結婚の行方
「実は、俺の親父にとっては結婚相手はどうでもいいらしい。とりあえず俺を結婚させていだけみたいだ。それは、俺が敵対する娘と恋に落ちた話にまで、遡るのだが、どうやら、結婚させてあきらめさせようと思ったみたいだ。その前に、彼女からごめんなさいをされた俺には、結婚の二文字は抹消されていたんだが、親父の頭には、それが残っていたみたいだった。というわけで、今回の結婚騒動は、俺自身も嫌な相手とは結婚したくない。仮に結婚したとしても、彼女とは幸せに暮らせる気がしない。」
「ちょっと待って、どうして私ならいいのよ」
「実は、結婚の候補者のロッテンマイヤーさんは苦手で」
「どうして?」
「きっちりと理詰めでお話をされる方で、苦手なんです」
「でも、私もそうかもしれないじゃない」
「それは、心配ありません。あなたはそんな人には見えませんから」
「どうして、わかるのよ」
「これです」
そこには、うにょ論とした物体があった。人魂にしては、炎はなく、そんな物体が私の目の前にいた。そして、その物体が私に話しかけた。
「あなたは、そんな方ではないようです」
そう言い切る目の前の物体は、最新の通信機器、人の脳波をキャッチして、人間性をある程度判別できる能力を持っているらしい。そんな機械が私を問題ないと言い切っているんだけど、そうはいかない。
「でも、私は、高校生よ」
「しかし、お義父様方は了解されています。ですから、岡田さん、この政略結婚を成功させましょう」
はぁ・・・
こうして、家に戻ることが出来た私なんだけど、溜息しか出ない状態だった。




