ないぐらい今は余裕があった。

「あんたが後輩をいじめたアリスっていう人?」

 目の前の女性は鋭い目つきでにらんでくる。あきらかにほったらかしにしていてイラついているようだ。


「そうだと言ったら、私と戦ってくれるの?あんたさっきから私が眼中にないみたいだけど私は戦いたいの。あなたと。ごめんだけど戦って死んでくれない?」


「はぁー、めんどくさ。敵がこういうやつだと喋り方を気にしなくていいから楽だわ。」

千夏はいつものお嬢様から変わって今はかなりラフに話す。


「私じゃなくてあんたを殺してやるよ。あんたなんて眼中にないけど特別にね」

千夏は刀の鍔に親指をかけた。


「は、強気な女の子ね。やれるものらやってみれば。私の相手にはならないとおも…は?…」

アリスの目には何も目視することができなかった。自分の身体から流れる生々しい血が滴る。


「あれっれ〜?どこまでそっちは強気でいられるかかな?。もうすこしだけならやってやるよ。そのあとは切り殺すから」

もう一度千夏は刀に手をかけた。


「あ、!?…バカな」

手を刀の鞘にかけたところまでは目で追えているのに…そこから先が全くといえるほど見えない。

(こんなこと、人間業でありえるのか…?)

アリスは目の前の少女に太刀打ちできない。圧倒的な有効打、それをこの中でどうやってみいだせばいいのか。

「クッソ、が」

さらに一撃が胴体腹部に三連撃にもろに、刃が食い込んだ。口から何か出てきてもおかしくない。


「よっと。う~んいい眺め。アリスとか言うお姉さんには敗者になってもらおうかな…。それにしても、刃の方できらなくても結構いいダメージはいったんじゃない?」千夏は鉄柱の先端に着地した。


「あっそ、アンタの自己推理だけでそう思われるのわはシャクなんですけど。それより、そんな目立つところにいて大丈夫なんですかね。剣士さん?」


「うん?」


轟音とともに鉄柱が爆発した。足場を崩したというよりかは千夏、本体のあたりで爆発の光と煙でつつまれる。


「ナイス。グレー。あの生意気少女をなんとかしてだまらせて。」


「いわれなくてもやりますよ。仕事なんだし」

無線機越しに低音ボイスで雑音まじりな声がきこえてきた。

「それより、今の命中弾。そこそこの鍛えているやつで即死するはずなんだけど、死んでない?」


「う~ん…」アリスが見渡す先は煙が晴れてようやく確認できた


「なにこれ。すっごく煙いんですけど…」

煙をかきわけながら姿を現す少女。全身純白のアーマーに飾られて、その姿は月明かりを反射させ光輝いている。


「…。こっちでも確認した。やっぱり有効打なしか…」


「ええ、そのようね。グレー。逃げるわよ」


すかさず目の前の敵を把握した。

「もしかして逃げるつもり?この私からいい度胸じゃない。さっきのスナイパー、ここからざっと1334mぐらいか…」


遠くはれたところで千夏を照準店でとらえていたグレーの目が千夏の目と合った。

「やっば、」

声を発せられたのはその一言だけ、次の瞬間には目の前に人影があった。


「私の最新モデルはスピード重視で作ってもらったんだ。そいうことで、お前の場所になんて瞬きするぐらいしかからないから」

後頭部側面、直球に足をいれる。そしてビルのコンクリートに押しつぶした。

「いったそ~。さっきの弾丸のお返しってわけで、いいかな?」


「アリス、お前だけでもにげろ、こいつは俺らには…ぅう」


千夏がさらに頭を押し付けた。

「はい、すこしだまってな。もうひとりも私がしとめるから。」


グレーはその場で倒れた。まだ心臓はとまっていない。まだ。でも次は私だ。

「ここまでとは、この前の二人が可愛くみえたわけだ。こいつがここの最強か…。」


「この前の二人が弱いわけじゃないから。私が最強なだけ。でも二人をばかにしたら殺すから。たとえご命令が生け捕りだったとしてもね」


アリスと千夏の距離は1334m。その距離間は今の状況では到底スキがある距離ではなくなった。

今すぐ逃げるか、一戦交えるか。

それはあきらかに前者。


「消えたか…」アリスの反応が消失した。

(まぁ、泳がせて尻尾捕まえなきゃいけないし。いい生き餌にはなるか)


「あ、凛さん。このボディ、純白でいいでしょ。この色と形は私が着たかったドレスをイメージしてるんだ。」


上空のヘリのうえでサポートをしていた凛に無線がはいってきた。それは任務中だったとは思えない腑抜けた声。


「ええ、よかったじゃないの。でもよくそんな色、上か許可が下りたわね。ちょっと。目立ちすぎじゃない?」


「えっへん。私最強だから」


「恋愛はどへたじゃない」


「む、独身アラサーにはいわれたくない」

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