↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
51/69

人化


 「くそがぁ!!!!」


 ひとりの男が叫びながら走り続ける。

 白いローブを纏うのみで、その実、下は何も着ていない様子。


 そう完全に変態である。


 「とかいうテロップが流される~。早くそれっぽい装備品ドロップしろよぉ!」


 などと叫ぶ儂である。


 そう、儂ことサン。可愛らしい猫だったサンである。


 それが今や、迷宮内で誰もいないとは言え、この格好では完全に変質者ではないか。

 

 ちなみにこの現状はランクアップしたからである。



 それも一週間半で第三を超え、お次の第四ランクまでランクアップしたからなのだが、




 うむ、狩りに狩りまくってのランクアップで苦労もひとしおじゃったが、とにかく淡々と種々様々な魔物を倒しては深く深く入り入り、そして、これが第四ランクにあるとかいう人化かと、少々びっくりしたものだ。

 

 ちなみに、第三ランクアップ後はこんな感じのステータスになった。




 名前:サン

 職業:使い魔 種族:猫  

 ランク3 魔猫


 ステータス

 

 筋力 44

 敏捷 66

 生命 42

 魔力 108

 知力 60

 精神 63

 器用 79



 経験値(0)


 スキル

 猫魔術(Lv.13)地魔術(Lv.10)水魔術(Lv.10)火魔術(Lv.11)風魔術(Lv.6)光魔術(Lv.6)闇魔術(Lv.1)聖魔術(Lv.7)邪魔術(Lv.1)無魔術(Lv.1)





 で、現状第四ランクではこんな感じになっておる。



 名前:サン

 職業:使い魔 種族:猫  

 ランク4 猫魔将


 ステータス

 

 筋力 436

 敏捷 598

 生命 460

 魔力 1624

 知力 911

 精神 786

 器用 863



 経験値(0)


 スキル

 人化 猫魔術(Lv.21)地魔術(Lv.19)水魔術(Lv.20)火魔術(Lv.20)風魔術(Lv.19)光魔術(Lv.22)闇魔術(Lv.4)聖魔術(Lv.17)邪魔術(Lv.3)無魔術(Lv.4)




 10倍のこの差は一体何じゃろう?

 ともあれ、人化を得られたことは大きい。

 それもあるんじゃろうな。



 あ、魔術に関してもけっこう頑張ったのでレベルアップしまくったわけじゃ。

 酒場との往復の日々はなかなかじゃったのぉ。

 鑑定もハルバートの売ったお金でそこそこ潤沢じゃしな。

 そして、相変わらず迷宮からで当たら経験値が0になるという謎。

 まぁ、今は多少計算しつつで行っているのでひどい損になっているわけではないが、とにかく、どうにかなっておるわけじゃ。

 


 とにかく相当なステータスアップである。

 特に魔力は四桁突破である。

 これはびっくりと、第四ランクアップしたとき、儂はウィンドウを眺めてにまにましておったが、はたと気づく。


 ウィンドウに映し出した顔を見て、愕然となった。


 この顔、セカンドアバターのほうの若い者の顔じゃ。


 ちなみにファーストアバターは儂がファンじゃった顔にしておった。

 やはり、必殺○置人はすばらしいの。ちなみに○客商売もまたよしじゃな。


 ただ、次のアイドルがやったものはちょいとのぉ。


 どうしても頭の中でそぐわんイメージがあったわい。


 とはいえ、できるならそのいぶし銀の顔でいたかった。

 はぁ、まぁ、無難な若者の顔じゃし、今はそれでよし、としよう。


 ただのぉ、


 「にゃ?」


 ランクアップした瞬間に思ったが、なんかアメにじっと見られておるのが、落ち着かん。

 そりゃまぁ、またの間をぶらぶらとさせておったら気にはなるわな。


 ってか、ちょ待て裸とはどういうことじゃ?


 まぁ、首にポシェットをひっかけておるが、裸ポシェットってなにか需要でもあるんか?



 とにかく猫へ


 猫へ


 ・・・ねこへ



 ・・・・ねこ、へ?



 ちょいと待て!

 猫に戻れん。

 これはどういうわけじゃ?

 ま、まずい、このままではひっじょーーにまずい。

 ダメージはないじゃろうが精神ダメージはかなりでかい。

 

 下手すれば社会的に死ぬ。


 文句なく死ぬ。


 まさかランクアップに殺されるような日が来るなんて夢にも思わんかったよちきしょー!!



 考えてみれば、どこぞのRPGでは転職後装備品は何もなくなるという現象があったりするし、少なくとも、さっきまでの儂、猫じゃったわけじゃから当然、服なんぞきたわけではなかったからの。




 ちょうど迷宮に入ってランクアップしたのは運が良かったので誰に見られたわけでもなかったからよかったが、しかし、このまま迷宮から出るわけには行かん。


 そんなわけで、裸状態のままこそこそしながら一気に浅いところからもっと奥へと大急ぎで走っていったが、さらに運良く白いローブが落ちていた。

 どっかのヒーラーさんが死んじまってローブも吸収中であったか、単にわすれものであっただけか、それは知らんが、ともあれ、あってよかった服である。

 

 これで、パッと見どうにか見られた姿になったわけなんじゃが・・・・


 あー、どうしたもんか、このままでは完全に春先によく出ると言われる変質者じゃ。


 さらに下に着るものをさがさんとと、あちこち探し回って・・・・・










 今に至る。



 むぅ、次にランクアップする値はよく知らんがとりあえず、けっこう倒しまくりのうえ経験値も稼ぎまくったわけじゃがなぜだ、なぜ、白ローブ以降服が落ちておらん。悪意があるとしか思えんくらいじゃ。

 ドロップとかもしても良いものをナイフとか魔石ばかり。

 

 服くれ、服。


 それに経験値効率もやはり前よりも悪くはなっておる。

 服もそうじゃが、あと一体どれほどためれば次のランクアップになるのかわかりはしない。

 おそらく、次のランクアップでなにがしかの解除なり猫に戻れるなりの方法が取れるじゃろう。

 たとえ、このまま戻って


 「あなたの使い魔です」


 なんて言おうものなら卒倒ものじゃろう。

 わしならそうなる。


 そもそも見知らぬ男が現れてあなたのしもべでございというとなれば進行形でそのさまを見ているのならばともかく、何か通っているものがあるのかもしれんとしても、絶対に「だれ?!」となるのは明白じゃ。


 なので、必死になって元に戻る方法を探っておるというわけじゃな。


 

 「くそ、ここまできてもまだ見当たらんか。パンツの一枚も落とせ。のぉ、タイガーマンとやら!」



 ちょうど、以前は苦戦していたタイガーマンを複数相手取っておって、ほぼほぼ通常の敵と変わりなくほふってしまえておるわしがここにおった。

 ちなみに今わしがいるところは一階層ではない。


 既に四階層の墓場エリアと呼べるところまで一足飛びで進出しておった。



 第二階層までの洞窟エリア。

 第三階層の泥壁エリア。


 その間に、数多の魔物をほふってほふってほふりまくって、探し回っておる次第である。

 人も第三あたりで見かけなくなった。


 敵の強さが尋常ではないほどアップしているというのもあるが、広大なマップすぎるというのも問題かもしれん。


 でも、今はそれに救われておる。

 

 ともあれ、二週間、過ぎてしまっておるのは重々承知じゃが、連絡の使用もなく、すまん、メル。

 もう少し、こもらせておくれ。



 アメはこんな状況なので、もうそこそこ育ったので地上で待機させ、完全ソロで挑んでおる次第であった。










 おーい、服に解除方法、ってかランクアップ!


 でーてこーーい・・・・・




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。